ネギ侍の鍛錬場

趣味に関する記事を投稿します。

【FEエンゲージ】王族ユニットと専用スキルの関係性

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

私は当ブログ”ネギ侍の鍛錬場”にて普段『FEエンゲージのユニット育成論』などの記事をしていますが、今回は育成論ではなく、キャラクターの深掘りに関する考察をまとめてみたいと思います。

 

今回のテーマは『王族ユニットとその専用兵種スキル』についてです。

 

(画像:物語を読んで感動のあまり号泣するブシュロン。この考察がまとまった時の私の心情と似たものを感じました)

 

 

【1】はじめに

 

 

私は普段FEエンゲージの本編を周回プレイしており、基本的にはキャラクターの性能面や育成論に関する考察を頻繁に行なっています。こうした戦闘面の面白さを楽しむのはもちろんですが、別の楽しみ方として、「キャラクター同士の支援会話などの情報を元に、それぞれのキャラクターのバックグラウンドなどを考察して深掘りする」方法があります。”キャラ咀嚼”と呼ばれたりもしていますが、FEエンゲージは支援会話や紋章士との絆会話、本編進行によって関連深いユニットの散策会話など、様々な場面・要素から情報を抽出して考察し、正に「点と点を結んで線にする」作業が必要となります。

 

今回の記事では、以前私がX上で投稿した内容とほぼ同じではあるものの、『各国王族ユニットとその専用兵種マスタースキルの関係性』について書いてみたいと思います。

 

 

【2】本編

 

 

ルフレッド

アヴニール

兵種スキル

【金蓮】

技%で、物理攻撃のダメージを半減する

 

 

ルフレッドと言えば『1 + 1 = 筋肉!』と言わんばかりに、臣下のエーティエと共に日頃から筋肉や鍛錬の話ばかりしている印象があります。

 

兵種スキル”金蓮”は何を元にしているか考えた時に、フィレネといえば『花』の印象が強かったので『花言葉』をキーワードに調べて考えてみました。すると、『金蓮花キンレンカナスタチウム』という色鮮やかな花があるそうで、その花言葉種類によって多少変わるものの『光の導き』や『困難に打ち勝つ』だそうです。

(参考:https://greensnap.co.jp/columns/nasturtium_language#

 

ルフレッドは幼少期に病弱だった過去があり、そんな自分を変えるために鍛錬に励むようになったと支援会話などで語られています。地道に努力を積み重ね、ついには克服して丈夫な肉体を手に入れたアルフレッドの生き様そのものが、専用職アヴニールの兵種スキル『金蓮』に込められているように思います。

 

このスキルは物理攻撃に対してのみ有効ですが、支援会話で垣間見える通り、元気に見える今現在でもたまに発作が起きるそうで、こうした要素は「魔法攻撃は対象外」という形で表されているように思います。

 

 

 

セリーヌ

フロラージュ

兵種スキル

【華炎】

技%で、魔法攻撃には力の半分を、その他の攻撃には魔力の半分をダメージに追加する

 

 

紅茶好きで平和を望み、基本的には争いごとを好まない王女です。

 

しかし、兄のアルフレッドが幼少期病弱だったことから、「いざという時には自分がこの国(フィレネ)を護る」と決意し、剣術と魔法の鍛錬を積み重ねた過去があります。幸いにもアルフレッドが元気になったため最悪の事態は回避できたものの、それでも自国の平和を脅かす存在には容赦無く立ち向かおうとする熱い心を抱くようになりました。

 

”華炎”というスキル自体は過去のファイアーエムブレム作品でも度々登場しているため馴染みのあるスキルですが、「なぜセリーヌに割り当てられたのか?」という点に着目し、セリーヌの背景を踏まえて関連する要素がないか調べました。

 

群馬と長野の県境辺りにある『北軽井沢スウィートグラス』というキャンプ場で、『アサマの狼煙』というイベントが開かれており、その一つに『華焱の陣(かえんのじん)』という催し物があったようです(参考HP:https://sweetgrass.jp/festival/202311_bonfire/index.html#)。ここで「『華焱』とは、咲き誇るように燃える華」と説明されており、普段は穏やかそうな雰囲気を感じるセリーヌですが、「国を護るため、王女としての役割を果たす」と覚悟を決めた熱き心そのものを表しているように感じました。

 

支援会話では食料に関する知識を深めたり、他国の王子や王女との関わり合いなど、様々な場面でその一端を垣間見ることができます。

 

 

ディアマンド

スュクセサール

兵種スキル

【太陽】

技%で、敵に与えたダメージの半分HPを回復する

 

 

ファイアーエムブレムの長い歴史でお馴染みのスキルですが、今回はひとまず性能に関する話は置いておきます。

 

ディアマンドは”武力の国”と称されるブロディア王国第一王子であり、この国では実力主義を掲げられているため幼少期から戦闘のための訓練に励んでいました。人によって得手不得手はあるもので、魔法の扱いに失敗して大怪我を負ったようです。「完璧な人間などいない、だから鍛錬に励むんだ」と弟のスタルークに語りかけているシーンはとても心に残っています。

 

ロディア王国はイルシオン王国と長いこと戦争状態になっており、度々攻め入り、攻め入られることを繰り返していました。ブロディアはこれまで武力にモノを言わせて発展してきたため、貴族たちは自分達の利益のために戦争を望んでいることもディアマンド自身理解しています。しかし、争いは「痛み」を生み続けるため、ディアマンドは「これ以上戦争をするつもりはない」と発言しています。つまり国を牛耳る曲者揃いの貴族達に対峙し、説き伏せる必要があります。また、自国だけでなく、これまで敵対してきたイルシオンとも対話での平和的解決に努める必要があるため、理想のためには前途多難といえます。

 

こうした苦難を乗り越え、”武力の国”の歴史に終止符を打って平和な国へと導く中心、またはその希望の光となる決意、その姿を表すため『太陽』のスキルが割り当てられたと考えました。ディアマンドは『立ち向かう黒鋼』とも称され、敵だけでなく権力者達にも立ち向かう力強さみたいなものも感じます。

 

尚、ディアマンドは本編のストーリーが進む中で、平和な国の実現のための糸口となりそうなものも見つけています。ブロディアは鉱石資源が豊富に採れる一方で、叡智の国と称されるイルシオンは工芸品に加工する技術が発展しており、貿易を通じて争いをせずとも国の発展が目指せるのでは?と、イルシオン第一王女アイビーと語り合っています。

 

 

 

スタルーク

ティラユール

兵種スキル

【月光】

技%で、敵の守備・魔防半減で攻撃

 

 

ロディア王国第二王子であり、ディアマンドとは割と歳が離れているそうです。

 

スタルークが物心ついた頃には兄ディアマンドは「あんな立派な王子はいない」と周りから評価されており、そんな兄と事あるごとに比較されて育った結果自己肯定感に乏しく、何かと卑屈な習慣が身についたようです。ただ、スタルーク自身には兄を妬むことなくむしろ尊敬しており、自身の無力さを痛感する日々を送っていました。このような事情を聞いたフォガートはスタルークを「根は優しい」と評しています。

 

父親のモリオンからは「ディアマンドに何かあればスタルークが国王になる」と聞かされていたものの、ストーリー中で神竜サイドの、特に各国の同じ境遇の第二王族達と関わっていく中で、「尊敬する兄を、国を、臣下を『僕が守る』」との思いが強くなっていきました。

 

こうした背景を踏まえ、次期国王の兄ディアマンドが『太陽』であるならば、それを陰で支えるスタルークには対照的な象徴として、歴代FE作品でもお馴染みの『月光』スキルが割り当てられたと思います。『月』というのは徐々に満ちていく様から「成長・発展」といった比喩に使われ、まさにスタルークの成長する過程をよく表していると思います。

 

 

アイビー

リンドブルム

兵種スキル

【虚空】

魔道書で攻撃した時技%で、敵の魔力の半分をダメージに追加する

 

 

ルシオン王国第一王女。

 

陰謀渦巻く王城内での暮らしはまさに地獄であり、耐え続けるにつれてどんどん精神が疲弊していたものと想像できます。人に気を許すことも簡単ではなく、唯一の希望は邪竜信仰の国柄に反抗する形で『神竜信仰』を密かに貫いてきました。

 

ところで、『虚空』とは「何もない空間」や「何も妨げるものがなく、全てのものの存在する場所としての空間」という意味になります。関連する諺の『虚空を掴む』は「酷く苦しみもがく様子」という意味があります。イルシオンでの苦しい生活に身を置きながら”神竜”様を唯一の心の支えに王女として振る舞い続けたアイビーの姿は、まさにこの諺によく表されているように思われます。

 

 

オルテンシア

スレイプニル

兵種スキル

【大樹】

杖を使用した時、技%で使用回数を消費しない

 

 

ルシオン王国第二王女ですが、イルシオン王国は国王のみかもしれませんが一夫多妻制であり、オルテンシアは側室の娘になります。

 

アイビーのところで触れましたが、イルシオン王城内は治安の悪い状態であり、正妻であるアイビー王女の母親に気に入られるため陰謀渦巻いていました。そんな中オルテンシアがまだ幼い頃に母親は亡くなってしまい、後ろ盾を失ってしまいます。普通に考えると幼い小娘1人が王女として1人で生きていくなどできるはずもありませんが、母親譲りの愛嬌と忍耐強さで力強く生き抜き、立派な女性へと成長しました。

 

大樹』とは「大きくしっかりしたもののたとえ」として使われます。オルテンシアは日頃から「可愛い?」とことあるごとに口にしてますが、これは他人から持て囃されたいという承認欲求からではなく、「いつ何時であっても可愛くありたい」という強い決意の表れからくるものだと思います。こうした強い意志を貫き、国を背負う王女として、そして1人の立派な女性として成長することができた。これはまさに初めは小さかった新芽を大事に育て、やがて立派な『大樹』へと成長させたオルテンシアの生き様そのものを表したかったのだと思います。

 

 

 

ミスティラ

ピッチフォーク

兵種スキル

【砂陣】

物理攻撃をした時技%で、守備の150%の値を力の代わりに攻撃計算する。

 

 

ソルム王国第一王女ですが、自由な国柄で育ったせいか陽気な性格で、他の国の王族より歌ったり踊ったりが好きな活発なキャラです。

 

本編を進めていくとわかりますが、王宮から出て臣下のメリン、パネトネと共に蒼炎の勇者の指輪を引っ提げて野営をして過ごしていました。しかし、これには理由があり、イルシオンで邪竜復活の兆しを察知してからは他国と協力することなく専守防衛に徹し、その時(神竜様本人)が現れるまで耐え続ける作戦の一つでした。

 

普段やたらと歌ったり踊ったりとはしゃぎ回って時に周りを困惑させることがあるものの、陰では欠かさず鍛錬に励んでいます。楽しい時間を過ごしていたとしてもキッチリ切り上げて鍛錬に励むストイックさも持ち合わせており、その理由は「”王族”は民を守るために存在しており、自分の国を守るためなら王女でも戦う必要がある」とわかっているからです。服装も王女にしては身軽な衣装となっていますが、これには「敵襲に備えて常に動きやすい服装で過ごす」目的があり、日頃飛んだり跳ねたり踊ったりしているのはいざという時に支障がないよう、ある種「準備の一環」なのかもしれません。

 

ところで、兵種スキル『砂陣』は恐らくオリジナルの用語であるため直接的な出典は見つからなかったので、似た表現から考察を行いました。まず、同じ読み方で『砂塵』という言葉がありますが、これは「砂ぼこり」を意味します。ソルムは砂漠地帯であり、砂漠での砂嵐は自然災害の一つで住み慣れた人でも身動きを取るのは危険であり、基本的には収まるまで待つ必要があるようです。また、やや表現が異なりますが「灰燼に帰す(かいじんにきす)」という諺があり、「跡形もなく焼けてしまうこと」を意味しています。こうした要素をまとめて『砂陣』とは、ソルムに害を与えようとする敵は徹底的に排除する最終奥義として、『砂~の陣』→『砂陣』となったのだと思います。 

 

 

 

フォガート

クピードー

兵種スキル

【水鏡】

反撃した時、技%で自分が受けたダメージの半分を相手へのダメージに追加する

 

 

最後はソルム王国第二王子のフォガートです。

 

個人スキル”人たらし”という表現がまさにピッタリな性格で、姉と同様に自由な国柄で育ったためか人当たりの良い陽気な性格をしています。セリーヌからは「処世術に優れる」と評されています。

 

”お気楽”な感じに見えますが、これは本人が意図してそう振る舞っており、相手を見極めるための手段の一つとしているようです。また、自分がそのように軽く振る舞うことで味方を安心させる目的もあり、必要以上に頑張る姿を見せると重圧を与えてしまって本来の力を発揮できない、との考えに基づいています。そのため自分が鍛錬する姿は決して見せないようにしています。

 

水鏡』とは「水面にありのままの姿が映されるように、物事をよく観察し真意を見極める能力に長けている。または、真の自分の姿を映し出す」といった意味を表しており、国や姉を守るためにも危険が及ばぬよう常にアンテナを張って国中を駆け回る『自警団長フォガート』にピッタリな言葉だと思います。

 

 

【3】総括

 

今回の記事では、エレオス大陸主要4カ国の各王族ユニットに割り当てられた専用スキルとの関係性についてまとめてみました。私個人の解釈である上に、支援会話など全てを網羅して行き着いた結論でもないため誤りがあるかもしれません。ただ、FEエンゲージの支援会話や絆会話で得られる情報というのは、一つ一つの要素だけでは大した情報量にはならないため一見薄っぺらく見られがちです。しかし、よくよく見ていくと正に「点と点が繋がっていく」感覚が得られ、段々と理解が深まっていくように作られているのはFEエンゲージならではの面白さの一つだと思います。

 

 

今回の記事は以上となります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2024年6月23日(日)

ネギ侍