ネギ侍の鍛錬場

趣味に関する記事を投稿します。

【FEエンゲージ】カゲツの性能評価と運用方法

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

今回は私の好きなゲームの一つである、ファイアーエムブレムエンゲージ(FEエンゲージ)に関する記事となります。

(※本編のネタバレを含みます)

 

今回の記事は、FEエンゲージの本編攻略におけるカゲツの運用方法を考察していきたいと思います。

 

 

尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。

ファイアーエムブレムエンゲージ完全攻略本(徳間書店

https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/

https://hyperwiki.jp/fee/

 

 

この記事は以下の項目から構成されています。

 

【1】導入・性能に関するレビュー

【2】運用方法紹介

【3】改善案・その他の運用方法

【4】総括

 

 

【1】導入・性能に関するレビュー

 

 

カゲツは本編11章途中にアイビー、ゼルコバと共に加入します。10章からの連戦マップであり、リンとルキナの指輪、敵に奪われた竜の時水晶を持ってきてくれるため、本編攻略において非常に重要な役割を果たしてくれます。初期兵種は上級職のソードマスターであり、この辺りで枯渇しやすいマスタープルフ・チェンジプルフを節約できます。

 

後述しますが、カゲツの特徴は圧倒的な成長率・初期値の高さにあり、ストーリー上敵側に指輪を奪われて戦力ダウンしたところをしっかりカバーし切るポテンシャルを持っています。FEエンゲージが発売されてから「最強キャラは誰?」という話になると、必ず候補に挙げられるユニットです。

 

 

(1)成長率・初期値について

 

 

カゲツは本編11章途中で上級職ソードマスターLv.1(内部Lv.15)で加入します。以下の表に、カゲツの個人成長率とソードマスターの兵種成長率、合計成長率、初期値をまとめます。

 

 

成長率

初期値

個人

成長率

ソードマスター

ソードマスター Lv.1

兵種

兵種+個人

HP

60

10

70

35

30

10

40

17

魔力

15

0

15

5

50

15

65

22

速さ

50

20

70

22

守備

40

0

40

14

魔防

25

15

40

10

幸運

40

15

55

17

体格

10

0

10

9

合計

320

85

405

116

(HP除く)

 

今作の成長システムで実装されている”固定成長”では、レベルアップ毎に成長率が加算されていき、合計で100%に到達するとステータスが1上がります。したがって、成長率50%に届くかどうかによって成長具合が大きく変わります。

 

カゲツの個人成長率を見てみると、HP・技・速さが50%に達しており、守備・幸運も50%目前、体格の成長率も最低限の10%配分されているため、全ユニットの中でも理想的な成長率をしていると言えます。力成長率30%がやや低く見えますが、兵種補正で20%加算すれば簡単に解決されるため、さほど欠点とも言えません。魔力は伸びにくいものの、個人成長率だけで7回に1回はステータスが上昇するので、光の弓のような高火力魔法武器であればサブウェポンとして十分機能するラインは保てます。

 

カゲツの印象として「初期値と成長率は優れているが、後半になると火力不足になる」といった意見を耳にすることがあります。確かに、初期兵種のソードマスターで加入した時点では敵のボスクラスのステータスを持っていますが、力の合計成長率が40%である上に剣は威力が低いため、中盤以降で敵の上級職が増えてくるとどうしても”月の腕輪”などに頼らざるを得ないと言えます。しかし、これは剣特化で運用しようとした場合の話で実際には少し違います

 

ここで、火力面で最強格と言えるパネトネと比較したいと思います。カゲツとパネトネは加入時の内部レベルが両者とも15であるため、この状態でウォーリアーに転職した場合の成長率と初期ステータスを以下の表にまとめます。

 

 

ウォーリアー

合計成長率(個人+兵種)

初期値(内部Lv.15)

カゲツ

パネトネ

カゲツ

パネトネ

HP

85

100

41

44

50

65

23

24

魔力

15

10

5

4

60

50

20

20

速さ

65

40

18

14

守備

50

40

14

12

魔防

30

20

10

8

幸運

40

20

15

11

体格

15

20

11

10

合計

410

365

116

(HP除く)

103

(HP除く)

 

初期値を比較すると、パワーが凄まじいとされるパネトネとは力が1しか変わらず、力の成長率の15%の差があるものの、数値上はそこまで開きはありません。もちろん、パネトネは必殺特化の運用法がありますが、カゲツはその分技・速さ・幸運に優れるため、個人スキル光彩奪目!”(自分から攻撃した時敵の回避-10)と合わせてより安定感のある運用が可能です。(もちろん、実際の運用ではカゲツとパネトネの両者を採用することも可能であるため、それぞれ違った運用方針で育成すると良いと思います。)

 

個人的に”エンゲージの最強キャラは誰か?”と聞かれた時、私が即答するユニットがカゲツです。ここで言う”最強”とは、「難易度を問わず、誰にでもオススメできるか?」という基準での回答であり、個人成長率・初期値の高さに裏付けられます。

 

 

(2)支援効果について

 

 

以下の表にカゲツが相手に与える支援効果と支援相手をまとめます。

 

支援度

命中

回避

必殺

必殺回避

S

10

5

6

5

A

10

5

3

5

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

 

支援相手

リュール、フラン、ブシュロン、セリーヌ、ディアマンド、ジェーデ、メリン、ボネ、セアダス、アイビー、ゼルコバ

 

さらに、以下の表にカゲツが支援相手から受けることができる支援効果をまとめます。表中には「支援度:Sの効果」も記載されていますが、支援Sは主人公のみ存在するため、実質カゲツが受けることが可能な効果は支援度:Aまでとなります。各ユニットの支援効果として参考にしていただければと思います。

 

ユニット

支援度

命中

回避

必殺

必殺回避

【① バランス型】

 

 

 

 

 

リュール

メリン

S

10

5

6

5

A

10

5

3

5

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

 

 

 

 

 

【② 必殺型】

 

 

 

 

 

ブシュロン

ディアマンド

ボネ

セアダス

S

10

0

12

5

A

10

0

6

5

B

10

0

3

5

C

10

0

3

0

 

 

 

 

 

 

【③ 必殺回避型】

 

 

 

 

 

セリーヌ

アイビー

S

15

0

0

20

A

15

0

0

10

B

15

0

0

5

C

10

0

0

5

 

 

 

 

 

 

【④ 命中型】

 

 

 

 

 

フラン

ジェーデ

ゼルコバ

S

30

5

0

0

A

20

5

0

0

B

15

5

0

0

C

15

0

0

0

 

 

 

 

 

 

【⑤ 回避型】

 

 

 

 

 

(該当なし)

S

10

20

3

0

A

10

10

3

0

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

カゲツが相手に与える支援効果は主人公リュールと同様にバランス良い効果を持つため、相手に応じて支援度の解放を目指すと良いと思います。例えば、カゲツの効果で必殺回避を低減させようとすると支援度Aが要求されるため、戦闘に加えて食事やリフレッシュなどを活用して早く支援度を上げる意識が必要です。一方で、命中のみを補えれば良いと考えるならば、支援度はCのみ解放して残りは自然と上がるのを待つ、といった具合で良いと思います。

 

カゲツが相手から受ける支援効果に関しては、カゲツの兵種によって重要度が変わりますが、基本的に命中を最低で+15の補正をかけることができる【③ 必殺回避型】か【④ 命中型】を意識しておけば腐ることは無いと思います。

 

 

(3)基本性能まとめ

 

 

カゲツの基本性能をまとめると、

 

(1)物理職として理想的な個人成長率

(2)マスタープルフを温存できる初期上級職ユニット

(3)非常に高い初期値

(4)戦闘に有利な個人スキル

(5)バランス良い支援効果

 

となります。

 

 

【2】運用方法紹介

 

 

本編攻略においてカゲツを運用する方法について、私が運用した方法を例に挙げて紹介していきます。

 

参考として、全紋章士のシンクロ補正を以下の表にまとめます。

 

 

HP

魔力

速さ

守備

魔防

幸運

体格

移動

マルス

 

3

 

4

4

 

 

 

 

 

シグルド

 

 

 

4

 

4

 

 

3

1

セリカ

 

3

5

 

 

 

4

 

 

 

ミカヤ

 

 

4

 

 

 

5

6

 

 

ロイ

10

6

 

 

 

 

3

 

 

 

リーフ

7

 

 

 

 

3

 

 

5

 

リン

 

 

 

4

5

 

3

 

 

 

ルキナ

 

 

 

5

4

 

 

6

 

 

アイク

7

4

 

 

 

5

 

 

 

 

ベレト

 

 

3

 

3

 

 

12

 

 

カムイ

15

 

4

 

 

 

3

 

 

 

エイリーク

 

 

3

4

 

 

 

10

 

 

(以下DLC

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三級長

 

5

 

4

 

3

 

 

 

 

チキ

10

 

 

 

 

4

 

10

 

 

ヘクトル

 

4

 

 

 

5

 

 

3

 

ヴェロニカ

 

 

5

 

 

 

4

6

 

 

セネリオ

 

 

4

3

 

 

5

 

 

 

カミラ

7

 

 

 

5

 

4

 

 

 

クロム/ルフレ

 

3

(10)

5

4

 

 

 

 

 

 

 

(1)ソードマスター運用

 

 

兵種

ソードマスター(剣:S)

兵種スキル

切り抜け

隣接して戦闘した後、敵を挟んだ反対側のマスへ移動する「切り抜け」コマンドが使用できる。

 

使用武器

キルソード+5(カムイ刻印)

勇者の剣

 

他自由枠(銀の大剣、ゲオルギオスなど)

紋章士

エイリーク

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

速さの吸収

 

リン

2000

自分から攻撃して敵を倒すごとに速さ+2

(最大+10、戦闘マップ終了まで)

※リン装備時は不要

力まかせ

DLC

クロム/ルフレ

1500

物理攻撃をした時、必殺の一撃で与えるダメージが通常よりアップする(通常時:3倍 → 4倍へ)

※クロム/ルフレ装備時は不要

 

 

カゲツ×ソードマスター

合計成長率

ステータス

個人+兵種

初期(内部Lv.15)

内部Lv.40

上限値

HP

70

35

53

67

40

17

27

39

魔力

15

5

8

24

65

22

38

46

速さ

70

22

40

51

守備

40

14

24

27

魔防

40

10

20

24

幸運

55

17

31

38

体格

10

9

11

12

合計

405

116

199

261

(※ステータス合計値はHPを除く)

 

初期兵種のまま運用するため、ほぼ手のかからない方法です。ソードマスターは力の基礎値が他の物理職より低めなため火力不足に悩まされがちですが、エイリークの”月の腕輪+”発動時に「自分から物理攻撃時、敵の守備30%をダメージに加算する」効果により、どれだけ守備が高い敵にも物理攻撃が通ります。

 

カゲツの高い技と必殺率を最大まで引き上げたキルソードで必殺撃破を狙い、その際の火力を引き上げる”力まかせ”を組み合わせることでさらに突破力が高くなります。仮想敵として、回避の高い敵のソードマスターやブレイブヒーロー、ウルフナイト、シーフなど、比較的速さが高い兵種が多いため、”速さの吸収”スキルを組み合わせることで追撃ラインを確保し、合わせて自身の回避率も引き上げます。”速さの吸収”は”技・速さ+5”と入れ替えても良いかもしれません。個人的に速さ+10まで伸ばせる点を評価して”速さの吸収”を採用しました。後半の敵のほとんどは異形兵となるため、キルソードの必殺に頼らずともエイリークのエンゲージ武器の”ジークリンデ”で安定して処理する方法も強力です。

 

この武器・スキル構成では基本的に1射程攻撃しかできないため、局面によっては”切り抜け”で配置を移動する手段も非常に便利でした。

 

 

(2)ドラゴンナイト運用

 

 

兵種

ドラゴンナイト(剣:A、槍:B)

兵種スキル

急襲

相手が侵入できない地形から攻撃した時、速さ+5

 

使用武器

キルソード+5(カムイ刻印)

勇者の剣

スレンドスピア or 手槍

ナイトキラー(適宜強化)

紋章士

三級長、ルキナ、リンなど

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

速さの吸収

 

リン

2000

自分から攻撃して敵を倒すごとに速さ+2

(最大+10、戦闘マップ終了まで)

※リン装備時は不要

再移動

 

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

※シグルド装備時は不要

 

 

カゲツ×ドラゴンナイト

合計成長率

ステータス

個人+兵種

初期(内部Lv.15)

内部Lv.40

上限値

HP

80

39

59

83

50

20

32

45

魔力

15

5

8

30

60

21

36

45

速さ

55

20

34

40

守備

60

16

31

35

魔防

30

12

19

20

幸運

45

16

26

26

体格

15

9

12

18

合計

410

119

198

259

(※ステータス合計値はHPを除く)

 

カゲツの力成長率を50%に乗せて物理エース運用できる方法の一つです。この運用方法ではDLC無しで十分機能するため、育成のハードルが極めて低い運用方法と言えます。個人的にはDLCで入手可能な三級長の腕輪を最も採用していました。

 

ドラゴンナイトは剣・槍・斧の中から2種選択できますが、カゲツの天性素質である剣+αを推奨します。中でも、敵の騎馬兵種に特効のある”ナイトキラー”を使用可能な剣・槍運用推奨です。ただし、槍は全体的に重い武器が多いため、体格が育っていない状況では攻速落ちが響きます。よって、”速さの吸収”により攻速を確保し、敵の攻撃範囲から逃げつつ次のターンに兵種スキル”急襲”発動を狙える”再移動”を採用しています。

 

この運用方法の強みであり同時に鍵となるのは、「エンゲージ発動により『飛行×弓』での襲撃をかける」動きです。地形効果に移動を妨害されない飛行職であるため、危険な敵を強力な超射程弓攻撃で撃破しに行くと、その後の展開を有利に持っていける場面が多かったように思います。(例えば、重装兵で壁を作っている状況で迫ってくる魔法敵、歩行兵侵入不可の地形から迫ってくる飛行敵など)。

 

個人的にお気に入りの運用方法であり、「ドラゴンナイトを使ってみたい」と考えている方に最もおすすめな方法です。

 

 

(3)ウォーリアー運用

 

 

兵種

ウォーリアー(斧:A、弓:C)

兵種スキル

無慈悲

ブレイク中の相手に攻撃した時、ダメージ150%

 

使用武器

トマホーク

勇者の斧

長弓

光の弓

 

自由枠(鋼の弓、銀の弓、大斧、キラー武器など)

紋章士

ルキナ、ロイ、ヘクトルなど

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

速さの吸収

 

リン

2000

自分から攻撃して敵を倒すごとに速さ+2

(最大+10、戦闘マップ終了まで)

※リン装備時は不要

再移動

 

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

※シグルド装備時は不要

 

 

カゲツ×ウォーリアー

合計成長率

ステータス

個人+兵種

初期(内部Lv.15)

内部Lv.40

上限値

HP

85

41

62

94

50

23

35

45

魔力

15

5

8

19

60

20

32

32

速さ

65

18

34

35

守備

50

14

26

27

魔防

30

10

16

16

幸運

40

15

24

24

体格

15

11

14

20

合計

410

116

189

218

(※ステータス合計値はHPを除く)

 

ドラゴンナイトと同様に、カゲツの力成長率を50%に乗せて物理エース運用できる方法の一つです。ウォーリアーは高い力による弓攻撃ができる点が強力であり、さらに連携職であることから広範囲にチェインアタックで削りを入れることができます。

 

導入でも触れましたが、カゲツは技・幸運の初期値・成長率が共に高く、敵の回避にデバフをかける個人スキルによって命中が非常に安定します。この点が非常に優秀であり、他のユニットと比較すると最も運用しやすい印象を受けました。

 

紋章士に関してですが、19章まではルキナ、ロイ外伝終了後から”封印の剣”も扱えるロイと組ませての運用がお気に入りです。斧・弓により”武器シンクロ+”が発生しやすい三級長もおすすめです。

 

ウォーリアーは兵種成長率に幸運の補正が入らないことから、ユニットによっては幸運がロクに伸びない場合がありますが、その点カゲツはしっかり伸びるため、被必殺率が低減されて受け側でも比較的安定します。ただし、守備・魔防の数値はそこまで高くないため、受けでの運用が多い場合はヘクトルと組ませてエンゲージスキル”鉄壁”(敵から攻撃を受けた時、守備・魔防130%)がお勧めです。

 

 

【3】改善案、その他の運用考察

 

 

はじめに、【2】章で紹介した兵種に至った考察経緯をまとめます。

 

私が初めてカゲツを運用した際にはソードマスターを採用し、自分から攻めつつ時には臨時の回避盾運用をしました。繰り返しになりますが、ソードマスターは力の数値が低いためエイリークで火力をカバーしていました。そこで、同じ連携職の中で多少速さや回避を捨てても火力を確保しようとしたところウォーリアーに至りました。

 

カゲツを運用していると自然と戦闘数・撃墜数が増えていき、その結果ウォーリアー運用では他のユニットよりも早い段階で技・速さ・守備・魔防・幸運がカンスト目前になりました。そこで、力成長率50%を維持し、且つ総合ステータスが高めな兵種としてドラゴンナイトを採用しました。

 

 

以上を踏まえた上で、この章ではこれまで私が採用してきた運用方法とは違ったアプローチで考察していきたいと思います。

 

 

(改善案)回避盾ウルフナイト運用

 

 

兵種

ウルフナイト(剣:A、短剣:A)

兵種スキル

足狙い

自分から短剣で攻撃した時、1ターンの間相手の移動-2

 

使用武器

はがねのナイフ+4強化安定回避率強化刻印

(→ 銀のナイフ(+3以上推奨、鉱石在庫と相談、回避率強化刻印推奨))

ペシュカド or スティレット

キルソード+5(カムイ刻印)

勇者の剣

 

他自由枠(いかづちの剣など)

紋章士

エイリーク、カミラ(DLC、絆Lv.12以上推奨)

ルキナヘクトルDLC

ロイ、マルス

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

デュアルサポート

(推奨)

ルキナ

2000

隣接する味方との支援レベルが高いほど回避がアップする(最大+90)

ルキナ装備時は不要

再移動+

 

(スキルに困った時、安定択)

シグルド

2000

行動後、3マス移動できる。

※シグルド装備時は不要

(以下、入れ替え候補)

回避+スキル

(デュアルサポート不採用の場合)

マルス

500~4500

+10・・・SP:500

+15・・・SP:1500

+20・・・SP:2500

+25・・・SP:3500

+30・・・SP:4500

竜呪

カムイ

2000

自分から攻撃した時、戦闘後相手の全基本能力-4

(効果は1ターンに1ずつ回復)

※カムイ装備時は不要

月の腕輪

 

(※候補に挙げていますが、継承よりもエイリーク装備により発動推奨)

エイリーク

3000~5000

自分から物理攻撃をした時、相手の守備の20%をダメージに加算する。”月の腕輪+”であれば守備の30%をダメージに加算する。

※エイリーク装備時は不要

切り返し+

DLC

ヘクトル

3000

敵から攻撃された時、自分のHPが60%以上なら追撃が発生する。

ヘクトル装備時は不要

星玉の加護

DLC

チキ

1500

全ステータスの成長率+15

(育成時のみ)

※チキ装備時は不要

 

 

カゲツ×ウルフナイト

合計成長率

ステータス

個人+兵種

初期(内部Lv.15)

内部Lv.40

上限値

HP

70

37

55

69

35

17

26

39

魔力

15

7

10

25

65

22

38

43

速さ

70

21

39

47

守備

45

14

25

27

魔防

45

11

22

31

幸運

60

17

32

35

体格

10

9

11

12

合計

415

118

203

259

(※ステータス合計値はHPを除く)

 

今作で登場したウルフナイトは成長率・使用武器”短剣”が回避盾運用と非常に噛み合っており、ソードマスター運用よりも回避盾適性が高いと言えます。特に1~2射程の短剣によって、ソードマスター運用では選択肢が限られる間接攻撃に対する反撃手段を持っている点が非常に強力です。さらに、短剣でダメージが通った場合”毒”を付与し、与ダメージが増加します。最大3段階まで毒を蓄積することができ、最大でダメージ+5上乗せできます。

 

使用武器に関しては、基本的に錬成した”はがねのナイフ”さえ持っていればほぼ完結します。魔法攻撃の短剣はヴェイル専用武器しかないので、サブウェポンとして”いかづちの剣”を持っていれば重装兵への打点にもなるため便利です。必殺狙いであれば必殺率と錬成のしやすさからキルソードを推奨しています。多少必殺率を妥協すれば”スティレット”の方が火力が出せます。

 

回避盾運用する上での個人的な意見として、敵を吊り出して攻撃を回避しつつダメージを与えて削ることが理想と考えます。短剣使いならば”隠密”のシーフもいますが、シーフは地形効果込みでの強さがあるように思います。”隠密”のスタイルボーナスによって回避率が+60されますが、ここまで高くなってしまうと難易度ルナティックでは敵に無視されてしまい、肝心の削りが入れられなくなってしまう場合があります。その点でウルフナイトは地形効果込みでも程よい回避率を維持しつつ、万が一攻撃を被弾したとしてもそこそこの耐久力があるため機能停止しにくいと言えます。編成次第では、味方の気功 or 騎馬兵種×ルキナの組み合わせにより「確定で発動する”絆盾”によって敵の初撃無効化」で安全に敵を吊り出す選択肢も持てます。”月の腕輪+”は「自分から攻撃した時」にのみ発動するため反撃時には発動しませんが、リュールを隣接させていれば個人スキル”神竜の結束”によって「与ダメ+3」の効果を受けることができるため、”絆盾”起動要員としてリュール×騎馬兵種にしておくと反撃時にも確実にダメージを与えることができます。参考までに、リュールはHP・力・技・速さ・守備が比較的優秀であることからウルフナイト適性が高く、カゲツやメリンらと共にウルフナイトの群れを形成して運用することも強力だと思います。さらに、カゲツ、メリン、リュールは全員支援があるため”デュアルサポート”効果が発動できる点も優秀です。

 

紋章士としては、”月の腕輪”による固定ダメージ上乗せと騎馬の兵種ボーナスでエンゲージ技が強化されるエイリーク、連携職でなくともチェインアタックに参加して敵に毒を付与することができ、騎馬兵種に対して”絆盾”を確定で発動できるルキナなどが挙げられます。

 

個人的に注目している紋章士はカミラです。カミラはシンクロ補正で回避にも直結する速さを+5でき、この補正は全紋章士中トップです。個人的に評価している要素として、騎馬兵種が発動可能なカミラの竜脈”水”による回避-30のデバフ地形効果付与との相性の良さです。カミラ×騎馬兵種の組み合わせについては過去に記事にまとめていますが(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/10/26/235648)、自身の周囲に地形効果を発動するため、局面によっては孤立してしまうリスクがあります(上記の記事内、”【3】運用方法紹介”参照)。カミラと絆Lv.12まで挙げて”地脈吸収”を発動が前提となりますが、回避盾運用のカゲツならば敵陣に放り込んでも攻撃を回避し、たとえ攻撃を被弾したとしても並程度の耐久力を確保できてい上に追撃を受けにくいことから、被害を最低限に抑えることができると考えられます。さらに、地形”水”を周囲に付与していることから歩兵・騎馬ユニットは移動力が削がれるため、侵入してくる敵の数を減らすこともでき、チェインアタックを仕掛けてくる連携職に囲まれる事態もケアできます。そして地形”水”の上で仕掛けてきた敵に対しては確実に攻撃を当てて削りつつ短剣による”毒”を付与できます。この動きは回避性能の高い敵のソードマスターやウルフナイトらに対して有効です。似た理屈となりますが、カミラのエンゲージ技”暗夜爆砕陣”は自身の周囲に地形”炎”を付与する効果があるため発動場所の吟味が必要ですが、回避率を確保できていればより扱いやすくなると思われます。

 

総括すると、カゲツをウルフナイトでの回避盾運用は非常に強力な方法であると考えます。

 

 

(番外編)”応援団長型”カゲツ

 

 

兵種

ブレイブヒーロー(剣:A、槍:C)

兵種スキル

助太刀

自分のHPが最大値の状態でチェインアタックに参加した場合2連続攻撃になる。

 

使用武器

手槍

ナイトキラー

勇者の剣

いかづちの剣

 

他、自由枠(銀の大剣など)

紋章士

ルキナヴェロニカ(DLC

ベレト、クロム/ルフレDLC

マルス、セネリオ(DLC

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

デュアルアシスト+

コンセプト

ルキナ

2000

自分が攻撃可能な範囲(移動距離+射程)にいる敵に味方が攻撃した時、自分が戦闘スタイル「連携」かスキル「デュアルアタック」を使えるなら、70%の確率でチェインアタックに参加する。

ルキナ装備時は不要

七色の叫び+

コンセプト

クロム/ルフレ

2000

自分の周囲2マスにいる味方の7つの基本能力を1ターンの間+3する「応援」コマンドが使用できる。

※クロム/ルフレ装備時は不要

(以下、入れ替え候補)

再移動

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

※シグルド装備時は不要

引き戻し

アイク

200

隣接している味方を、自分を挟んで反対側に移動させる「引き戻し」コマンドが使用できる

※アイク装備時は不要

地玉の加護+

チキ

1500

自軍フェイズ開始時、隣接する見方がいれば自分と味方の守備・魔防+3

※チキ装備時は不要

スキンシップ+

カムイ

500

行動終了・待機時に隣接する味方のHPを10回復。支援値が少し上昇する。

※カムイ装備時は不要

 

 

カゲツ×ブレイブヒーロー

合計成長率

ステータス

個人+兵種

初期(内部Lv.15)

内部Lv.40

上限値

HP

75

37

56

75

45

19

30

44

魔力

15

4

7

19

60

21

36

39

速さ

65

20

36

43

守備

40

15

25

34

魔防

35

9

18

20

幸運

55

16

30

34

体格

10

10

12

16

合計

400

114

194

249

(※ステータス合計値はHPを除く)

 

”デュアルアシスト+”スキルを活かし、強力な兵種スキル”助太刀”によるチェインアタックで広範囲の戦闘に70%の確率で戦闘に参戦する運用となります。あらかじめ断っておきますが、この運用方法はカゲツでなくても成立します。

 

この型の基本的な運用方法は、早急にブレイブヒーローLv.5まで上げて”助太刀”を取得し、その後は基本的に「”七色の叫び+”で範囲内の味方に『1ターンの間、全基本能力+3』のバフをかける」のみになります。あとは”デュアルアシスト+”の70%とチェインアタック命中率80%を2回引くことを祈ります。自身の行動のほとんどを”七色の叫び+”に割くことから『応援団長型」と命名しました。

 

紋章士の中で注目はヴェロニカです。ヴェロニカのエンゲージスキル”契約”により「隣接する行動済みの味方を再行動させる(移動不可)」ことができますが、連携職であればスタイルボーナスにより「使用者が、再行動する味方のチェインアタックに必ず参加する」効果がのります。よって、”デュアルアシスト+”の運に頼っていた部分を確定で発動できるようになります。また、エンゲージ技”英雄召喚”によって「ユニットをランダムに召喚することができる」効果がありますが、連携職のスタイルボーナスにより「召喚したユニットがスキル『デュアルアタック』を持つ」効果が乗ります。この「デュアルアタック」スキルは、「自身の戦闘スタイルが『連携』でなくてもチェインアタックに参加可能になる」という紋章士ルキナが所持しているスキルです。従って、味方のチェインアタック要員が増えるだけでなく、敵を誘き出す囮としても扱うことができます。

 

この運用方法では”助太刀”スキル発動のためにHP管理がカギとなり、極力自身から攻撃を仕掛けることを避けたいところです。しかし、カゲツほどの成長率・ステータスでは勿体無いと言えるのも事実です。物理アタッカーの一員としてブレイブヒーロー運用する場合、ソードマスターやウルフナイトほどではないものの回避性能が高めなため、上記に示したウルフナイト運用のように、回避性能を確保するスキル構成での運用が望ましいと考えます。

 

 

【4】総括

 

 

今回の記事では本編攻略におけるカゲツの運用方法についてまとめました。本編の構成上詰み防止にも貢献してくれる頼りになるユニットであると言えますが、あまりのスペックの高さに「カゲツで良い」や「カゲツの劣化」と言って評価を下げられてきたユニットが多いのも事実です。しかし、実際には出撃枠が5~14枠あるため、「絶対的エースの1人としてカゲツを採用しつつ他のユニットの運用を考える」といった考え方をすると「~の劣化」など気にせず編成を組めると思います。

 

最後に番外編として”応援団長型”と、半ばふざけたネーミングの運用方法を紹介しましたが、実際に使ってみるとこのサポート運用はバカにできず、何より「自身のステータスは関係ない」点が重要であることから記載しました。この運用方法が後にとあるユニットの考察に繋がるため、その時に改めて紹介します。

 

 

今回の記事は以上となります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2023年12月10日(日)

ネギ侍