こんにちは。
ネギ侍です。
(Twitter:@NgPKHo1O)
(2023年7月30日 追記)
以下のリンクにより詳しく記載した内容で記事を投稿したので、そちらもぜひご覧ください。
【FEエンゲージ】セリーヌの評価と運用方法に関する考察(改訂版)
前回に続き、ファイアーエムブレムエンゲージのセリーヌに関する記事になります。
今回は主に育成に関する話となります。
※DLCを含みます。
尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。
・https://kamigame.jp/fe-engage/index.html
・https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/
【導入】スキル継承について
ファイアーエムブレムエンゲージでは各紋章士からスキルを継承して装備することで、好みのコンセプトにカスタマイズすることが可能です。最近では井戸で物資を交換することでスキルの書が手に入るようになったので、大量のSP消費を要求されるスキルでも継承しやすくなったため、育成が捗るようになった方も多いかと思います。
まずここで注意すべき点は、装備した紋章士が持っているシンクロスキルは継承しても重ねがけできないことです。例えば、ルキナから”デュアルアシスト”を継承していたとしてルキナの指輪を装備すると、スキルが重複するため実質スキル枠を一つ潰すことになってしまいます。したがって、どの紋章士の指輪を装備するかによって継承するスキルを選択していく必要があります。
ここから、本題のセリーヌの育成について考察していきたいと思います。
【1】育成に役立つスキル構成
DLCの追加により、育成に適した汎用性の高いスキルが実装されました。一つは三級長の腕輪から継承可能な”血統”、もう一つはチキの腕輪からの”星玉の加護”です。
”血統”は「入手経験値を120%にする」という効果を持っており、レベリングに適したスキルとなっています。消費SPも150と非常に安価ですが、このスキルはシンクロスキルであるため、三級長の腕輪を装備して運用する際は継承する必要がありません。
”星玉の加護”の効果は「レベルアップした時に基本能力が上がりやすい」と記載されていますが、具体的には「全ステータスの成長率に+15%加算する」効果となっています。このスキルは育成において非常に強力な効果を持っていますが、消費SPが1500と比較的効果であるため、特に序盤から加入するセリーヌはスキルの書などでSPを補う必要があるかもしれません。さらに、このスキルもシンクロスキルである点も注意が必要です。
ここで、”星玉の加護”のスキルによる恩恵に着目します。全ユニットに有効なスキルであることに違いないですが、セリーヌの場合受ける恩恵が他と比べ物にならないくらい強力なスキルになります。
以下に兵種をフロラージュとした場合のセリーヌの成長率を示します。
|
通常時 (%) |
星玉の加護補正込み (%) |
(参考) ステータス限界値 |
HP |
55 |
70 |
56 |
力 |
45 |
60 |
36 |
魔力 |
40 |
55 |
39 |
技 |
35 |
50 |
27 |
速さ |
50 |
65 |
42 |
守備 |
35 |
50 |
24 |
魔防 |
55 |
70 |
36 |
幸運 |
70 |
85 |
53 |
体格 |
5 |
20 |
11 |
上記の通り、”星玉の加護”の効果により、体格を除く全てのステータスの成長率が50%以上になります。難易度ルナティックを初見でプレイする際には固定成長となるため、成長率50%であれば「2回のレベルアップ毎にステータスが1上昇する」ことになります。幸運に至ってはほぼ毎ターン上昇していく計算になります。
さらに、専用職フロラージュの兵種スキル”華炎”は、「技%で、魔法攻撃には力の半分を、その他の攻撃には魔力の半分をダメージに追加する」という効果であるため、魔法攻撃をする上で力の値が無駄になりません。したがって、セリーヌの全ステータスが余すことなく一度の戦闘に影響を与えるユニットであるため、”星玉の加護”の恩恵が全キャラの中でダントツに大きいと言えます。
【2】相性の良い紋章士
セリーヌをフロラージュとして運用するにあたり、装備する紋章士の候補の一例を以下に挙げてみます。
・セリカ
・エイリーク
・ベレト
(以下DLC)
・セネリオ
・カミラ
・クロム/ルフレ
セリーヌは両刀向きの性能をしていますが、基本的にはメインで戦う種類(物理 or 魔法)に適した紋章士を選択すると良いと思います。
(1)セリカ
セリーヌが加入時に装備している紋章士です。シンクロ時には力・魔力・魔坊のステータスに補正が入ります。「魔法を扱う紋章士であるのに力に補正が入るのはなぜ?」と思った方がいたのではないでしょうか?前述の通り、セリーヌは力の値も重要であるため、問題ありません。特に序盤は魔法キャラが手薄であるため重宝します。
エンゲージスキル”重唱”により戦闘を2回行うことで、追撃が取れない敵を倒したり複数体に削りを入れるなどもできます。この場合、カムイから”竜呪”のスキルを継承したいところです(後述)。
(2)ベレト
ベレトは兵種の戦闘スタイルに応じてエンゲージ武器が変化します。フロラージュの戦闘スタイルは魔道であるため、エンゲージ武器は”テュルソスの杖”と全兵種共通のヴァジュラ、天帝の剣となります。
”テュルソスの杖”は「魔法の射程+2、稀にダメージ半減」という破格の性能をしており、敵の攻撃範囲外から一方的に攻撃可能です。また、”天帝の剣”は「魔力に応じてダメージがアップ、1~2射程の物理攻撃剣」であるため、セリーヌが扱うと物理特化キャラ並みの火力が出ます。竜特攻がついている軽量な武器でもあるため、敵のドラゴンナイトに高火力を押し付けることもできます。
さらに、シンクロスキル”天刻の拍動”は「30%の確率(天刻の拍動+なら50%)で外れた攻撃が命中する。幸運が高いとさらに確率が上がる」という効果であるため、幸運がトップクラスであるセリーヌの攻撃はほぼ確実に命中させることができます。したがって、武器を紋章刻印により命中を削って威力を高めたとしても、”天刻の拍動”の効果によりデメリットを打ち消すことができます。
(3)セネリオ (DLC)
セネリオは魔力・技・魔防に補正がかかるため、装備しているだけで”華炎”の発動確率が上がります。エンゲージスキル”陽光”は「魔法で攻撃した時、相手の魔防を-20%し与えたダメージの50%自分のHPを回復する。戦闘スタイル魔道ならさらに相手の魔防-10%」であるため、地雷戦法が可能となります。”陽光地雷”戦法に関しては以下のリンクの動画で詳しく解説されていますので、ぜひご覧ください。
↓(陽光地雷戦法などの解説動画)
引用:高温多湿エムブレム()
セネリオのエンゲージ技”ディザスター”は「範囲内の敵に、ダメージ40%で炎、雷、風(飛行特攻)魔法の3連撃を行う。魔道ならダメージ+10%追加」であり、通常は十字5マスの範囲を攻撃します。さらに紋章士アイクを装備したユニットと隣接した状態で技を使うと”ディザスター+”となり、攻撃範囲が3×3の9マスの範囲に拡大します。加えてこのエンゲージ技にはフロラージュの”華炎”の効果も上乗せされるため、大ダメージを与えることができます。
【3】戦闘に効果的なスキル
・再移動+(SP 2000、シグルドより継承)
攻撃または杖を使用後、3マス移動できるようになります。ヒット・アンド・アウェイ戦法が使えるようになり、非常に便利です。シグルドは途中で離脱するため、離脱前にSPを1000消費して”再移動”を継承しておき、再加入後”再移動+”にアップグレードする流れになります。”再移動”で敢えて止めておくのも一つの手かもしれません。
・技+5 (SP 2000、ルキナより継承)
”華炎”の発動確率を引き上げます。
理想はDLCで手に入るヴェロニカの”魔力・技+5”ですが、SP 8400を要求されるため、スキルの書を大量に持っているなど余裕のある方は狙ってみると良いでしょう。
・竜呪(SP 2000、カムイより継承)
セリカのエンゲージスキル”重唱”と相性が良いです。
”竜呪”は「自分から攻撃した時、戦闘後相手の全基本能力-4(効果は1ターンに1ずつ回復)」という効果であり、戦闘を2回行う”重唱”や広範囲攻撃の”ディザスター”によるデバフ効果をばら撒くことができる。
・踏ん張り+++(SP 5000、ロイより継承)
”踏ん張り”は「戦闘開始時にHPが30%以上だった場合、その戦闘でどれだけダメージを受けてもHPが1残る。”+”でHP20%以上、”++”でHP10%以上、”+++”でHP2以上とランクアップ」という効果である。セリーヌで”陽光地雷”を狙う際、必ず生存できる踏ん張りスキルはほぼ必須と言っても良い。ロイは10章で離脱してしまうが、セリーヌは離脱前に”踏ん張り+”まで継承できるため、比較的序盤から陽光地雷を実現できる。
【4】総括
今回の記事ではセリーヌと相性の良いスキル、紋章士に焦点を当ててきました。一番のおすすめはベレトですが、DLCで追加されたカミラやクロム/ルフレのように、物理攻撃武器と魔法攻撃の両刀可能な紋章士であっても、セリーヌであれば使いこなせるポテンシャルを秘めていると思います。思い思いのコンセプトでFEエンゲージを楽しんでいただければ幸いです。
以上になります。
長くなりましたが、ここまでご覧いただきありがとうございます。
また次の記事でお会いしましょう。
2023年4月30日(日)
ネギ侍