ネギ侍の鍛錬場

趣味に関する記事を投稿します。

【FEエンゲージ】パンドロの運用方法についての考察

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

今回は私の好きなゲームの一つである、ファイアーエムブレムエンゲージ(FEエンゲージ)に関する記事となります。

(※本編のネタバレを含みます)

 

今回の記事は、本編攻略中におけるパンドロの運用方法についてまとめていきたいと思います。

 

 

尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。

ファイアーエムブレムエンゲージ完全攻略本(徳間書店

https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/

https://hyperwiki.jp/fee/

 

 

この記事は以下の項目から構成されています。

 

【1】導入・性能に関するレビュー

【2】魔法職運用について

【3】魔法職以外の運用方法考察

【4】総括

 

 

【1】導入・性能に関するレビュー

 

 

パンドロは本編12章開始時にフォガート、ボネと共に加入します。初期兵種はハイプリーストで魔道書・杖・体術を使用可能な魔法職となります。本編攻略において非常に役に立つ”リブロー”と”ワープ”の杖を所持してきてくれるのもとてもありがたいです。また、初期上級職であるため、この章あたりで直面しているであろうマスタープルフを節約できる点も助かります。

 

後述しますが、パンドロは成長率・個人スキル共に超優秀な部類に入るため、基本的に魔法職運用で問題無いため「考察記事なんて書く必要あるのか?」と最初は思っていました。ところが、FEエンゲージを何周もプレイしていくうちに段々考え方が変わり、「パンドロは本当に『魔法職』運用が最適なのか?」という疑問が湧いてきました。その頃あたりから現在進行中の『誕生月ユニット強制出撃縛り』を始めており、パンドロは1月生まれのためちょうど現在運用中です。そこで見つけた新たな可能性なども含めて、今回の記事にまとめていきたいと考えています。

 

 

(1)成長率・ステータスについて

 

 

以下の表にパンドロの個人成長率と初期兵種ハイプリーストの兵種成長率、初期ステータスをまとめます。

 

 

成長率

初期ステータス

(内部Lv.15)

個人

成長率

ハイプリースト

兵種

兵種+個人

HP

60

0

60

34

5

0

5

7

魔力

30

25

55

16

45

0

45

18

速さ

45

5

50

17

守備

15

0

15

8

魔防

55

30

85

23

幸運

35

30

65

14

体格

15

0

15

8

合計

300

90

390

111(HP除く)

 

成長率で特筆すべきはHP・魔防・体格の高さ。魔防の成長率は全ユニット中トップ、魔法職ユニットは体格が課題になりやすい傾向があるものの、パンドロの体格成長率15%は全体で見ても2番目の高さなので全く問題ありません。速さの成長率も申し分ないため、高速魔法アタッカーとして活躍してくれます。

 

以下の表にパンドロの個人スキルと初期兵種の兵種スキル、武器素質等をまとめます。

 

個人スキル

【大集会】

周囲2マスの敵と味方の数×3命中・回避がアップする。

 

素質

天性素質:杖

初期素質:魔道書、体術

 

初期兵種:ハイプリースト

兵種スキル

【自己回復】

回復系の杖を使用する相手に自分自身を選べるようになる

使用武器

魔道書:B、杖:S、体術:C

 

私の記憶に鮮明に刻まれていますが、パンドロの個人スキルを見た時「これは何かの間違いだ、、、」と思い、何度も繰り返し読み返しましたが間違いありませんでした。間違いなく全ユニット中トップクラスに強力な個人スキルと言えます。そもそも命中・回避にはさほど困らない技・速さ・幸運の成長率を持っている上に個人スキルが上乗せされるため、他のユニットとは別格の安定感があります。

 

問題点もあり、ハイプリーストのままでは魔道書がBランクまで、つまりエルファイアーやエルサンダーなどの中火力武器までしか使用できず、杖Sまで使えるとはいえ該当するのはイルシオンの投資レベル5でもらえる”ノードゥス”(使用回数:1、味方全員のエンゲージレベルを最大にする)のみであるため、本編攻略中においてはあまり旨味がありません。そこで、加入後”セイジ”にクラスチェンジすることで全ての魔道書が使用可能になり、元々セイジは杖Bまでしか使用できませんが、パンドロの天性素質”杖”のおかげで杖Aまで使用可能になります。したがって、高火力魔道書はAランク以上に固まっているため、魔法職で運用する場合はセイジ運用をお勧めします(私の過去に運用した方法『使用ユニット8番参照』:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/23/154259)。

 

 

(2)支援効果について

 

 

以下の表にパンドロが相手に与える支援効果と支援相手をまとめます。

 

支援度

命中

回避

必殺

必殺回避

S

15

0

0

20

A

15

0

0

10

B

15

0

0

5

C

10

0

0

5

 

さらに、以下の表にパンドロが支援相手から受けることができる支援効果をまとめます。表中には「支援度:Sの効果」も記載されていますが、支援Sは主人公のみ存在するため、実質パンドロが受けることが可能な効果は支援度:Aまでとなります。各ユニットの支援効果として参考にしていただければと思います。

 

ユニット

支援度

命中

回避

必殺

必殺回避

【① バランス型】

 

 

 

 

 

リュール

 

 

S

10

5

6

5

A

10

5

3

5

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

 

 

 

 

 

【② 必殺型】

 

 

 

 

 

ルイ

ボネ

セアダス

S

10

0

12

5

A

10

0

6

5

B

10

0

3

5

C

10

0

3

0

 

 

 

 

 

 

【③ 必殺回避型】

 

 

 

 

 

ヴェイル

S

15

0

0

20

A

15

0

0

10

B

15

0

0

5

C

10

0

0

5

 

 

 

 

 

 

【④ 命中型】

 

 

 

 

 

スタルーク

パネトネ

ロサード

S

30

5

0

0

A

20

5

0

0

B

15

5

0

0

C

15

0

0

0

 

 

 

 

 

 

【⑤ 回避型】

 

 

 

 

 

ヴァンドレ

フォガート

S

10

20

3

0

A

10

10

3

0

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

 

 

 

 

 

【⑥ 命中のみ】

 

 

 

 

 

モーヴ

S

10

0

0

0

A

10

0

0

0

B

10

0

0

0

C

10

0

0

0

 

パンドロは必殺回避型の効果を持っているため、幸運が低めなユニット(ロサード、フォガート、パネトネ、モーヴ)らと相性が良いです。

 

 

【2】魔法職運用について

 

 

(1)成長率・ステータスについて

 

 

導入部で触れた通り、パンドロを魔法職で運用する場合”セイジ”での運用が適していると考えます。

 

以下の表にパンドロをセイジで運用する際の成長率、ステータス変化をまとめます。

 

 

成長率

ステータス

個人

成長率

セイジ

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

兵種

兵種+個人

HP

60

0

60

37

43

43

5

0

5

5

5

6

魔力

30

30

60

20

26

32

45

5

50

20

25

30

速さ

45

0

45

20

25

29

守備

15

0

15

8

10

11

魔防

55

30

85

26

35

43

幸運

30

15

45

14

19

23

体格

15

0

15

9

11

11

合計

300

80

380

122

156

185

(ステータスの”合計”は、HPを除いた数値の合計)

 

これだけ見ると、冒頭部分で述べた『「パンどろは本当に『魔法職』運用が最適なのか?」と言う疑問がどこから湧いてきたのか?』と言う話になりますが、それは『”セイジ”の兵種ステータス限界値』です。

 

 

(2)魔法職運用ユニットの比較

 

 

ここで、魔法メインで運用する比較対象のユニットとして”シトリニカ×セイジ”、”アイビー×リンドブルム”を例に整理していきたいと思います。

 

 

以下の表にそれぞれの運用方法での成長率(合計:個人+兵種成長率の合計値)、ステータス変化、ステータス限界値をまとめます。

 

 

成長率

パンドロ

セイジ

シトリニカ

セイジ

アイビー

リンドブルム

個人

合計

(個人+兵種)

個人

合計

(個人+兵種)

個人

合計

(個人+兵種)

HP

60

60

45

45

55

60

5

5

10

10

25

25

魔力

30

60

40

70

30

55

45

50

25

30

25

30

速さ

45

45

30

30

40

40

守備

15

15

20

20

30

45

魔防

55

85

40

70

35

60

幸運

30

45

25

40

15

15

体格

15

15

5

5

10

10

合計

300

380

240

320

265

340

 

 

ステータス

パンドロ

セイジ

シトリニカ

セイジ

アイビー

リンドブルム

内部

Lv

20

30

40

上限

 

20

30

40

上限

 

20

30

40

上限

 

HP

37

43

43

43

30

35

39

43

36

42

48

60

5

5

6

23

3

4

5

25

9

11

14

31

魔力

20

26

32

50

24

31

38

51

20

26

31

42

20

25

30

34

18

21

24

34

17

20

23

23

速さ

20

25

29

29

14

17

20

29

15

19

23

34

守備

8

10

11

18

7

9

11

18

15

20

24

33

魔防

26

35

43

47

21

28

35

46

18

24

30

42

幸運

14

19

23

32

15

19

23

30

4

6

7

17

体格

9

11

11

11

5

6

6

11

8

9

10

15

合計

122

156

185

244

107

135

162

244

106

135

162

237

(ステータスの”合計”は、HPを除いた数値の合計)

 

リンドブルムは戦闘スタイルが飛行であるため他2人とはやや異なるものの、使用武器がセイジと同じく『魔道書:S、杖:B』であるため比較対象としました。

 

パンドロとアイビーは自身の成長率の高さからHP・体格が伸びていくのに対し、シトリニカは魔力の伸びが良いです。

 

以下の表に、セイジまたはリンドブルムでの運用の際、主に扱う魔道書の性能をまとめます。

 

 

ボルガノン

トロン

ノヴァ

威力

16

18

5

命中

85

70

75

重さ

11

16

14

射程

1-2

1-3

1-2

武器Lv

A

A

S

備考

17章で入手

18章でリンデンが所持

追撃不可

23章で入手

自分から攻撃した時、2連続攻撃

 

確かにパンドロは体格初期値・成長率が高いことから、早い段階でボルガノンを使用しても攻速落ちしない点が大きな強みとなります。ところが、元々の武器性能で”追撃不可”のトロンを使用するとパンドロの速さ・体格が活かされず、魔力が高いシトリニカの方が火力面で優れます。ノヴァに関しては追撃可能ではあるものの武器重さがセイジの体格上限値を上回っているため、紋章士などで体格に補正をかけなければいくらパンドロと言えど攻速落ちは避けられません。加えて、体格に補正の入る紋章士はシグルド、リーフ、ヘクトルの3人ですが、いずれも物理攻撃を得意とするユニットに適した紋章士であることからパンドロとは今一つ噛み合いません。一方で、兵種の体格上限値がセイジを大きく上回り、体格・速さ成長率・上限値も共に悪くないアイビーの方がノヴァを扱うのに適していると言えます。

 

これらを総括すると、”パンドロ×ボルガノン”、”シトリニカ×トロン”、”アイビー×ノヴァ”の組み合わせの相性が良いと考えます。

 

 

(3)”パンドロ×ボルガノン”を最大限活かすには?

 

 

はじめに、参考として全紋章士のシンクロ補正を以下の表にまとめます。

 

 

HP

魔力

速さ

守備

魔防

幸運

体格

移動

マルス

 

3

 

4

4

 

 

 

 

 

シグルド

 

 

 

4

 

4

 

 

3

1

セリカ

 

3

5

 

 

 

4

 

 

 

ミカヤ

 

 

4

 

 

 

5

6

 

 

ロイ

10

6

 

 

 

 

3

 

 

 

リーフ

7

 

 

 

 

3

 

 

5

 

リン

 

 

 

4

5

 

3

 

 

 

ルキナ

 

 

 

5

4

 

 

6

 

 

アイク

7

4

 

 

 

5

 

 

 

 

ベレト

 

 

3

 

3

 

 

12

 

 

カムイ

15

 

4

 

 

 

3

 

 

 

エイリーク

 

 

3

4

 

 

 

10

 

 

(以下DLC

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三級長

 

5

 

4

 

3

 

 

 

 

チキ

10

 

 

 

 

4

 

10

 

 

ヘクトル

 

4

 

 

 

5

 

 

3

 

ヴェロニカ

 

 

5

 

 

 

4

6

 

 

セネリオ

 

 

4

3

 

 

5

 

 

 

カミラ

7

 

 

 

5

 

4

 

 

 

クロム/ルフレ

 

3

(10)

5

4

 

 

 

 

 

 

 

”パンドロ×ボルガノン”の組み合わせを活かす紋章士を考えてみると、シンクロ補正で魔力+5の補正が入るセリカ、ヴェロニカが候補に入りますが、エンゲージ状態で最大4ターンの間魔力+10するクロムも候補になります。また、エンゲージ武器”テュルソスの杖”によってボルガノンの射程を+2できるベレトも相性が良いです。

 

私の記事ではこれまで”ユニット×紋章士”の組み合わせでの紹介がほとんどでしたが、今回の”パンドロ×ボルガノン”に関しては絆の指輪が候補に入ります。

 

その指輪は、紋章士ロイの指輪から生成できる”リリーナ(Sランク)”の指輪です。

 

リリーナ(Sランク)”の指輪には”業火”と言うスキルが付いており、この効果は「ファイアー・エルファイアー・ボルガノン使用時、ダメージ120%」です。”リリーナS”装備時には「魔力+2、魔防+1、幸運+1」の補正がかかります。

 

ここで、ボルガノン使用時の1発当たりのダメージ量を考えてみます。

 

以下の表に仮想敵として、追撃の取りにくい中速帯の敵”ハルバーディア”と”ウォーリアー”を例にダメージ計算をしてみます。尚、仮想敵は26章(終章)を想定しており、パンドロの内部Lv.40で挑んだ場合で計算します。使用武器はボルガノンで、威力:16とします。

 

 

26章(終章)

(推奨Lv:上級職Lv.20)

ハルバーディア

ウォーリアー

HP

68

82

魔防

25

18

魔法耐久

HP+魔防

93

100

攻速

32

32

 

 

 

 

以下、ダメージ計算

ベレト

(魔力+3)

攻撃力:51

ダメージ量:51 - 25 = 26

攻撃力:51

ダメージ量:51 - 18 = 33

ヴェロニカ

(魔力+5)

攻撃力:53

ダメージ量:53 - 25 = 28

攻撃力:53

ダメージ量:53 - 18 = 35

セリカ

(魔力+5)

攻撃力:53

ダメージ量:53 - 25 + 3 (共鳴の黒魔法+発動時)= 31

攻撃力:53

ダメージ量:53 - 18 + 3 (共鳴の黒魔法+発動時)= 38

リリーナS

(魔力+2)

攻撃力:50

ダメージ量:(50 - 25) × 1.2 = 30

攻撃力:50

ダメージ量:(50 - 18) × 1.2 = 38

 

以上の通り、”ボルガノン”の使用に特化した場合はリリーナSの指輪スキル”業火”によって、紋章士とシンクロさせた場合と比較しても遜色ないダメージ量を出すことが可能です。

 

絆の指輪生成にはやや手こずる可能性もありますが、チャレンジしてみる価値は十分あると思います。

 

 

(4)パンドロの魔法職運用に関する総括

 

 

これまで議論してきた通り、パンドロをセイジのような魔法職で運用する場合、HP・体格が早々にカンストする上に速さもしっかり伸びることから、高火力のボルガノンを最も効果的に扱いつつ回避性能の高いユニットに仕上がります。

 

ここで、「HP・体格」に関する考え方の問題ですが、

 

・高い成長率故に早い段階でステータスがカンストすることに価値がある

・早くにカンストすると、せっかくの高い成長率が無駄になる

 

といったようなパターンがあると思います。

 

この先の章では後者の考え方に基づき、魔法職以外で『パンドロの高い成長率を活かす』運用方法を考察していきたいと思います。

 

 

【3】魔法職以外での運用方法考察

 

 

(1)グリフォンナイト運用

 

 

兵種

グリフォンナイト( or 槍:A、杖:B

※剣推奨

兵種スキル

【移動補助】

自分のマスを含む周囲1マスの地形の移動コストを1にする

 

使用武器

いかづちの剣 or 炎の槍(シグルド or ミカヤ刻印推奨)

転移系杖(ワープ、レスキューなど)

回復系杖(ライブ、リブローなど)

 

その他、自由枠(銀の大剣など)

紋章士

クロム(推奨)

セリカマルス、シグルド、ミカヤなど

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

再移動

(推奨)

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

※シグルド装備時は不要

デュアルサポート

ルキナ

2000

隣接する味方との支援レベルが高いほど回避がアップする(最大+90)

ルキナ装備時は不要

竜呪

カムイ

2000

自分から攻撃した時、戦闘後相手の全基本能力-4

(効果は1ターンに1ずつ回復)

※カムイ装備時は不要

引き戻し

(推奨)

アイク

200

隣接している味方を、自分を挟んで反対側に移動させる「引き戻し」コマンドが使用できる

※アイク装備時は不要

七色の叫び+

 

DLC

クロム/ルフレ

2000

自分の周囲2マスにいる味方の7つの基本能力を1ターンの間+3する「応援」コマンドが使用できる。

※クロム/ルフレ装備時は不要

 

以下の表にパンドロをグリフォンナイトで運用する際の成長率、ステータス変化をまとめます。

 

 

成長率

ステータス

個人

成長率

グリフォンナイト

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

上限値

兵種

兵種+個人

HP

60

0

60

39

45

51

68

5

10

15

11

13

14

37

魔力

30

15

45

13

18

22

39

45

15

60

23

29

35

48

速さ

45

20

65

25

32

38

48

守備

15

0

15

9

11

12

25

魔防

55

15

70

26

33

38

38

幸運

30

15

45

16

21

25

37

体格

15

0

15

9

11

12

14

合計

300

90

390

132

168

247

286

(ステータスの”合計”は、HPを除いた数値の合計)

 

両刀運用も可能なグリフォンナイトですが、基本的に魔法武器を攻撃手段として使っていきます。パンドロをグリフォンナイトで運用する強みは、天性素質”杖”により杖Lv.Bの杖まで使用可能になることです。これにより、ワープやレスキューなどの転移系の杖が使用できるようになるため非常に動かしやすくなります。

 

個人的に紋章士はクロムとの組み合わせが最も使いやすいと考えます。ミカヤと組み合わせて杖メインで運用しても良いのですが、無理に杖を使わなくても良い局面もあります。そうした場合に、紋章士クロムとシンクロしていることで使用可能になる”七色の叫び”または”七色の叫び+”により「対象の味方の全基本能力を1ターンの間+3」の効果でサポートもできます。攻撃に転じる際にはクロムとエンゲージ状態になることでエンゲージスキル”半身”が発動し、「ルフレのチェインアタック、魔力+10」の効果で魔法武器での攻撃時の火力が大幅にアップします。

 

上記の要素ほどの影響力は大きくないものの、エンゲージ技”ギガサンダーソード”とも相性が良く、飛行職のスタイルボーナスにより「ダメージに体格を加算」します。パンドロ自身の力はそこまで高くないため「物理攻撃力で放つ魔法攻撃」扱いのこのエンゲージ技を使用する機会はそこまでないと思いますが、”必中の削り”ができると割り切れば役に立つ機会があるかもしれません。ただし、エンゲージ技まで活かそうと考えるならば、この技は剣限定であるためグリフォンナイトでの使用武器は”剣”一択です。

 

”パンドロ×グリフォンナイト×クロム”運用はまさに『軍師』のような運用方法となるため、編成や戦闘マップによっては『パンドロの動きが攻略のカギを握る』ことになるかもしれません。

 

 

(2)ボウナイト運用

 

 

兵種

ボウナイト(剣:C、弓:A)

兵種スキル

【狙撃】

移動せずに自分から攻撃した時命中+40

 

使用武器

いかづちの剣(シグルド or ミカヤ刻印推奨)

光の弓(強化推奨、威力強化系刻印検討)

 

その他自由枠(勇者の弓など)

 

ミカヤとシンクロ時、各種杖

紋章士

ミカヤ、クロム(DLC

セリカ、エイリーク、カミラ(DLC

③ シグルド、ベレト、ヴェロニカ(DLC

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

再移動

(推奨)

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

※シグルド装備時は不要

デュアルサポート

ルキナ

2000

隣接する味方との支援レベルが高いほど回避がアップする(最大+90)

ルキナ装備時は不要

竜呪

カムイ

2000

自分から攻撃した時、戦闘後相手の全基本能力-4

(効果は1ターンに1ずつ回復)

※カムイ装備時は不要

速さの吸収

 

リン

2000

自分から攻撃して敵を倒すごとに速さ+2

(最大+10、戦闘マップ終了まで)

※リン装備時は不要

七色の叫び+

 

DLC

クロム/ルフレ

2000

自分の周囲2マスにいる味方の7つの基本能力を1ターンの間+3する「応援」コマンドが使用できる。

※クロム/ルフレ装備時は不要

慧眼+

DLC

セネリオ

3000

特効のダメージを与えた時、ダメージ+7

 

以下の表にパンドロをボウナイトで運用する際の成長率、ステータス変化をまとめます。

 

 

成長率

ステータス

個人

成長率

ボウナイト

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

上限値

兵種

兵種+個人

HP

60

10

70

40

47

54

68

5

10

15

11

13

14

35

魔力

30

0

30

11

14

17

25

45

20

65

23

30

36

45

速さ

45

20

65

22

29

35

36

守備

15

0

15

8

10

11

21

魔防

55

15

70

20

27

32

32

幸運

30

15

45

14

19

23

32

体格

15

0

15

9

11

12

14

合計

300

90

390

118

153

180

240

(ステータスの”合計”は、HPを除いた数値の合計)

 

個人的に注目している運用方法であり、現在プレイ中の『誕生月ユニット強制出撃縛りプレイ』で実際に運用している型となります。

 

先日投稿した『なぜラピスの魔力成長率は20%なのか?』と言う記事(URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/16/235331)の中でも触れていますが、敵の飛行兵をどう処理するかが攻略の上で一つのカギとなります。そこで、今作の弓の中で最高威力の”光の弓”を扱えるユニットは重要な役割を担うことになります。

 

”光の弓”使いとして有名なユニットにフォガートがいます(記事URL:。実際にステータス変化を見てみると、内部Lv.40までならば”パンドロ×ボウナイト”と”フォガート×クピードー”の両者は力・守備を除けば遜色ないスペックを持っています。以下の表にパンドロ×ボウナイト”と”フォガート×クピードー”それぞれの運用方法でのステータス変化を内部レベル毎にまとめます。

 

 

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

上限値

パンドロ

フォガート

パンドロ

フォガート

パンドロ

フォガート

パンドロ

フォガート

HP

40

37

47

44

54

51

68

67

11

14

13

17

14

21

35

34

魔力

11

10

14

13

17

15

25

27

23

19

30

24

36

29

45

33

速さ

22

21

29

29

35

36

36

52

守備

8

12

10

15

11

19

21

27

魔防

20

15

27

20

32

25

32

32

幸運

14

10

19

12

23

14

32

33

体格

9

9

11

10

12

11

14

16

合計

118

110

153

140

180

170

240

254

(”合計”はHPを除いた合計値)

 

”光の弓”は『威力:19、命中:75、重さ:12』であるため、魔力・技・体格の高さが重要となります。フォガートは体格・速さ上限値が高いため、終章で速さ44のグリフォンナイトに対して自力で追撃を狙える数少ないユニットですが、それに対してパンドロは速さ上限は負けるものの、魔力の伸びと個人スキルを含めた命中に優れておりため、たとえ追撃を取れずとも敵の飛行兵を一撃で倒しやすいと言えます。ただ、両者とも支援効果の相性が良いため、2人同時に採用し、パンドロは魔法攻撃特化、フォガートは”銀の弓”や”銀の剣”も活用した両刀運用といった使い分ける方法もアリだと思います。

 

”パンドロ×ボウナイト”運用における紋章士の組み合わせとして、個人的にはミカヤの適性が高いと考えます。ミカヤの外伝をクリア後絆レベルを上げていくと、”杖使い++”スキルの効果で「レベルAまでの杖を使用可能になる」ため、魔法武器での攻撃が通りにくい場合などに遊びのターンが無くなるため便利です。また、エンゲージ武器”セイニー”が非常に強力で、「威力:11、命中:100、重さ:6、射程:1-2、騎馬・重装特効」という性能であることから、”慧眼+”スキルと自力で使用可能な”光の弓”を組み合わせることで『騎馬・重装・飛行』の3種に対して特効武器を使用可能になります。この構成はフォガートとの組み合わせでも実現可能ですが、個人的にフォガートはシンクロ補正も含めるとエイリークとの組み合わせをお勧めします。

 

 

【4】総括

 

 

今回の記事ではパンドロの運用方法についてまとめました。FEエンゲージの周回をしつつ考察を練っている間にふと思いついた”ボウナイト”運用でしたが、整理してみるとフォガートに匹敵する強さを秘めていることに気づいて驚愕しました。育成コストが最も少ないのはセイジ運用であり、それだけでも十分すぎるほど強いのですが、グリフォンナイトやボウナイト運用も非常に面白かったので、もし興味が湧いた方はぜひ参考にしていただければと思います。

 

 

今回の記事は以上となります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2024年1月18日(木)

ネギ侍