ネギ侍の鍛錬場

趣味に関する記事を投稿します。

【FEエンゲージ】エルの運用方法について

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

今回は私の好きなゲームの一つである、ファイアーエムブレムエンゲージ(FEエンゲージ)に関する記事となります。

(※本編のネタバレを含みます)

 

今回の記事は、FEエンゲージの本編攻略において、エルの運用方法について記事をまとめていきたいと思います。

 

 

尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。

ファイアーエムブレムエンゲージ完全攻略本(徳間書店

https://game8.jp/fe-engage

https://kamigame.jp/fe-engage/index.html

https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/

https://hyperwiki.jp/fee/

 

 

この記事は以下の項目から構成されています。

 

【1】導入

【2】育成・運用方針考察

【3】運用方法紹介

【4】総括

 

 

【1】導入

 

 

エルはDLC『邪竜の章』をクリアすると加入します。邪竜の章には本編6章クリア後いつでも好きなタイミングで挑戦できるようになりますが、本編よりも難易度が高めに設定されているため、ある程度紋章士が揃って挑むことをお勧めします。尚、邪竜の章をクリアするとエルに加えてラファール、セレスティア、グレゴリー、マデリーンの5人が高レベルで加入し、チキ外伝などの神竜の章の敵レベルが格段に上がることには注意が必要です。この記事では、DLC購入且つ神竜の章と邪竜の章をクリアしていることを前提に話を進めます

 

エルの初期兵種は専用職”邪竜の娘”であり、戦闘スタイルは”竜族”となります。したがって、紋章士のスタイルボーナスが豊富である強みがあります。しかし、加入条件が特殊であり、邪竜の章に挑むタイミングによってはユニットが十分に育っているため2軍行きなど、実際のところ、本編攻略に関してエルが使用される機会はあまり多くないと思われます。

 

そこで、この記事ではエルの基本情報を整理しつつ、本編攻略においてどのような運用方法ができるかを、実際に私が運用した手法を交えながらまとめていきたいと思います。

 

 

【2】エルの性能評価

 

 

(1)成長率・初期値について

 

 

以下の表にエルの個人成長率と初期兵種”邪竜の娘”の兵種成長率と合計成長率、加入時の初期値(内部レベル19)をまとめます。

 

 

成長率

初期ステータス

個人

成長率

邪竜の娘

邪竜の娘

Lv.20

兵種

兵種+個人

HP

55

10

65

35

30

15

45

14

魔力

25

10

35

12

40

10

50

17

速さ

45

15

60

19

守備

30

15

45

14

魔防

35

15

50

15

幸運

30

0

30

16

体格

10

5

15

8

合計

300

95

395

142(体格除く)

 

エルの個人成長率はバランスよく配分されており、私が最も評価する点は体格成長率に10%配分されていることです。兵種の合計成長率も全兵種最高であるため、全体的に高水準な成長率となります。ところが、専用兵種の基礎値がかなり低めに設定されているため、成長率とレベルを踏まえると今一つ物足りなさを感じます。兵種の特徴として、”邪竜の娘”はアイテム”邪竜石”を使用し、戦闘時竜化して攻撃できます。この”邪竜石”を使用した攻撃は数種類設定されていますが、そのいずれの攻撃も「相手の防御力を半減して攻撃する」という効果がついています。ただし、邪竜石の威力がかなり低めに設定されている上、そのほとんどが射程1の攻撃であるため、やや使いにくい仕様となっています。

 

 

(2)個人スキル・兵種スキルについて

 

次に、エルの個人スキルと専用職”邪竜の娘”の兵種スキルについてまとめます。

 

個人スキル

【守護者】

ラファールが敵から攻撃を受けた時、1ターンの間必殺+10

 

兵種

邪竜の娘

 

武器素質

槍:A、特殊(邪竜石):S

戦闘スタイル

竜族

兵種スキル

【紋章氣抑制】

エンゲージ技で攻撃された時、受けるダメージ-20%

 

個人スキルは全ユニットの中でも5本の指に入るレベルに限定的な発動条件であり、編成にラファールを入れていない場合は発動できません。仮にこの個人スキルを最大限活用するには、必ず編成にラファールを組み込み、紋章士セネリオの”囮指名”スキルなどを活用して毎ターン敵の攻撃をラファールに誘導する必要があります。ただし、効果は必殺+10%とかなり控えめな上昇値であり、必殺特化するには少々物足りない上昇値となっています。したがって、実際に運用する際には無理に発動を狙う必要は無いと考えます。発動できればラッキーくらいの心持ちで十分かと思います。

 

兵種スキル”紋章氣抑制”は敵からのエンゲージ技のダメージ軽減効果ですが、エンゲージ技は必中攻撃であるため、実際にプレイする際にはできる限りエンゲージ技を受けない立ち回りをしていると思います。外伝などではどうしても避けられない場合もあるものの、エンゲージ技を受ける場合には高い防御力を持つユニットで安全に受け切る立ち回りをしていると思われるため、この”紋章氣抑制”効果が活きる場面はかなり少ないのが現実だと思います。

 

まとめると、エルの個人スキル・専用兵種の兵種スキルはあまり実用的ではないと考えます。

 

 

(3)支援効果について

 

 

以下の表にエルが相手に与える支援効果と支援相手をまとめます。

 

支援度

命中

回避

必殺

必殺回避

S

10

0

0

0

A

10

0

0

0

B

10

0

0

0

C

10

0

0

0

 

 

支援相手

リュール、ディアマンド、ミスティラ、ヴェイル、ラファール、セレスティア

 

さらに、以下の表にエルが支援相手から受けることができる支援効果をまとめます。表中には「支援度:Sの効果」も記載されていますが、支援Sは主人公のみ存在するため、実質エルが受けることが可能な効果は支援度:Aまでとなります。各ユニットの支援効果として参考にしていただければと思います。

 

ユニット

支援度

命中

回避

必殺

必殺回避

【① バランス型】

 

 

 

 

 

リュール

 

S

10

5

6

5

A

10

5

3

5

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

 

 

 

 

 

【② 必殺型】

 

 

 

 

 

ディアマンド

ミスティラ

 

S

10

0

12

5

A

10

0

6

5

B

10

0

3

5

C

10

0

3

0

 

 

 

 

 

 

【③ 必殺回避型】

 

 

 

 

 

ヴェイル

S

15

0

0

20

A

15

0

0

10

B

15

0

0

5

C

10

0

0

5

 

 

 

 

 

 

【④ 命中型】

 

 

 

 

 

(該当無し)

S

30

5

0

0

A

20

5

0

0

B

15

5

0

0

C

15

0

0

0

 

 

 

 

 

 

【⑤ 回避型】

 

 

 

 

 

(該当なし)

S

10

20

3

0

A

10

10

3

0

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

 

 

 

 

 

【⑥ 特殊】

 

 

 

 

 

ラファール

セレスティア

S

10

0

0

0

A

10

0

0

0

B

10

0

0

0

C

10

0

0

0

 

邪竜の章クリアで加入するユニットの特徴として、支援相手が少なく、与える支援効果がかなり控えめな効果となっています。編成によっては支援相手がリュールしかいない場合も起こりうるため、本編攻略の際にはメリンの個人スキル”エスコート”(自分の周囲2マスの範囲に味方女性ユニットが2人以上いる場合、その女性ユニットと自分の命中・回避+5)など、周囲の味方に影響を与える効果を活用することをお勧めします。

 

 

(4)基本性能まとめ

 

 

エルの基本性能をまとめると、

 

(1)バランス良く高めな個人成長率

(2)貴重な戦闘スタイル”竜族”の専用兵種

(3)発動条件と発動機会が極めて限定的な個人スキルと専用職兵種スキル

(4)手薄な支援相手と控えめな支援効果

 

となります。

 

これだけ見てみると”扱いにくいユニット”という印象を受けますが、それでも十分強みのあるユニットであるため、次章で運用方法を紹介・考察していきます。

 

 

【3】運用方法考察

 

 

エルを本編攻略において運用する方法について、いくつかパターン分けしながら考察していきます。

 

まず始めに、全紋章士のシンクロ補正を以下の表にまとめます。

 

 

HP

魔力

速さ

守備

魔防

幸運

体格

移動

マルス

 

3

 

4

4

 

 

 

 

 

シグルド

 

 

 

4

 

4

 

 

3

1

セリカ

 

3

5

 

 

 

4

 

 

 

ミカヤ

 

 

4

 

 

 

5

6

 

 

ロイ

10

6

 

 

 

 

3

 

 

 

リーフ

7

 

 

 

 

3

 

 

5

 

リン

 

 

 

4

5

 

3

 

 

 

ルキナ

 

 

 

5

4

 

 

6

 

 

アイク

7

4

 

 

 

5

 

 

 

 

ベレト

 

 

3

 

3

 

 

12

 

 

カムイ

15

 

4

 

 

 

3

 

 

 

エイリーク

 

 

3

4

 

 

 

10

 

 

(以下DLC

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三級長

 

5

 

4

 

3

 

 

 

 

チキ

10

 

 

 

 

4

 

10

 

 

ヘクトル

 

4

 

 

 

5

 

 

3

 

ヴェロニカ

 

 

5

 

 

 

4

6

 

 

セネリオ

 

 

4

3

 

 

5

 

 

 

カミラ

7

 

 

 

5

 

4

 

 

 

クロム/ルフレ

 

3

(10)

5

4

 

 

 

 

 

 

 

(1)竜族(専用職)でのサポート運用

 

 

兵種

邪竜の娘(槍:A、特殊:S)

兵種スキル

【紋章氣抑制】

エンゲージ技で攻撃された時、受けるダメージ-20%

 

使用武器

勇者の槍 (エンゲージカウント稼ぎ)

※他4枠は紋章士に合わせて調整

紋章士

ベレト(お勧め)、カムイ

ルキナ、カミラ(DLC

③ チキ(DLC)、クロム/ルフレDLC

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

たたみかけ

マルス

2000

相手をブレイクさせた時、ダメージ50%の追撃が発生する

マルス装備時は不要

再移動

(推奨)

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

再移動+なら3マス移動(必要SP:2000)

※シグルド装備時は不要

竜呪

カムイ

2000

自分から攻撃した時、戦闘後相手の全基本能力-4

(効果は1ターンに1ずつ回復)

※カムイ装備時は不要

七色の叫び+

DLC

(推奨)

クロム/ルフレ

2000

自分の周囲2マスにいる味方の7つの基本能力を1ターンの間+3する「応援」コマンドが使用できる

※クロム/ルフレ装備時は不要

 

この運用方法は装備する紋章士によって多少立ち回りが変化するものの、基本的には初手からエンゲージを切って”竜族”ボーナスの恩恵を積極的に活用します。一般的にはカムイの”竜脈”を活用して戦況をコントロールする運用が有名ですが、私はベレトと組み合わせる方法をお勧めします。紋章士ベレトを装備した場合、エンゲージ技”女神の舞”や”指導”によって、効果範囲のユニットの全基本能力+3効果が強力であり、この効果はクロム/ルフレの”七色の叫び+”の効果と重ねがけ可能であるため、合わせると最大で全基本能力+6まで伸ばすことができます。例えば、紋章士ベレトを装備して、加えて”七色の叫び+”を継承していた場合、セアダスの踊りと合わせて”指導”と”応援”を1人で両方発動して味方の全基本能力を最初 のターンから+6する動きができるようになります。その例を以下の引用に示します(ブログの使用上、動画を貼り付けることができなかったため、私のXから引用)。

 

https://twitter.com/ngpkho1o/status/1720915926659612684?s=61&t=HWrmS1-gmE6nsSjpW7b9Sw

 

動画ではセアダスで再行動させていますが、編成にヴェロニカを装備したユニットがいれば、ヴェロニカの”契約”を活用しても似た動きができます。この運用方法をする場合、基本的に紋章氣はエルに踏ませてすぐにエンゲージ状態を発動できるようにしたいところです。この運用方法のメリットとして、育成コストが非常に低くなる点です。エルは加入時既にSP2000を所持しているため、それをそのまま”七色の叫び+”継承のために使用すればよく、実質育成に必要な手間はクロム/ルフレとの絆レベル18到達のみとなります。尚、勇者の槍も本編を進めていけば確実に手に入ります。さらに、自身で戦闘を仕掛ける場面が少なくなるため、個人スキルや兵種スキルを活用する必要もなくなり、これまで上げてきたデメリットをほぼ帳消しにできます。

 

 

(2)弓メインの運用

 

 

兵種

スナイパー(弓:S)

戦闘スタイル

隠密

兵種スキル

集中

相手に反撃されない場合、必殺+10

 

使用武器

光の弓(メイン)

長弓(2~3射程)

勇者の弓(エンゲージカウント稼ぎ)

 

銀の弓 or 鋼の弓

レンダウィル

キラーボウ(必殺+系刻印)など

紋章士

① リン、セリカクロム/ルフレDLC

② ベレト、リーフ

ヘクトルDLC

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

回避+スキル

(回避盾運用時、優先度大)

マルス

500~4500

+10・・・SP:500

+15・・・SP:1500

+20・・・SP:2500

+25・・・SP:3500

+30・・・SP:4500

速さの吸収

(推奨、安定択)

リン

2000

自分から攻撃して敵を倒すごとに速さ+2

(最大+10、戦闘マップ終了まで)

※リン装備時は不要

竜呪

カムイ

2000

自分から攻撃した時、戦闘後相手の全基本能力-4

(効果は1ターンに1ずつ回復)

※カムイ装備時は不要

不意打ち

クロム/ルフレ

3000

回避地形から攻撃した時、反撃を受けない

※クロム/ルフレ装備時は不要

 

以下の表に、スナイパーで運用する際の成長率と、邪竜の娘Lv.21でスナイパーにクラスチェンジした際の初期値を示します。

 

 

成長率

初期ステータス

個人

成長率

スナイパー

スナイパーLv.1

(内部レベル20)

兵種

兵種+個人

HP

55

15

70

38

30

15

45

17

魔力

25

0

25

8

40

30

70

23

速さ

45

10

55

21

守備

30

10

40

12

魔防

35

0

35

11

幸運

30

10

40

14

体格

10

0

10

8

合計

300

90

390

144(体格除く)

 

高難易度になるにつれて敵の回避率も高くなるため、技が伸びやすいスナイパーの強みがより一層活かされます。加えて、エルは魔力初期値が物理メインのユニットの中では高めであり、魔力成長率も最低限保証されているため、高威力の光の弓を十分使いこなせるポテンシャルがあります。

 

戦闘スタイル”隠密”のスナイパーは紋章士から受けられる戦闘スタイルボーナスが非常に優秀です。特に、リーフのエンゲージスキル”即応”発動時「戦闘中、回避+20」、ヘクトルのエンゲージ技”止水雷轟の構え”発動時「回避+30」は見落としがちな効果に思います。この2人の紋章士はエンゲージ状態中に使用武器が増える上、体格がシンクロ補正によって補強されるため、重めな光の弓やレンダウィル、勇者の武器による攻速落ちを防ぐこともできます。

 

他の紋章士に触れると、紋章士リンはエンゲージ技”流星群”の射程が20マスになり、シンクロスキルも強力ですがややパワー不足に感じるかもしれません。紋章士ベレトはエンゲージ技”女神の舞”による再行動と”指導”によって戦闘スタイルボーナスにより「速さ+5」を味方に付与でき、強力なエンゲージ武器”フェイルノート”が使用可能になる点で優秀です。クロム/ルフレはエンゲージスキル”半身”によって「魔力+10」となるため、光の弓の瞬間火力を底上げできます。

 

個人的にお勧めする紋章士はセリカです。スナイパーにセリカを装備した運用方法に関しては記事(https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/06/064705)に詳しくまとめていますので、ここでは割愛します。

 

 

(3)高火力アタッカー運用

 

 

兵種

ウォーリアー(斧:A、弓:C)

戦闘スタイル

連携

兵種スキル

無慈悲

ブレイク中の相手に攻撃した時、ダメージ150%

 

使用武器

光の弓(メイン)

長弓(2~3射程)

勇者の斧(エンゲージカウント稼ぎ)

 

トマホーク

銀の大斧、風の大斧など

紋章士

ルキナ、クロム/ルフレDLC

② ロイ、リン

③ アイク、カミラ(DLC

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

再移動

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

再移動+なら3マス移動(必要SP:2000)

※シグルド装備時は不要

命中+スキル

(推奨)

シグルド

500~2500

+10・・・SP:500

+15・・・SP:1000

+20・・・SP:1500

+25・・・SP:2000

+30・・・SP:2500

速さの吸収

(安定択)

リン

2000

自分から攻撃して敵を倒すごとに速さ+2

(最大+10、戦闘マップ終了まで)

※リン装備時は不要

デュアルアシスト+

ルキナ

2000

自分が攻撃可能な範囲(移動距離+射程)にいる敵に味方が攻撃した時、自分が戦闘スタイル「連携」かスキル「デュアルアタック」が使えるなら、70%の確率でチェインアタックに参加する。

ルキナ装備時は不要

速さ・技+スキル

DLC

 

※命中+スキルと選択

クロム/ルフレ

250~4800

+1・・・SP:250

+2・・・SP:700

+3・・・SP:1200

+4・・・SP:2400

+5・・・SP:4800

 

以下の表に、ウォーリアーで運用する際の成長率と、邪竜の娘Lv.21でウォーリアーにクラスチェンジした際の初期値を示します。

 

 

成長率

初期ステータス

個人

成長率

ウォーリアー

ウォーリアーLv.1

(内部レベル20)

兵種

兵種+個人

HP

55

25

80

43

30

20

50

21

魔力

25

0

25

8

40

10

50

19

速さ

45

15

60

22

守備

30

10

40

13

魔防

35

5

40

13

幸運

30

0

30

13

体格

10

5

15

11

合計

300

90

390

152(体格除く)

 

エルのバランス良い成長率と高めの魔力が相まってスナイパー同様に光の弓を使いこなすことが可能です。ウォーリアー運用のメリットは力の成長率が50%に届き、体格の初期値・成長率ともに優秀な点が挙げられます。よって、エルを物理アタッカーとして十分運用可能であり、物理が硬い敵に対しては光の弓で大幅に削ることができるため、とても柔軟に戦えるようになります。

 

ウォーリアー運用の際には、チェインアタックによる固定ダメージはもちろんですが、その高い火力をしっかり当てきれるかがポイントとなります。ウォーリアーは技・幸運がやや低めであることから、本編の進行に従って命中難に陥りやすくなります。エルはこれらの成長率が最低限保証されているとはいえ例外ではないため、これらの要素をスキルや紋章士のシンクロ補正などで補っていく必要があります。

 

私がこの運用方法を試した際、シグルドから継承可能な”命中+”スキルの恩恵をより一層感じました。人によっては弓しか使わないという場合もあるようですが、私は斧・弓両方を積極的に活用していたため、使用武器問わず命中が常時強化される”命中+”スキルは腐ることがありませんでした。このスキルを継承した場合、武器の紋章刻印を別のユニットに回せるメリットもあります。

 

紋章士との組み合わせは技・速さ・幸運の中から、最低でも2つに補正が入るかが一つの基準になると思います。光の弓の火力を底上げしたい場合は魔力も基準になりますが、それよりも命中や速さを底上げした方がメリットが大きいように思います。

 

 

(4)単独行動メインの運用

 

 

兵種

ドラゴンナイト(槍:A、斧:B)

戦闘スタイル

飛行

兵種スキル

急襲

相手が侵入できない地形から攻撃した時、速さ+5

 

使用武器

勇者の槍(エンゲージカウント稼ぎ)

スレンドスピア

トマホーク(命中+系刻印推奨)

 

その他、風の大斧、銀の大槍など

紋章士

① ロイ、三級長DLC

ルキナ、カミラ(DLC

③ エイリーク、アイク、ヘクトルDLC

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

再移動

(推奨)

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

再移動+なら3マス移動(必要SP:2000)

※シグルド装備時は不要

速さの吸収

(安定択)

リン

2000

自分から攻撃して敵を倒すごとに速さ+2

(最大+10、戦闘マップ終了まで)

※リン装備時は不要

星玉の加護

DLC

 

※育成時のみ

チキ

1500

全能力の成長率+15

(体格が12~13到達後、他のスキルと入れ替え推奨)

 

※チキ装備時は不要

 

以下の表に、ドラゴンナイトで運用する際の成長率と、邪竜の娘Lv.21でドラゴンナイトにクラスチェンジした際の初期値を示します。

 

 

成長率

初期ステータス

個人

成長率

ドラゴンナイト

ドラゴンナイトLv.1

(内部レベル20)

兵種

兵種+個人

HP

55

20

75

41

30

20

50

18

魔力

25

0

25

8

40

10

50

20

速さ

45

5

50

24

守備

30

20

50

15

魔防

35

5

40

15

幸運

30

5

35

14

体格

10

5

15

9

合計

300

90

390

155(体格除く)

 

個人的にお気に入りの運用方法で、高い撃ち合い性能から物理エースの一角として運用可能です。【2】章で整理した通り、エルは個人スキルや支援効果があまり強くない点が欠点と言えますが、「ならば飛行職によって単独行動メインにすれば関係なくなるのでは?」という発想から生まれました。実際に成長率を見てみると、HP・力・技・速さ・守備の成長率が50%を超えており、魔防と幸運についてもレベルアップ3回に1回はステータスアップするため、総合的に優れたステータスを引っ提げた高い戦闘力を発揮できます。ただし、支援効果をほぼ無視する関係上、その分紋章刻印でサポートしてあげると安定性が高まります。

 

ここまであまり触れてきませんでしたが、エルの天性素質が槍であることからドラゴンナイトで運用する際に槍の武器レベルAまで使用可能になり、勇者の槍による連続攻撃でエンゲージカウントを素早く回復できるようになります。サブウェポンとしては強力なトマホークを使用できるを推奨します。

 

紋章士としては三級長の腕輪を推奨します。ドラゴンナイト運用は基本的に単独行動が多くなるため、シンクロ補正込みで単体性能を大きく向上できる三級長と相性が非常に良いです。加えて、飛行兵種の天敵である弓による攻撃は、ディミトリによる”聖盾の構え”で間接攻撃の初撃ダメージを0にすることで対処可能である点が唯一無二の性能といえます。(一応、ドラゴンナイトはある程度育ってくると、弓による攻撃を一度くらいは耐えることができます。

 

 

(5)運用方法まとめ

 

 

ここまでエルの運用方法についてまとめてきましたが、個人的にお勧めする運用をランキング化すると、

 

1:ウォーリアー(星玉有りならば、2位)

2:ドラゴンナイト(星玉有りならば、1位)

3:スナイパー

4:邪竜の娘

 

となります。

 

ここからは人によって考え方が変わると思いますが、星玉の加護を活用した場合、ウォーリアーの技・速さ・魔防が早い段階でカンストするため、私としてはせっかくの高い成長率が無駄になると考えます。よって、総合ステータスがより高いドラゴンナイトの優先順位が繰り上がります。もちろん、早い段階でカンストするからこそ強い、という考え方もあるため、実際に使用するプレイヤーの判断に委ねます

 

他の兵種として、ブレイブヒーロー、パラディン、ロイヤルナイトで運用しましたが、条件が整いさえすれば(例:ミカヤ外伝クリア後、絆レベル13到達など)強力なユニットに仕上がりますが、そこに至るまでに時間を要するため今回の記事では省略しました。

 

 

【4】総括

 

 

今回の記事ではエルの運用方法についてまとめてきました。全体的に高水準な成長率をしているため、プレイヤーの色が現れやすい美しい個人成長率であると思います。確かに個人スキルや専用兵種スキルの活用は難しいですが、プレイスキルに自信がついてきたら意図的に狙ってみるのも面白いかもしれません。

 

世間的に評価が低めなユニット・兵種はたくさんいますが、実際に使ってみると過小評価されているだけ、という場合は案外多いものです。実際にエルを運用してみて、個人スキルや支援効果を完全に無視したとしても、神竜リュールの右腕として厚い信頼を置けるほど頼りになりました。

 

これは現実の生活・仕事などでも言えるかもしれませんが、思い切ってやってみる方が得られる経験が多いものです。今回の記事では一つの兵種での運用を貫く想定でまとめましたが、例えばベルセルクである程度育成→パラディン運用など、複数の兵種を跨いだより優れた運用方法があるかもしれません。これを機に考察が深まることに期待します。

 

 

今回の記事は以上となります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2023年11月5日(日)

ネギ侍