ネギ侍の鍛錬場

趣味に関する記事を投稿します。

【FEエンゲージ】ディアマンドの性能評価と育成論

こんにちは。

ネギ侍です。

Twitter:@NgPKHo1O

 

今回は私の好きなゲームの一つである、ファイアーエムブレムエンゲージに関する記事になります。

 

この記事で注目するキャラは、ブロディア王国王子”ディアマンド”です。ディアマンドは本編8章で紋章士ロイを装備した状態で加入します。

 

尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。

https://game8.jp/fe-engage

https://kamigame.jp/fe-engage/index.html

https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/

https://hyperwiki.jp/fee/

 

 

【1】導入

 

初期兵種はロードで剣のみが使用できますが、専用兵種スュクセサールにクラスチェンジすることでSランク剣とAランク斧まで使用可能になります。具体的には、全ての剣と勇者の斧や銀の大斧などであり、上級兵種の中でも非常に優秀な素質を持っていると言えます。

また、スュクセサールの戦闘スタイルは”連携”であるため、守備が高い兵種に対してもチェインアタックによる削りを行えます。

 

しかし、ディアマンド最大の欠点は、専用兵種スュクセサールの技上限値が22と以上に低い点にあります。技の数値は命中や必殺発動率、さらに兵種スキル”太陽”の発動条件に関係します。”太陽”は「技%で、敵に与えたダメージの半分HPを回復する」という効果であり地雷戦法に向いたスキルであるものの、発動率が低いために安定した運用が困難です。

 

これらの理由から、世間一般的にディアマンドの評価が比較的低めなのだと思われます。

 

私はこれまでFEエンゲージを難易度ルナティックで数回周回しましたが、いずれもディアマンドを編成に入れてクリアすることができたので、今一度ディアマンドの運用に関して考察記事をまとめてみたいと思います。

 

 

【2】成長率・ステータスについて

 

ディアマンドの個人成長率と、クラスチェンジ候補の兵種成長率を以下の表にまとめます。(単位:%)

 

ディアマンド

スュクセサール

(連携)

ジェネラル

(重装)

グレートナイト

(騎馬)

ドラゴンナイト

(飛行)

ウォーリアー

(連携)

 

①+②

①+③

①+④

①+⑤

①+⑥

HP

75

15

90

25

100

20

95

20

95

25

100

30

20

50

20

50

15

45

20

50

20

50

魔力

15

0

15

0

15

0

15

0

15

0

15

20

10

30

10

30

15

35

10

30

10

30

速さ

40

15

55

0

40

0

40

5

45

15

55

守備

40

15

55

30

70

25

65

20

60

10

50

魔防

25

0

25

0

25

10

35

5

30

5

30

幸運

20

10

30

0

20

5

25

5

25

0

20

体格

15

5

20

10

25

5

20

5

20

5

20

 

ディアマンドの個人成長率はHP・速さ・守備・体格が高めですが、力は並程度、技・魔防・幸運は低めに設定されています。

 

ディアマンドの各兵種におけるステータス上限値を以下の表にまとめます。

 

スュクセサール

(連携)

ジェネラル

(重装)

グレートナイト

(騎馬)

ドラゴンナイト

(飛行)

ウォーリアー

(連携)

HP

77

88

77

85

96

45

46

41

45

45

魔力

22

15

18

30

19

22

39

43

43

30

速さ

38

17

25

38

33

守備

40

54

50

34

26

魔防

19

16

22

22

18

幸運

25

27

32

27

25

体格

20

25

20

18

20

 

同じ戦闘スタイル連携であるスュクセサールとウォーリアーのステータスから、ウォーリアーは耐久が心許ないためあまりおすすめできません。

 

よって、育成の候補としてスュクセサール、ジェネラル、グレートナイト、ドラゴンナイトが残ります。これらの兵種は戦闘スタイルが異なるため、ステータスのみでは一概に比較できません。

 

 

そこで、パーティ編成におけるディアマンドの役割毎に考えてみます。

 

 

まず、ディアマンドが8章で加入した時点のレベル11で上級職にクラスチェンジした際のステータス(初期ステータス)を以下の表にまとめます。

 

 

スュクセサール

ジェネラル

グレートナイト

ドラゴンナイト

HP

34

37

35

34

15

16

14

14

魔力

4

3

4

3

14

13

14

14

速さ

14

7

10

14

守備

11

19

18

11

魔防

6

4

5

8

幸運

11

10

10

10

体格

10

12

10

8

 

 

(ⅰ) 前衛の壁役として運用する場合

 

壁役で運用する場合、回復床などの地形効果を受けることでより安定した運用が可能となります。したがって、飛行兵種以外且つHPと守備に優れる条件を満たす、ジェネラルかグレートナイトが候補となります。以下にそれぞれの特徴をまとめます。

 

[ジェネラル]

・最も守備が高い

・使用武器は1種のみ(剣 or 槍 or 斧)

・ブレイク無効

・移動が4であるため、進軍から遅れやすい

・重装特効を受ける

 

[グレートナイト]

・守備が程よく高い(ルナティックで敵の攻撃が0にならない程度の硬さ)

・使用武器は2種(剣+槍 or 剣+斧 or 槍+斧)

・移動が6であるため、動きやすい

・重装特効に加え、騎馬特攻も受ける

 

両方の兵種に共通した弱点として、敵のチェインアタックによる固定ダメージで削られてしまうため、カムイから”防陣”スキルを継承しておくことをおすすめします。”防陣”は「敵からのチェインアタックを無効にする」効果であるため、

 

私が使用した際には、敵の武器をブレイクすることを想定してグレートナイトを選択しました。移動力が6である点も高評価です。

 

 

(ⅱ)アタッカーとして運用する場合

 

アタッカーとして運用するには「力が高い」または「追撃が取れる」、もしくはその両方を備えていることが求められます。

結果として、ディアマンドがアタッカー要素を満たせる兵種は、スュクセサールかドラゴンナイトになります。それぞれの特徴を以下にまとめます。

 

[スュクセサール]

・ランクSの剣とランクAの斧まで使えるため、使用可能な武器が多い

・速さ成長率、上限値ともに十分運用できる数値

・戦闘スタイル”連携”のチェインアタックによる固定ダメージ

・”連携”の兵種の中では耐久値が高い

・技が低く、個人スキル”真っ向勝負”も発動条件が決まっているため、命中不安に陥りがち

 

[ドラゴンナイト]

・剣A斧B or 剣A槍Bとなるため、使用可能な武器はスュクセサールより狭い

・移動力6の飛行兵種なため、地形効果を受けずに移動可能

・成長率・ステータスともに高水準でバランスが良い

・敵の飛行特効武器に注意が必要

 

個人的な見解として、アタッカー運用するのであればチェインアタックで自動攻撃参加可能なスュクセサールが一番安定すると思います。攻撃面では剣斧ともにランクAの武器、例えば銀の大斧や勇者武器まで使えること、守備面では数値の高さに加えて敵から特効を受けることがない点が優秀であると考えます。

 

 

【3】スキルについて

 

 

弱点は上述の通り技の低さであるため、その点を補強できるスキル構成・紋章刻印により補強してあげる必要があります。

以下にアタッカーとして運用する際におすすめのスキルをまとめます。

 

・命中+30(SP2500、シグルドより継承)

 

ディアマンドの個人スキル”真っ向勝負”は「自分から攻撃した時相手が反撃可能である場合、お互いの命+15」という効果ですが、発動条件が限定されており、特に敵から攻撃された場合は自身の低めな技ステータスのため命中不安に悩まされます。さらに、斧は威力は高いが命中が低いため、スュクセサールで運用した際にはその欠点がより露呈してしまいます。

そこで常時効果を発揮できる命中強化スキルを付けることで、ディアマンドの運用により安定感が増します。シグルドは途中で離脱するため最初は”命中+15”まで(必要SP)となります。

 

このスキル最大のメリットは、数に限りのある紋章刻印の奪い合いから撤退して他のキャラの強化に回せることです。高難易度での敵は回避が高い敵も多く、戦闘マップには地形効果で回避が上がる局面も多いため、ディアマンドの命中を補強するメリットは非常に大きいと言えます。

 

 

以下のスキルはいずれもシンクロスキルであり、元々そのスキルを持っている紋章士を装備すると効果が重ねがけできないことに注意してください。

 

 

デュアルアシスト+(SP2000、ルキナより継承)

 

このスキルは「自分が攻撃可能な範囲(移動距離+射程)にいる敵に味方が攻撃した時、自分が戦闘スタイル”連携”かスキル”デュアルアタック”を使えるなら70%の確率でチェインアタックに参加する」という効果であるため、スュクセサールで運用する際に継承すると良いでしょう。

 

 

防陣(SP2000、カムイより継承)

 

主に壁役として運用する際に優先度高めなスキルになります。特に、後半のマップで出現する”ブレイブヒーロー”は、兵種スキル”助太刀”によりチェインアタックが2連続攻撃となるために受けが成立しにくくなります。こうした敵の攻撃をケアするために防陣はとても強力なスキルといえます。

 

 

再移動+(SP2000、シグルドより継承)

 

支援効果を考慮した配置の調整や、特効武器の範囲外に逃げるなどの痒い所に手が届くスキルとなります。特に弓や魔法などから安全地帯に逃げることができるため、ドラゴンナイトなどの飛行兵種で運用する際に優先したいスキルとなります。他の兵種の場合、優先度はやや低めです。

 

 

勇将+(SP2000、アイクより継承)

 

このスキルは「HP75%以下で守備・魔防+7」という効果であり、前線を張ることの多いディアマンドに適しています。特に魔防が補強できる点が優れています。ディアマンドを運用する兵種の候補全てにおいて、これ以外に優先したいスキルが多いため、紋章士アイクを装備して運用すると良いでしょう。

 

 

【4】相性の良い紋章士について

 

 

ロイ

 

ディアマンドと同時に加入する紋章士であり、単体としての戦闘力を飛躍的に高めることができます。ロイの指輪を装備するとHP・力・魔防に補正がかかります。

 

絆レベルが20になるとステータス補正により力が+6され、エンゲージスキル”超越”が発動するとさらに力+4が加算されて合計力が10上がります。

 

さらにシンクロスキル”踏ん張り”「戦闘開始時にHPが30%以上だった場合、その戦闘でどれだけダメージを受けてもHPが1残る。”+”でHP20%以上、”++”でHP10%以上、”+++”でHP2以上とランクアップ」という効果が付与されるため、不意の事故を防ぐこともできます。

 

 

アイク

 

中盤で手に入る紋章士であり、耐久性能を高めることが可能です。アイクの指輪を装備するとHP・力・守備に補正がかかります。

 

エンゲージスキル”不動”は、「回避が0になる代わりに受けるダメージを半減」という効果です。注意すべきは、チェインアタックによる固定ダメージは半減できないということです。したがって、紋章士アイクを装備する際には継承スキル”防陣”を装備しておくことをお勧めします。

 

エンゲージ技”覇克・天空”は、「反撃を捨て守備・魔防+5、次ターンに周囲2マス範囲攻撃し、ダメージの30%HP回復(剣・斧限定)」という反撃技となります。この技にはエンゲージスキル”不動”とシンクロスキルの”勇将+”が重ねがけできるため、最大で守備・魔防が+12されます。加えてエンゲージ武器”ウルヴァン”を装備していれば魔防が+3、”ラグネル”を装備していれば守備が+5加算されます。特にラグネルは、今作の剣の中では数少ない2射程攻撃可能な武器であるため非常に強力な武器であるといえます。

 

 

ヘクトルDLC

 

受けに加えて反撃性能を高めることができる。装備すると体格・力・守備に補正がかかる。

 

ヘクトルを装備して攻撃を受けた場合、シンクロスキル”適応能力+”とエンゲージ状態ではエンゲージスキル”鉄壁”が発動する。”適応能力+”は「敵から攻撃を受けた時、物理攻撃の場合は戦闘後に守備+3、魔法攻撃の場合は戦闘後に魔防+3」、”鉄壁”は「敵から攻撃を受けた時、守備・魔防130%」という効果であるため、アイク同様耐久力が強化される。それぞれ発動のタイミングが異なることに注意。

 

反撃スキルとして”切り返し+”と”重撃”が発動する。”切り返し+”は「敵から攻撃された時、自分のHPが60%以上なら追撃が発生する」、”重撃”は「物理攻撃をした時装備武器の重さが、体格より大きい場合超過した分をダメージに加算する(最大+5)」という効果であるため、速さが低くなりがちなジェネラルやグレートナイトでの運用の際に役に立ちます。一方で、ディアマンドは比較的体格の成長に優れるユニットであるため、”重撃”の効果は意図的に発生させるように武器の紋章刻印などで調整が必要となります。

 

ヘクトルのエンゲージ技”水雷轟の構え”は「1ターンの間、敵からのブレイクと追撃が発生しなくなり自分の反撃時に追撃が発生するようになる(剣・斧限定)」であり、ジェネラルでなくともブレイクを無効にでき、加えて確定で追撃できるようになるため、敵を大幅に削ることが可能となる。

 

エンゲージ武器の中では”アルマーズ”が非常に強力です。

 

 

【5】総括

 

今回の記事ではディアマンドの運用に関してまとめました。運用する役割に合わせてスキル構成などが大きく変わってくるため、明確な方針を立てた育成が重要なユニットであるといえます。コンセプト通りにスキルや紋章士をカスタマイズして運用すると、しっかりその役割を遂行できる頼もしいユニットになります。

 

 

長くなりましたが、ここまでご覧いただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

 

2023年5月2日(火)

ネギ侍