ネギ侍の鍛錬場

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 「劇場版名探偵コナン 黒鉄の魚影」の感想①

こんにちは!

ネギ侍と申します。

 

4/14から公開されている、「名探偵コナン 黒鉄の魚影」を鑑賞してきました。

私はコナンの映画を見る際、1回目は必ず1人で見に行き、オチを知った上で2〜3回目を見に行くことが毎年のルーティンとなっています。

今年も3回見てきました!笑

 

その上で感じたことや考えたことを記事に書いていこうと思います。

以下ネタバレを含みますので、ご注意ください。

 

 

(以下ネタバレ注意)

 

 

今作は何と言っても灰原に関連するエピソードが最高でした。正直、灰原ファンが無事か心配になるレベルでした笑

特に組織にさらわれた灰原をコナンが助けに行くシーンと、最後にコナンと灰原が心の中で会話をしながら海底からゆっくりと浮上していくシーンはグッときました。

最近のコナンを見ていると、灰原が段々とヒロインポジションに収まっていくような印象を受けます。コナンを被験体として興味を持っていた時期に始まり、運命共同体として段々と意識するようになり、最近では明らかに恋心を抱いているように見えます。蘭との関係もありますし、どのような結末に行き着くのか注目です。

 

また、灰原と関わりの深い人物として忘れてはならないのが阿笠博士。映画公開に合わせて作られたオリジナルストーリーでも「哀君はたった1人の大事な家族なんじゃ」と言っていましたが、本編でこのようにはっきりと言っている描写は意外に少ないです。そんな灰原が今作黒ずくめの組織に誘拐されるのですから、必死に助け出そうと奮闘します。阿笠博士がドリフトしてまで追いかけるシーンを初めて見た気がします。そして最初の追跡での救出に失敗してコナンが帰ってきた際、大粒の涙を流して大泣きしている姿を見た時、灰原のことを大事な家族として本当に愛しているんだなと感じることができました。

世の中には様々な家族の形があると思います。中には血の繋がった家族であるにも関わらず、心の痛むような事件が現実に起きることもあります。灰原と阿笠博士の関係性から『家族』というものに関して今一度考えさせられました。

 

黒の組織のメンバーはお馴染みのキャラクター達が登場しました。個人的には、潜入しているキールが組織の一員としてどのように立ち回っているか、その一端が見れたことがすごく嬉しかったですし、仕込み方が上手いなと感じました。

 

仕込み方で言うと、ベルモットの関わらせ方が非常に凝っていました。最後まで見ると「そういうことだったのか!!」と唸ったファンは多かったのではないでしょうか?

 

中盤に入り、バーボンから降谷零としてコナン側に加勢してくれた時の安心感は絶大でした。加えて赤井秀一という強力な援護も受けていたことから、コナンは灰原の救出に専念できましたね。物語が佳境に入った局面での降谷と赤井の会話は鳥肌ものです。

 

音楽に関しても、その場面に観客を引き込むような良曲が多く、感情移入しながら物語を見ることができます。今作は「ハロウィンの花嫁」に引き続いて菅野祐悟氏が音楽を担当されていましたが、あるとても重要なシーンにおいて前作とは違った音楽の演出がされており、非常に効果的な心情表現がされていたと思います。

 

 

総括すると、今作は濃厚なミステリー作品というよりは、緊迫したバトルがメインの物語となります。推理シーンに関しても比較的あっさりした印象を受けますが、今回は黒の組織という明確な敵が存在するため仕方ないかと思います。その分、対決シーンではギリギリの攻防が繰り広げられるため、終始緊張感漂う雰囲気があり、見終わった頃には爽快な疲労感に満たされていることでしょう。

 

今回はあっさりとした感想をツラツラ書いていきましたが、次回以降ではストーリー上の設定などにも注目しつつ感想を語っていこうと考えています。

 

 

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう。

 

 

2023年4月29日(土)

ネギ侍