ネギ侍の鍛錬場

趣味に関する記事を投稿します。

【FEエンゲージ】”紋章士リーフ”と”炎の槍”

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

今回は私の好きなゲームの一つである、ファイアーエムブレムエンゲージ(FEエンゲージ)に関する記事となります。

(※本編のネタバレを含みます)

 

今回の記事は、FEエンゲージの本編攻略において、”紋章士リーフ”と”炎の槍”に焦点を当てた記事をまとめていきたいと思います。

 

 

尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。

ファイアーエムブレムエンゲージ完全攻略本(徳間書店

https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/

https://hyperwiki.jp/fee/

 

 

この記事は以下の項目から構成されています。

 

【1】導入

【2】性能評価

【3】”炎の槍”を扱う条件

【4】運用方法紹介

【5】総括

 

 

【1】導入

 

 

FEエンゲージが発売されて10ヶ月が経とうとしていますが、”紋章士リーフ”と”炎の槍”に関する評価はそこまで高くないと言えます。というよりも、「脚光を浴びる機会が少なかった」という表現が正しいかもしれません。発売初期は評価が低かったユニットに関して、DLCで様々な要素が追加されたことで評価が一変した事例(ミスティラ×ヘクトルの組み合わせなど)がありますが、リーフと炎の槍に関してはまだ検討の余地があると言えます。

 

私はこれまでに投稿した記事の中で何度か紋章士リーフが評価できる組み合わせを考察しました。『セリーヌを専用職フロラージュで運用する際の紋章士としてリーフの相性が良い』(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/07/29/210152)、『力・魔力共に満遍なく伸びるジェーデをマスターモンクで運用し、エンゲージ技”テトラトリック”の戦闘スタイルボーナスで確定ブレイクを狙う』(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/18/072114)といった結論を出しました。特にセリーヌと組み合わせると”華炎”による上振れも狙えるため、理論上最大火力が出せるポテンシャルがありますが、それではあまりに限定的であるため紋章士リーフの恩恵が感じにくくなっていました。

 

こうした中、DLC『邪竜の章』クリアで加入するセレスティアに関する運用方法について、『剣×パラディンでの運用に”武器シンクロ”スキルを組み合わせることで火力が伸び、その効果は”テトラトリック”の4連攻撃にも適用されるため相性が良い』ということに気付きました(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/07/043511)。この記事の執筆と検証プレイは、DLC解放で継承可能になる”武器シンクロ”スキルと組み合わせるだけで、それまで不遇とされてきた”剣×パラディン”と、”紋章士リーフのエンゲージ技火力”に関する私自身の認識を一変させるという、私にとってはある種”革命的”な出来事でした。ただし、この時点では”剣×パラディン”の評価は変わったとしても、リーフの評価に関してはまだ一押し足りないと思っていました。したがって、リーフの利点を最大限引き出せる方法を改めて考察する必要があると考えました。

 

そこで今回の記事では、”紋章士リーフ”と”炎の槍”に焦点を当てて、本編攻略において活躍させられる方法について考えていきたいと思います。なぜ”炎の槍”に注目したのかといえば、全武器の中で使いこなすのが困難な武器の一つと言われており、巷では「火を吹くダンベル」と言われるほどです。これまで私自身”炎の槍”を使用したことはありますが、優先度で言えばそこまで高くない状況であったため、改めて”炎の槍”の価値について考えていきたいと思います。

 

 

【2】性能評価

 

 

(1)”紋章士リーフ”について

 

 

紋章士リーフの基本性能については以前投稿した記事(URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/13/202335)でまとめています。数値や各種スキルについては記事の通りとなりますので、ここでは抜粋してまとめます。

 

以下の表にリーフを装備した時に発動するスキル・シンクロ補正をまとめます。尚、絆レベル20を想定しています。

 

急所ずらし++

武器相性が有利な場合、受けるダメージ-7

待ち伏せ++

敵から攻撃された時、自分のHPが75%以下の時先制攻撃する。

即応

(エンゲージスキル)

敵から攻撃された時、射程、相性、特効の有無などより有効な武器を所持していた場合、持ち替える

[スタイル追加効果]

竜族・・・その戦闘中、命中+30

・隠密・・・  〃  、回避+20

・飛行・・・  〃  、魔防+5

・重装・・・  〃  、守備+5

・連携・・・  〃  、必殺+10

 

 

(シンクロ補正)

HP:7、体格:5、守備:3 (絆レベルに応じて変動)

 

リーフの運用を難しくしている大きな要因として、エンゲージスキル”即応”がかなり使いにくいことにあります。これは敵に応じて勝手に決まってしまい、武器の選択にプレイヤーがほぼ関与できないため、例えば『敵専用スキル”剣殺し”(HPが50%以上の時、敵の武器が剣なら自分は追撃し、敵は追撃できない)持ちの斧装備兵に対して”ひかりの剣”を取り出す』といった事態が起きてしまいます。説明文だけ見ると”待ち伏せ”と”即応”による地雷戦法ができそうですが、こうした罠が存在する以上安定した運用は困難と考えます。したがって、”即応”スキルを活用するならば、『隠密兵種での回避盾運用』を推奨します。隠密のスタイルボーナスによる”回避+20”と、マルスから継承可能な”回避+”スキルや、ルキナから継承可能な”デュアルサポート”(隣接する味方との支援レベルが高いほど回避がアップする。最大+90)を組み合わせるとより一層安定すると思います。隠密兵種はティラユール・スナイパー・シーフが該当しますが、これらの兵種はユニットによっては耐久力が低い弱点があるため、万が一攻撃を被弾すると大ダメージを負いやすいです。ここで、リーフを装備することでHP・守備が向上し、”急所ずらし”による被ダメージ軽減効果が役立つため、一応差別化になっていると思います。

 

次に、以下の表にリーフのエンゲージ武器の性能をまとめます。

 

 

キラーアクス

マスターランス

ひかりの剣

威力

11

7

15

命中

65

55

75

必殺

30

0

20

重さ

11

16

6

回避

0

0

0

必殺回避

0

0

0

特効

-

-

-

射程

1

1 - 2

1 - 2

種類

絆レベル

1

10

15

備考

-

自分から攻撃した時2連続攻撃

幸運+10

魔法攻撃

 

リーフの記事を投稿したときにはあまり考えていませんでしたが、”ひかりの剣”装備時の幸運+10は貴重な効果と考えます。今作の幸運は命中・回避・必殺回避に影響するため、自分から攻撃を仕掛けにいく時や”即応”で取り出された場合の恩恵が非常に大きいと言えます。

 

私がリーフの性能で最も高く評価しているのは、絆レベル14以降で体格が+5されるシンクロ補正です。以下の表に各紋章士のシンクロ補正をまとめます。尚、絆レベルは20を想定しています。

 

 

HP

魔力

速さ

守備

魔防

幸運

体格

移動

マルス

 

3

 

4

4

 

 

 

 

 

シグルド

 

 

 

4

 

4

 

 

3

1

セリカ

 

3

5

 

 

 

4

 

 

 

ミカヤ

 

 

4

 

 

 

5

6

 

 

ロイ

10

6

 

 

 

 

3

 

 

 

リーフ

7

 

 

 

 

3

 

 

5

 

リン

 

 

 

4

5

 

3

 

 

 

ルキナ

 

 

 

5

4

 

 

6

 

 

アイク

7

4

 

 

 

5

 

 

 

 

ベレト

 

 

3

 

3

 

 

12

 

 

カムイ

15

 

4

 

 

 

3

 

 

 

エイリーク

 

 

3

4

 

 

 

10

 

 

(以下DLC

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三級長

 

5

 

4

 

3

 

 

 

 

チキ

10

 

 

 

 

4

 

10

 

 

ヘクトル

 

4

 

 

 

5

 

 

3

 

ヴェロニカ

 

 

5

 

 

 

4

6

 

 

セネリオ

 

 

4

3

 

 

5

 

 

 

カミラ

7

 

 

 

5

 

4

 

 

 

クロム/ルフレ

 

3

(10)

5

4

 

 

 

 

 

 

今作は体格の数値を武器の重さが上回ると、その分だけ攻速落ちしてしまうため、速さが高くて追撃が出しやすいユニットも使用武器によってはその強みを失う危険があります。例えば、クロエは速さ成長率55%に対して体格の成長率が5%であり、仮にファルコンナイトで運用した場合は兵種成長率で体格に補正が入らないため、レベルアップ20回で体格が1上がる計算になり、ファルコンナイトの兵種成長率と合わせた速さ成長率75%の強みを武器の重さによって損なってしまう可能性があります。この場合、紋章士リーフと組み合わせて体格に+5の補正が入ると、体格に関しては実質レベルアップ100回分を節約することに等しくなります。これは極端な例ですが、リーフの体格補正はユニット・兵種によってはかなり貴重な効果と言えます。

 

 

(2)”炎の槍”について

 

 

以下の表に”炎の槍”の基本性能をまとめます。比較として、剣・斧・弓の魔法武器の性能も記載します。

 

 

炎の槍

 

いかづちの剣

風の大斧

光の弓

威力

10

 

13

20

19

命中

75

 

85

70

75

必殺

0

 

0

0

0

重さ

16

 

11

15

12

回避

0

 

0

0

0

必殺回避

0

 

0

0

0

特効

-

 

-

飛行

飛行

射程

1 - 2

 

1 - 2

1

2

種類

 

武器Lv

C

 

C

B

C

備考

魔法武器

 

魔法武器

魔法武器

(追撃不可、自分から攻撃した時必ず後攻攻撃になるがスマッシュ発生)

魔法武器

 

魔法武器は全体的に重めですが、中でも炎の槍の重さはトップクラスです。槍の全ての武器で炎の槍を超えるものは、フィレネ投資レベル5で入手可能な”ヴェノマス”(重さ:20)、ドロップ武器の”ブリューナク”(重さ:17)に次ぐ3番目の重さですが、それに見合うほど威力が高くない値に設定されています。特筆すべき点として、数値上ではいかづちの剣の完全劣化になっています。この仕様になっているのは、おそらく槍の武器には手槍・スレンドスピア・ブリューナクといった2射程武器が充実していますが、剣の汎用武器で2射程武器はいかづちの剣のみであるため、炎の槍は低めの性能に調整されていると思われます。

 

主にデメリットの方が目立つ”炎の槍”ですが、魔力が伸びやすいユニットが使えば十分火力が出せます。今作の敵兵専用スキルの中に”相性激化”というスキルがあり、これは主に敵のブレイブヒーローが持っていますが「有利な武器で攻撃した時追撃が発生、不利な武器のときは追撃を受ける」という効果であるため、炎の槍で剣を持った敵兵を攻撃するとどれだけ速さが低くてもブレイクを取りつつ追撃が発生します。こうした動きはハルバーディアの兵種スキル”挟撃”(自分から攻撃した時、敵を自分と味方で挟んでいた場合追撃が発生する)でも可能です。また、魔法武器ではあるものの、杖や魔法の使用を封じる”サイレス”の効果を受けないため、マージナイトなどの魔道書を扱える兵種のサブウェポンとして機能できます。

 

こうした点を踏まえた上で、”炎の槍”を扱う条件について、次の章で考察していきます。

 

 

【3】”炎の槍”を扱う条件

 

 

”炎の槍”を積極的に採用しようとした場合、クリアしなければならない問題がいくつか存在します。ざっくりと羅列すると、

 

(1)使用武器として”槍”を採用する価値がある

(2)魔力成長率、または魔力初期値が優れている

(3)”炎の槍”の重さによる攻速落ち対策

 

といった内容となります。各要素に関して以下の表にまとめます。

 

問題点

コメント(具体的数値など)

(1)使用武器”槍”

・”武器レベル:S”まで使用可能(天性素質込)

→ ハルバーディア、グリフォンナイトなど

 

・勇者の槍が使えるか?(天性素質で使用武器レベルB→Aにアップ)

ドラゴンナイト、マージナイトなど

(2)魔力

・兵種の魔力上限が高い

・魔力成長率が低くても、ユニットの魔力初期値が高め(物理メインの場合、最低でも10以上)

・ユニットの魔力成長率が20以上で、兵種成長率込で魔力の合計成長率が35%を超える(最低でもレベルアップ3回に1回は魔力ステータス上昇)

(3)攻速落ち対策

・ユニットの体格成長率が高い

・ユニットの体格成長率が低い代わりに、体格の初期値が高い(目安:体格10)

・紋章士のシンクロ補正

・”星玉の加護”(全基本能力成長率+15%)を活用

 

(1)について、槍の武器レベル:Sまで使用可能になると、本編進行とともに入手可能な”ブリューナク”が使用可能になります。この武器の性能が全体的に見ても優秀であるため、明確な差別化要素となります。参考までに、以下の表にブリューナクと、似た仕様であるスレンドスピア、手槍の性能をまとめます。

 

 

ブリューナク

スレンドスピア

手槍

威力

17

12

6

命中

70

70

80

必殺

0

0

0

重さ

17

15

9

回避

0

0

0

必殺回避

0

0

0

特効

-

-

-

射程

1~2

1~2

1~2

武器Lv

S

B

D

備考

22章敵からドロップ

12章敵からドロップ

4章で入手

 

これらの武器は2射程の物理武器であるため非常に使い勝手が良いです。特にブリューナクとスレンドスピアを比較すると、ブリューナクの方が重いものの威力が+5されるので、スレンドスピアを+5まで強化した威力に等しくなります。よって、槍の武器レベル:Sまで使用可能になる恩恵は非常に大きく、槍を扱う上では”天性素質:槍”を持つユニットの優先度が上がります。

 

(2)について、物理メインの兵種であっても魔力成長率が一定以上、且つ魔力の初期値が10あれば”炎の槍”の威力と合わせて初期状態で攻撃力:20となるため、物理方面に硬い敵に対して最低限ダメージを出せるようになり、サブウェポンとしての使い勝手が良くなります。後はレベルアップを重ねて魔力が伸びていけば自然と火力も出せるようになる、という算段です。多くの物理メインの兵種は魔力上限値が20付近でカンストしますが、ハルバーディア、ロイヤルナイト、グリフォンナイト、ドラゴンナイト、マージナイトは限界値が30以上に達するため、”炎の槍”をメイン・サブに使用する上で他の兵種より優れています。

 

(3)についてですが、体格が非常に重要な問題となります。(1)~(2)の条件をクリアできるユニットとしてクロエがあげられますが、【2】(1)で触れた通り、クロエは体格の成長率が5%である上に初期値も高くありません。例えば、初期兵種ランスペガサス→グリフォンナイトで内部レベル40まで育成した時の体格は7であり、この状態で体格に補正が入らないまま”炎の槍”を装備すると攻速が-9、”ブリューナク”を使用すると-10されてしまうため、これは”速さの吸収”でMAXまで速さを稼いでようやく相殺できるラインとなり、クロエの強みである”速さ”を台無しにしてしまいます。よって、クロエを”槍×グリフォンナイト”で運用を目指す場合、体格に成長率補正の入るベルセルクなどを経由することをお勧めします。または、このように体格の成長率の低いユニットが体格に成長率補正が入らない兵種で運用する場合、”星玉の加護”スキルを活用して体格の成長率を稼いでしまう方法もあります。

 

この体格問題を解消する方法として、シンクロ補正で体格が+3されるシグルドやヘクトル、そして体格が+5されるリーフと組み合わせることが有力な候補となります。今作は自由に付け替えできるスキル枠が2つしかないため、シンクロ補正で体格を補えることは非常に価値があります。上述のクロエを例にすると、紋章士リーフで体格を+5することで”炎の槍”を装備した攻速落ちを-4まで減らすことができるため、”速さ+”スキルや”速さの吸収”スキル2回発動で相殺できるようになります。

 

 

これらの要素(1)~(3)をクリアするユニットとして、『エル×グリフォンナイト×紋章士リーフ』を提案します。運用方法については次の章で考察します。

 

 

【4】運用方法紹介

 

 

エルは邪竜の章をクリアすると加入します。以前エルの運用方法について今回の記事のコンセプトとは異なる形で考察した記事を投稿してあるので、ぜひそちらも参考にしていただけると幸いです(URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/05/063218)。

 

兵種

グリフォンナイト(槍:S、杖:C)

兵種スキル

移動補助

自分のマスを含む周囲1マスの地形の移動コストを1にする

 

使用武器

スレンドスピア(12章~22章)

 → ブリューナク(22章途中~)

(※命中強化系刻印検討

炎の槍 (コンセプト、※命中強化系刻印検討

 

勇者の槍 (エンゲージカウント稼ぎ)

ナイトキラー(対騎馬兵)

 

その他、回復杖、アイスロック、銀の大槍など

紋章士

リーフ(18章~)

三級長 or ヘクトルDLC)(~17章)

シグルド(第三候補)

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

再移動

(推奨、優先度大)

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

※シグルド装備時は不要

速さの吸収

 

リン

2000

自分から攻撃して敵を倒すごとに速さ+2

(最大+10、戦闘マップ終了まで)

※リン装備時は不要

星玉の加護

DLC、育成時のみ)

 

※チキ装備推奨

チキ

1500

全基本能力成長率+15%

(体格が10~11到達を目安に他のスキルに切り替える)

 

※チキ装備時は不要

武器シンクロ+

DLC、リーフ装備時優先度大)

三級長

5000

自分から攻撃した時、シンクロ中の紋章士と同種の武器を装備していたら攻撃力+7

エンゲージ中は武器に関係なく攻撃力+7

 

(下位互換の”武器シンクロ”はSP3000で継承でき、補正が+5)

 

※三級長装備時は不要

 

※追記

メイン武器となるスレンドスピア・ブリューナク、炎の槍のいずれかに、または両方に命中強化系の紋章刻印を検討すべきと思います。エルは支援効果が手薄な上、このコンセプトではスキル枠を命中強化に割くことができません。したがって、命中を補う場合は武器の錬成・刻印が最も手軽な手段と言えます。刻印を他のユニットに回し、且つ終盤で命中が苦しくなってきた場合、セレスティアの個人スキル”ムードメーカー”(敵を撃破した時、周囲2マスの味方ユニットの命中を1ターンの間+20)や、紋章士リュールのエンゲージ+によるシンクロスキル”絆を繫和ぐもの+”(自分と、周囲2マス以内にいるシンクロ、エンゲージ中の味方の命中・回避+30)を活用すると良いです。

 

 

以下の表にエルの個人成長率とグリフォンナイトの兵種成長率、これらの合計成長率、そしてエルは内部レベル20で専用職から他の上級職にクラスチェンジできるため、内部レベル20でグリフォンナイトにクラスチェンジした際の初期値をまとめます。

 

 

成長率

初期ステータス

個人

成長率

グリフォンナイト

グリフォンナイトLv.1

(内部レベル20)

兵種

兵種+個人

HP

55

0

55

48

30

10

40

16

魔力

25

15

40

10

40

15

55

22

速さ

45

20

65

26

守備

30

0

30

13

魔防

35

15

50

19

幸運

30

15

45

16

体格

10

0

10

8

合計

300

90

390

130(HP除く)

 

エルをグリフォンナイトのまま内部レベル40まで運用した際のステータス、並びにステータス限界値を以下の表にまとめます。

 

 

グリフォンナイト

初期値

内部レベル40

限界値

HP

38

49

68

16

24

40

魔力

10

18

37

22

33

48

速さ

26

39

49

守備

13

19

27

魔防

19

29

35

幸運

16

25

35

体格

8

10

14

合計

(HP除く)

130

197

285

 

グリフォンナイトは元々体格の初期値が低めに設定されていますが、中でもエルは体格初期値がやや高めであり、紋章士リーフの補正で+5されると初期値の状態で13まで伸びるため、課題であった”炎の槍”の攻速落ちを-3まで低減できます。この差であれば紋章刻印やスキル次第で容易にカバーできます。加えて、リーフのHP・守備の補正によって耐久面を強化できます。エル自身の体格成長率が10%あることで最低限の保証はありますが、リーフの絆レベル解放までチキと組ませて、”星玉の加護”によって体格の成長率を稼ぐことも一つの手です

 

ここまでの構成ではごく普通のユニットになりますが、継承スキルで”武器シンクロ”またはその上位互換の”武器シンクロ+”を継承すると世界が変わります。

 

https://twitter.com/ngpkho1o/status/1721648945301168497?s=61&t=uybPlvPifTGYbTkqFMWbxw

 

リーフのエンゲージ技”テトラトリック”は「剣・槍・斧・弓で4回連続攻撃」する技であり、武器はそれぞれリーフのエンゲージ武器となっています。この4回攻撃それぞれに”武器シンクロ”の効果が乗るため、自力で4回の攻撃それぞれ1ずつダメージを出すことができれば、”武器シンクロ”ならば+20、”武器シンクロ+”ならば+28ダメージを伸ばせます。加えて、主人公の個人スキルのダメージ+3、”七色の叫び”効果による全能力+3、ベレトのエンゲージスキル”指導”、”竜呪”による敵兵の全能力-4などの効果が加わるとさらにダメージを伸ばせます。

 

リーフの装備武器は”ひかりの剣”であるため、非エンゲージ状態では”武器シンクロ”は発動しませんが、エンゲージ状態を発動すると使用武器に関わらず”武器シンクロ”が発動するようになるため、”炎の槍”の火力がしっかり伸びるようになります。単純計算で威力10の”炎の槍”に”武器シンクロ+”で攻撃力+7されると計17になるため、通常時のブリューナク武器威力に匹敵します。ここまで火力が伸びると、魔防が低めな重装兵やウォーリアーなどに対してもしっかりダメージが通ります。もちろん、エンゲージ状態ではブリューナク装備時も”武器シンクロ+”の効果が乗るため、威力17のブリューナクが24まで威力が増す計算になります。これほどの火力を2射程で打ち込むことができることから、リーフだけでは足りない火力面をほぼ完璧に補強できます。

 

グリフォンナイトとリーフの相性の良さとして、エンゲージ武器”キラーアクス”と”ひかりの剣”が加わることで武器の選択肢が増える点にあります。特に、”ひかりの剣”を使用して”武器シンクロ”スキルが乗る点は高評価です。

 

ところで、この記事の【2】(1)で『リーフのエンゲージスキル”即応”の扱いが課題』と述べました。このエル×グリフォンナイトの組み合わせでは完全な解決には至りませんが、グリフォンナイトが飛行兵種で移動しやすい利点を活かし自分から攻撃した後に敵の攻撃範囲から離脱して”即応”のデメリットを無視する動きが可能です。この動きの副産物として、”武器シンクロ+”スキルの「自分から攻撃した時」のみ発動するデメリットも帳消しにできます。この動きは同じく槍の武器レベルSまで使用可能なハルバーディアやパラディンと比較すると、圧倒的にグリフォンナイトの方が使い勝手が良いと言えます。したがって、最終目標として、スキル構成は『再移動(できれば+)、武器シンクロ+』に行き着きます。

 

この構成であれば、エルの”天性素質:槍”のメリットを活かした高火力両刀アタッカーを実現可能です。

 

 

【5】総括

 

 

今回の記事では”紋章士リーフ”と”炎の槍”に焦点を当て、エル×グリフォンナイトと組み合わせて運用する方法について記事にまとめました。これまでの一般的な意見として、エルの魔力の高さや平坦な成長率が評価を下げていましたが、今回の記事の構成であれば、エルのアタッカーとしてのポテンシャルを最大限引き出すことが可能であると思います。さらに、リーフのもたらす恩恵を一方的に受けながら、これまで不遇とされてきた”炎の槍”も活躍の機会がより多くなります。

 

エルは全ユニットの中でも支援効果が手薄ではありますが、連携職のチェインアタックや”指導”、”応援”によるサポートを受けたり、逆にリーフとエンゲージ状態で剣・槍・斧のどれかを持つ敵をブレイク状態にし、後続の味方ウォーリアーの兵種スキル”無慈悲”(ブレイク中の相手に攻撃した時、ダメージ150%)を発動させるなど、部隊全体の連携を意識してみるとより輝きを増すと思います。

 

最後に、本編の外伝”紡ぎし者”においてエル×グリフォンナイトを運用し、”武器シンクロ+”の効果込のテトラトリックで敵のウォーリアー(竜呪による能力-4中)をワンパンした画像を添ええてこの記事を締めたいと思います。

 

 

今回の記事は以上となります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2023年11月10日(金)

ネギ侍