ネギ侍の鍛錬場

趣味に関する記事を投稿します。

【FEエンゲージ】大公家と王家の関係性〜シトリニカの両親に関する考察〜

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

私は当ブログ”ネギ侍の鍛錬場”にて普段『FEエンゲージのユニット育成論』などの記事をしていますが、今回は育成論ではなく、キャラクターの深掘りに関する考察をまとめてみたいと思います。

 

 

【1】はじめに

 

 

私は普段FEエンゲージの本編を周回プレイしており、基本的にはキャラクターの性能面や育成論に関する考察を頻繁に行なっています。こうした戦闘面の面白さを楽しむのはもちろんですが、別の楽しみ方として、「キャラクター同士の支援会話などの情報を元に、それぞれのキャラクターのバックグラウンドなどを考察して深掘りする」方法があります。”キャラ咀嚼”と呼ばれたりもしていますが、FEエンゲージは表情の変化など細部まで拘って作り込まれているため、キャラクターの心境が表情などから読み取れたりします。こうした少ない情報を元に考察し、まるで「点と点を結んで線となる」時の楽しさが”キャラ咀嚼”の魅力だと思っています。

 

そこで今回の記事では、以前私がX上で投稿した内容とほぼ同じではあるものの、『シトリニカとディアマンド・スタルークの関係』について書いてみたいと思います。

 

 

【2】本編

 

 

きっかけは私のブログ仲間の方の記事でした。その記事では『ブロディア王家と大公家の関係』について書かれていました(記事URL:https://marie.hatenadiary.jp/entry/2024/01/22/213314)。

 

今回の記事のメインとなる”シトリニカ”はブロディア王国の王族ディアマンド・スタルーク兄弟とは”従兄弟”の関係にあると、FEエンゲージの本編中で述べられています。「子供の頃から家族同然のような関係性だった」といった記述もあることから、王家と大公家は良好な関係性であったことが伺えます。ディアマンド・スタルークの父親であり、先代ブロディア王国国王”モリオン”のことをシトリニカは「モリオンおじさま」と呼んでいる描写があり、子供の頃から可愛がられていたことでしょう。。。

 

ここで疑問に思うのは『シトリニカの両親のどちらが王家の親族にあたるのか?』ということです。シトリニカとディアマンド・スタルークが従兄弟の関係ということは、シトリニカの両親のどちらかが

 

①モリオンの兄弟姉妹

②モリオンの奥さん(王妃)の兄弟姉妹

 

のいずれかに当たります。残念ながら、支援会話や絆会話を読み漁っても直接的な根拠は見当たらず、プレイヤーの考察に委ねられています。

 

 

結論から述べると、私は『モリオンの妹がシトリニカの母親である』と考えます。その理由についてパターン分けしながら「シトリニカの両親」について整理していきたいと思います。

 

 

(1)王妃の兄弟姉妹であった場合

 

 

王妃の兄弟姉妹の娘がシトリニカであった場合、モリオンから見ると”姪”にあたるため、ディアマンド・スタルークの従兄弟になります。

 

私はこの場合に関して『可能性は限りなく低い』と考えます。その根拠は、ディアマンドとスタルークの”髪の質にあります。

 

 

”髪”というのは遺伝による影響を大きく受ける要素の一つであり、例えば”くせ毛”は両親のどちらかが該当する場合子供にも30~40%ほどの確率で受け継ぎやすいそうです(参考:https://www.hanabusa-web.com/7797.html)。また、髪の色や肌の色に関しても「両親から50%ずつ遺伝子を受け継ぐ」ため、遺伝による影響を大きく受ける要素です(参考:https://www.ruan.co.jp/column/mamechishiki/race-hair-color/)。

 

 

 

改めてディアマンドとスタルークを見てみると、ディアマンドの髪質はスタルークよりもややくせ毛に近く、この髪質と髪色は父親モリオンからの遺伝の影響を大きく受けていると考えられます(参考:『ファイアーエムブレムエンゲージ完全攻略本』p706)。逆にスタルークは深い青の髪色に加え、「サラッ」としたストレートな髪質をしていることから、恐らく母親からの遺伝による影響を受けていると考えられます。

 

王妃の髪色と質がスタルークに近いことを踏まえると、この遺伝は『優性遺伝』に相当して子供にも発現しやすい遺伝子であると考えられます。逆にディアマンドの髪色と髪質は『劣性遺伝』の発現が考えられます。王妃の髪質と色は両親から受け継いでいることになるため、王妃の兄弟姉妹にも似た性質が発現している可能性が非常に高く、その誰かがシトリニカの親に当たる場合、似たような性質がシトリニカにも現れる確率が高いはずです。ところが、シトリニカの髪に注目すると少しウェーブがかった見た目と”黄色 or 金色”のような色素の薄めな髪色であるため、ディアマンドとスタルークで言えばディアマンドに近い性質をしていると言えます。

 

 

従って、髪色と髪質の遺伝に関する考察から、『シトリニカの両親は王妃の兄弟姉妹ではない』と結論づけることができます。

 

ただし例外もあり、『隔世遺伝』という「祖父母」の遺伝情報が孫に現れる場合があるそうですが、ここまで議論するには情報が足りなさすぎるため今回の記事では割愛します。

 

 

(2)モリオンの兄弟姉妹であった場合

 

 

国によって国王に誰が就くかは違うと思いますが、基本的には『第一王子・王女』が就くことが多いと思います。

 

 

①モリオンが第一王子(兄弟最年長)の場合

 

この時、シトリニカの親候補はモリオンの『弟か妹』の2択となります。

 

この場合の”妹”は第一王女に当たりますが、年上のモリオンが国王になるのはある意味自然な流れといえます。ファイアーエムブレムの世界で女性が”嫁ぐ”という概念があるかはわかりませんが、『王女が嫁ぐ』となれば国にとって非常に重要な出来事であるため、相手もそれなりの実力者が選ばれることと思われます。結果モリオンの妹の第一王女が嫁いだとして、その一家が大公家となり、その娘の”シトリニカ”がディアマンド達と「まるで家族のように過ごした」と言われてもすんなり理解できると思います。

 

 

では、第二王子に当たるモリオンの”弟”がシトリニカの父親である場合を考えます。

 

 

モリオンと弟の関係性は、今で言うところのディアマンドとスタルークの関係と正に同じといえます。従って、仮に父親モリオンに”弟”がいた場合、同じ境遇のスタルークの口から何かしら言及されていてもいいはずです。実際にはそういった内容は見当たらないため、そもそもモリオンに弟がいなかった可能性が高いと思われます。

 

ただし、モリオンの弟がシトリニカの父親で大公家の爵位であっても何ら不思議はありません。

 

この場合、勇ましさと強さを兼ね備えた兄(モリオン)と自分との差を埋めるべく「陰で努力する」タイプであって欲しいと個人的に思います。子供というのは親の背中を見て育つものであるため、シトリニカは幼少期に陰で訓練に励む父親を目にしていたからこそ、いざ自分が王城兵としてスタルークに仕えることになった時に頑張ることができた、と考えることができます。

 

 

この節をまとめると、『シトリニカは”モリオンの妹の娘”である可能性が高い』といえます。

 

 

②モリオンが第二王子の場合

 

 

この場合、兄の第一王子がいるにも関わらず第二王子のモリオンが国王になったことになります。基本的な考察内容は「モリオンの弟」に関することと類似しますが、両者とも実力者で先代国王によりモリオンが新国王に指名された場合、その後必ず何かしらのいざこざが起きる可能性が高いと思われます。もしそのような状況になった場合、娘のシトリニカと従兄弟のディアマンドやスタルークと「家族のような」関係性を築くことは非常に困難であると言えるため公式の設定と矛盾が生じます。

 

場合によっては、兄がいたものの戦場で命を落とした可能性も考えられますが、この場合娘のシトリニカが生まれない、または生まれたとしても本人の口から「亡き父の~」といった言及があってもおかしくないですが、こうした要素は見られませんでした。

 

 

従って、シトリニカの父親がモリオンの兄である可能性は限りなく低いと考えられます。

 

 

③モリオンが第一王子であり、第一王女の姉がいた場合

 

 

この場合、第一王女の姉を差し置いて第一王子のモリオンが国王に就いたことになります。

 

ここで気になる支援会話として、スタルークとザフィーアの会話の内容で「スタルークの母親は王都から離れた場所に避難している」ことが明かされています。また、ザフィーアの支援会話から「イルシオンとの戦闘で両親や親友を失った」と言われています。モリオンは血気盛んな性格であることから、ディアマンド達くらいの年齢の時は戦場で暴れていたと容易に想像できます。

 

「では、その時姉はどうしていたのか?」

 

ということがポイントになります。それなりの戦闘能力を持っていたならば戦場で戦う・指揮を取るなどしていたと思いますが、戦闘能力を持ち合わせていない場合は避難して生き延びているはずです。戦場に出れば命を落とす危険もあるため、仮にモリオンが戦死した場合にその姉が国王に就くことで、その後の戦闘に大義名分として国民をまとめることもできます。

 

ここで、姉に一定の戦闘力があったと仮定します。

 

姉の戦闘スタイルに注目してみます。イルシオン姉妹は少し事情が異なるものの、他国の王族を見てみると基本的に「近い成長率傾向」をしています。以下の表にフィレネ、ブロディア、ソルム各国の王族ユニット達の個人成長率をまとめます。

 

 

フィレネ

ロディア

ソルム

ルフレッド

セリーヌ

ディアマンド

スタルーク

ミスティラ

フォガート

HP

65

50

75

65

55

60

40

35

30

30

25

30

魔力

5

25

15

10

25

25

35

30

20

40

45

30

速さ

40

45

40

45

45

55

守備

40

30

40

30

30

30

魔防

20

40

25

20

30

35

幸運

40

50

20

15

30

25

体格

10

5

15

10

10

10

合計

295

310

280

265

295

300

 

ざっくりまとめると、アルフレッドとセリーヌは力・幸運が伸びやすく、ミスティラとフォガートは力・魔力共に満遍なく伸びる傾向にあります。

 

ディアマンドとスタルークは物理攻撃を得意とする成長率傾向をしており、兄弟同士がここまで似た傾向を、しかも国が違っても同様に設定されていることは”偶然”とは思えません。よって、この成長率傾向は『親の遺伝』と考えられます。

 

この仮説を基にモリオンの姉の戦闘スタイルを考えます。

 

この議論を進める上でシトリニカの個人成長率は無視できないため、以下の表にシトリニカの個人成長率と加入時の初期値をまとめます。

 

 

個人成長率

初期値

HP

45

24

10

2

魔力

40

15

25

13

速さ

30

10

守備

20

3

魔防

40

12

幸運

25

10

体格

5

4

合計

240

69(HP除く)

 

 

(1)モリオンの姉の”力が伸びやすい”場合

 

 

戦闘で生き延びたのちに結婚して”シトリニカ”が生まれた場合、親の成長傾向を受け継いでシトリニカも力が伸びやすくなると考えられますが、上記の通りシトリニカの力成長率は10%とお世辞にも得意な能力傾向とはいえないため、この場合は戦死したか、シトリニカの母親ではないと思われます。

 

 

(2)モリオンの姉の”魔力が伸びやすい”場合

 

 

シトリニカは魔力成長率が40%と高めの傾向であり、且つ限界値まで成長した場合、シトリニカは全ユニットの中で最も魔力が高くなります。従って、母親の魔力が伸びやすい傾向を娘のシトリニカが受け継いでいてもおかしくはありません。

 

よって、戦闘スタイルの傾向から、姉の魔力が伸びやすい場合に限り『モリオンの姉がシトリニカの母親』であることが成り立ちます。ただし、この成長傾向は『モリオンの妹がシトリニカの母親』である場合も同様です。

 

『モリオンの姉または妹の魔力が伸びやすい』根拠として、モリオン自身のステータスからも読み取れます。モリオンは本編10章で敵対することになりますが、この時「兵種:ブレイブヒーロー」で出現します。ブレイブヒーローは魔力成長率・基礎値が共に0であるにも関わらず、敵対した時の魔力が6あるため自身の個人成長率が反映されたものといえますが、本編推奨レベルを考慮するとモリオンはディアマンド・スタルークよりもやや高めの魔力成長率を有していると考えられます。従って、モリオンとその姉・妹は両親の成長傾向を受け継ぎ、比較的高めな魔力成長率を持っていた可能性が高いと考えることができます。

 

 

④まとめ

 

 

シトリニカの両親のどちらかがモリオンの兄弟姉妹に該当する場合、可能性が高い順に

 

  1. 妹が母親
  2. 魔法が得意な姉が母親
  3. 弟が父親
  4. 兄が父親

 

という序列になり、その中で本編の支援会話などと矛盾しない組み合わせとして『モリオンの”妹”がシトリニカの母親である』可能性が最も高いという結論に至りました。

 

 

【3】後書き

 

 

今回の記事の内容は、以前私のXで投稿した内容を清書する形となります。キャラクターの深掘りを今まであまり経験したことがなかったため考察自体に穴があるかもしれませんが、もし有識者の方がいらっしゃいましたら容赦無くコメントでご指摘いただければと思います。

 

余談となりますが、”目の色”にも注目していました。よく見てみるとシトリニカとディアマンド、スタルークは似た目の色をしてします。目の色も遺伝による影響を受けるそうですが、「生まれ育った環境によって変化する」そうなので本編からは外しました。具体的には「日照率が低い地域で生活している人の目の色は薄い色(青白いなど)になる傾向が多い」そうです。FEエンゲージの舞台であるエレオス大陸で言えば雪国のイルシオン王国が最も日照率の低い地域と考えられ、ロサードの目の色はより顕著に薄めの色となっています。また、紋章士カムイは原作『ファイアーエムブレムif』で「白夜王国で生まれ、暗夜王国で育てられた」という設定があり、暗夜王国はあまり日が照らない国であることからも目の色が薄めとなっていると思われます。こうした視点からキャラクターのバックグラウンドを考察してみるのも面白いかと思います。

 

初めてチャレンジしたキャラクターの深掘りでしたが、私自身勉強になることも多くとても面白かったです。何か気になる話題があれば、再びチャレンジしてみたいと思います。

 

 

今回の記事は以上となります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2024年1月31日(水)

ネギ侍

 

【FEエンゲージ】投稿記事一覧(2024年1月30日現在)

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

今回は私の好きなゲームの一つである、ファイアーエムブレムエンゲージに関する記事となります。

(※本編のネタバレを含みます)

 

今回の記事には、私がこれまでに投稿したFEエンゲージの記事をユニット毎に一覧にまとめます。以前投稿しましたが、今回の記事一覧は2024年1月30日現在までのものとなります。尚、先日1月20日からあまり時間が経っていませんが、メンバー紹介欄には出撃ユニット名を追記しました。よって、考察記事の投稿がまだのユニットもクリアユニット紹介に名前がある場合もあります。詳細な解説は改めて記事にするつもりですが、運用の参考例にしていただければと思います。

 

 

尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。

ファイアーエムブレムエンゲージ完全攻略本(徳間書店

https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/

https://hyperwiki.jp/fee/

 

 

【1】投稿記事一覧

 

 

紋章士の考察記事内で触れているユニットも含みます。

 

ユニット

概要

記事URL

リュール

性能評価と運用方法

(専用職)

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/08/27/161656

ヴァンドレ

 

 

クラン

マージナイト運用考察

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/13/112031

フラン

紋章士リーフとの運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/13/202335

ルフレッド

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/03/224936

ソードマスター運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/10/21/004656

ソードマスター×紋章士ロイ

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/12/000758

アヴニール運用考察

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/11/171725

エーティエ

ユニット考察

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/07/134337

ブシュロン

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/19/230333

セリーヌ

ユニット評価

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/04/30/012303

運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/04/30/221825

紋章士リーフとの運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/13/202335

(ほぼ完全版)性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/18/011926

ルイ

 

 

クロエ

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/10/14/071616

ジャン

 

 

ユナカ

性能評価、スナイパー運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/23/010239

アンナさん

 

 

スタルーク

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/07/11/010946

ラピス

ドラゴンナイト運用(育成計画)

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/26/223329

”魔力成長率20%”の価値

(気功運用)

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/16/235331

シトリニカ

性能評価、マスターモンク運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/17/235346

ハイプリースト運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/17/063009

”マージナイト×紋章士カミラ”運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/10/26/235648

ディアマンド

性能評価と育成論

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/02/221838

(改訂版)専用職での運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/29/063428

アンバー

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/06/07/215455

ジェーデ

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/18/072114

”斧×パラディン”運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/26/070049

スナイパー運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/24/012255

ザフィーア

 

 

アイビー

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/06/16/035132

HP・幸運+10、ヴェロニカ運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/23/133035

ゼルコバ

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/27/064214

カゲツ

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/10/153120

オルテンシア

 

 

ロサード

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/24/072520

ゴルドマリー

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/27/184224

グレートナイト×カミラ

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/29/152511

リンデン

 

 

ミスティラ

紋章士リーフとの運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/13/202335

パネトネ

性能評価、ジェネラル運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/21/233735

メリン

”スナイパー×紋章士セリカ”運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/06/064705

フォガート

性能評価、専用職運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/10/05/064115

パンドロ

性能評価と考察

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/18/222159

ボネ

 

 

セアダス

 

 

モーヴ

 

 

ヴェイル

 

 

エル

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/05/063218

紋章士リーフとの運用方法、炎の槍活用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/10/050628

槍×パラディン運用について

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/13/191724

ラファール

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/29/194721

セレスティア

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/07/043511

グレゴリー

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/12/064538

マデリーン

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/12/064538

 

 

 

 

以下、クリアメンバー紹介記事

2023/5/29

メンバー構成と将棋の関係

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/29/222057

【出撃メンバー】

リュール、ヴェイル、スタルーク、オルテンシア、ゴルドマリー、カゲツ、ディアマンドセリーヌ、アイビー、セアダス、シトリニカ、メリン、ゼルコバ、モーヴ

12月誕生月ユニット強制出撃縛り

1周目

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/05/025730

【出撃メンバー】

リュール、ジェーデ、セリーヌ、カゲツ、ラファール、アイビー、セアダス、エル、スタルーク、シトリニカ、クロエ、ボネ、アンバー、ディアマンド

2周目

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/14/235220

【出撃メンバー】

リュール、ジェーデ、セリーヌ、カゲツ、ラファール、アイビー、セアダス、エル、オルテンシア、スタルーク、ゼルコバ、アルフレッド、ヴェイル、メリン

3周目

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/23/154259

【出撃メンバー】

リュール、ジェーデ、セリーヌ、カゲツ、ラファール、アイビー、セアダス、エル、パンドロ、ロサード、ディアマンド、フォガート、ヴェイル、アンバー

1月誕生月ユニット強制出撃縛り

1周目

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/01/025926

【出撃メンバー】

リュール、パンドロ、ロサード、ザフィーア、セアダス、アイビー、スタルーク、ラピス、シトリニカ、エル、ミスティラ、ゴルドマリー、ブシュロン、パネトネ

2周目

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/23/012453

【出撃メンバー】

リュール、パンドロ、ロサード、セアダス、アイビー、エル、セリーヌ、アンナさん、クラン、メリン、エーティエ、アルフレッド、ディアマンド、シトリニカ

 

全ユニットに関する記事の投稿を目標にしていますが、残すところ11名となりました。ただし、セアダスに関しては専用職のダンサー以外での運用があまりに強いので、それを除くと実質残り10名となります。

 

 

今回の記事は以上となります。

 

今後も記事投稿をしていくので、参考にしていただけると幸いです。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2024年1月30日(火)

ネギ侍

【FEエンゲージ】ゼルコバの運用方法に関する考察

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

今回は私の好きなゲームの一つである、ファイアーエムブレムエンゲージ(FEエンゲージ)に関する記事となります。

(※本編のネタバレを含みます)

 

今回の記事は、本編攻略中におけるゼルコバの運用方法についてまとめていきたいと思います。

 

 

尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。

ファイアーエムブレムエンゲージ完全攻略本(徳間書店

https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/

https://hyperwiki.jp/fee/

 

 

この記事は以下の項目から構成されています。

 

【1】導入・性能に関するレビュー

【2】運用方法考察

【3】総括

 

 

【1】導入・性能に関するレビュー

 

 

ゼルコバは本編11章途中でアイビー、カゲツと共に加入します。独特な言い回しが印象的なユニットです。初期兵種はシーフLv.17で加入し、加入マップは回避+30の補正が入る森が多いため戦闘スタイル”隠密”のスタイルボーナス(回避地形効果2倍)を活かしやすいと言えます。

 

ゼルコバの問題として、他の上級職にクラスチェンジするためにはシーフLv.21になるまでレベルを上げる必要がある上に、シーフとしては既に加入しているユナカが競合相手になり、”短剣使い”としては13章でウルフナイトとして加入するメリンとも競合します。もちろん、今作の短剣は非常に優秀であるため複数のユニットを採用しても問題ありませんが、後に触れる通りゼルコバの個人成長率と初期値が今一つ”短剣使い”と噛み合っていないように思われます。

 

そこで、今回の記事ではゼルコバの基本性能を整理しつつ、本編攻略における運用方法を考察していきます。

 

(1)成長率・ステータスについて

 

 

以下の表にゼルコバの個人成長率と初期兵種シーフの兵種成長率、初期ステータスをまとめます。

 

 

成長率

初期ステータス

個人

成長率

シーフ

兵種

兵種+個人

HP

65

5

70

35

35

10

45

15

魔力

15

0

15

3

40

20

60

19

速さ

35

15

50

19

守備

35

15

50

14

魔防

15

5

20

5

幸運

25

15

40

7

体格

10

0

10

9

合計

275

85

360

91

(ステータスの”合計”はHPを除いた合計値)

 

成長率は物理職向けの成長率をしているものの、初期ステータスの通り魔防と幸運の初期値が極端に低くなっています。シーフやウルフナイトのような”短剣使い”は基本的に回避盾運用がメインとなるため、回避率に関係する”速さ・幸運”は高いことに越したことはありません。ゼルコバのように幸運が低いと回避率が低くなるだけでなく敵からの必殺事故に警戒しなければならなくなり、元々の耐久力の低めなシーフでの運用は非常に危険と言えます。特に12章以降の敵は武器に必殺5%付いている”鋼武器”を持っている場合が多い上に上級職も増えてくることから、常に必殺事故に怯える苦しい立ち回りを強いられてしまいます。

 

従って、ゼルコバを運用する上で『幸運の低さをどのようにカバーするか?』が一つの鍵となります。

 

 

以下の表にゼルコバの個人スキルと初期兵種の兵種スキル、武器素質等をまとめます。

 

個人スキル

【「次」はない】

敵から攻撃された時、敵の命中-10

 

素質

天性素質:短剣

初期素質:(なし)

 

初期兵種:シーフ

兵種スキル

【すり抜け】

敵をすり抜けて移動できる

(シーフLv.25で取得)

使用武器

短剣:S

 

個人スキルは敵からの攻撃時に発動するので基本的には敵軍フェイズに活躍する効果であり、実質自分の回避を上げるのと等しいと言えます。効果自体は強力であるため、反撃時に最も効果を発揮する紋章士ヘクトルと組み合わせると相性が良いですが、その場合はシーフ以外の兵種にクラスチェンジすることをお勧めします。

 

シーフの兵種スキルは敵に邪魔されずに移動できる効果ですが、ルキナを装備して”デュアルアタック”により連携職以外でチェインアタックに参加できる場合でもない限り、支援などを考えると敵を倒しつつ集団行動する方が安全であるため、そこまで効果的なスキルとは言えません。ただし、敵のシーフがこのスキルを取得している場合は非常に危険であるため、”アイスロック”や竜脈”炎”などの地形効果で進行を妨害しない限りは防げないことを覚えておくと良いと思います。

 

 

(2)支援効果について

 

 

以下の表にゼルコバが相手に与える支援効果と支援相手をまとめます。

 

支援度

命中

回避

必殺

必殺回避

S

30

0

5

0

A

20

0

5

0

B

15

0

5

0

C

15

0

0

0

 

さらに、以下の表にゼルコバが支援相手から受けることができる支援効果をまとめます。表中には「支援度:Sの効果」も記載されていますが、支援Sは主人公のみ存在するため、実質ゼルコバが受けることが可能な効果は支援度:Aまでとなります。各ユニットの支援効果として参考にしていただければと思います。

 

ユニット

支援度

命中

回避

必殺

必殺回避

【① バランス型】

 

 

 

 

 

リュール

シトリニカ

カゲツ

S

10

5

6

5

A

10

5

3

5

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

 

 

 

 

 

【② 必殺型】

 

 

 

 

 

クラン

ブシュロン

ルイ

ジャン

S

10

0

12

5

A

10

0

6

5

B

10

0

3

5

C

10

0

3

0

 

 

 

 

 

 

【③ 必殺回避型】

 

 

 

 

 

アイビー

S

15

0

0

20

A

15

0

0

10

B

15

0

0

5

C

10

0

0

5

 

 

 

 

 

 

【④ 命中型】

 

 

 

 

 

アンナ

S

30

5

0

0

A

20

5

0

0

B

15

5

0

0

C

15

0

0

0

 

 

 

 

 

 

【⑤ 回避型】

 

 

 

 

 

ユナカ

アンバー

S

10

20

3

0

A

10

10

3

0

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

 

 

 

 

 

【⑥ 命中のみ】

 

 

 

 

 

該当なし

S

10

0

0

0

A

10

0

0

0

B

10

0

0

0

C

10

0

0

0

 

ゼルコバの支援効果は命中型であるためどの場面でも腐りにくく、特に命中不安になりがちなアイビーにとって貴重な支援相手と言えます。

 

逆にゼルコバが受けることができる支援効果は偏りが大きく、”必殺回避型”の効果を持つのがアイビーのみであるため、アイビーを採用していない場合他の支援タイプのユニットから”必殺回避+5”の効果を受けつつ運用することになります。基本的に”必殺回避”に関しては幸運を底上げするか、紋章刻印で対策すべきと思います。

 

 

【2】運用方法考察

 

 

運用方法を考察していく前に参考として、全紋章士のシンクロ補正を以下の表にまとめます(絆レベル20の時)。

 

 

HP

魔力

速さ

守備

魔防

幸運

体格

移動

マルス

 

3

 

4

4

 

 

 

 

 

シグルド

 

 

 

4

 

4

 

 

3

1

セリカ

 

3

5

 

 

 

4

 

 

 

ミカヤ

 

 

4

 

 

 

5

6

 

 

ロイ

10

6

 

 

 

 

3

 

 

 

リーフ

7

 

 

 

 

3

 

 

5

 

リン

 

 

 

4

5

 

3

 

 

 

ルキナ

 

 

 

5

4

 

 

6

 

 

アイク

7

4

 

 

 

5

 

 

 

 

ベレト

 

 

3

 

3

 

 

12

 

 

カムイ

15

 

4

 

 

 

3

 

 

 

エイリーク

 

 

3

4

 

 

 

10

 

 

(以下DLC

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三級長

 

5

 

4

 

3

 

 

 

 

チキ

10

 

 

 

 

4

 

10

 

 

ヘクトル

 

4

 

 

 

5

 

 

3

 

ヴェロニカ

 

 

5

 

 

 

4

6

 

 

セネリオ

 

 

4

3

 

 

5

 

 

 

カミラ

7

 

 

 

5

 

4

 

 

 

クロム/ルフレ

 

3

(10)

5

4

 

 

 

 

 

 

 

(1)汎用兵種での運用(シーフ以外)

 

 

冒頭でも述べた通り、初期兵種シーフでLv.21(内部Lv.20)到達後、他の上級職にクラスチェンジできます。

 

成長率に関するところではネガティブよりな記述が多くなってしまいましたが、私がゼルコバに関して最も評価している点は『体格初期値の高さです。武器の重さが体格を上回った場合はその差によって攻速が落ちてしまい、これによって「自身の攻撃での追撃の発生」または「敵から追撃を受けるか」が変わってくるため、非常に重要な要素となります。

 

”体格初期値の高さ”が有利になる物理兵種候補として

 

・ウォーリアー(斧・弓)

・ジェネラル(剣 or 斧)

 

を例に運用方法をまとめます。

 

 

(1-1)ウォーリアー運用

 

 

兵種

ウォーリアー(斧:A、弓:C

戦闘スタイル

連携

兵種スキル

無慈悲

ブレイク中の相手に攻撃した時、ダメージ150%

 

使用武器

トマホーク(命中強化系刻印推奨)

勇者の斧 (エンゲージカウント稼ぎ)

長弓

鋼の弓(強化安定)

 

その他自由枠(風の大斧、銀の大斧など)

紋章士

ルキナ、チキ(DLC

② ベレト、三級長(DLC

③ ロイ、アイク、カミラ(DLC

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

再移動

 

紋章士ベレト装備時、推奨

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

再移動+なら3マス移動(必要SP:2000)

※シグルド装備時は不要

命中+スキル

(推奨)

シグルド

500~2500

+10・・・SP:500

+15・・・SP:1000

+20・・・SP:1500

+25・・・SP:2000

+30・・・SP:2500

幸運+スキル

ベレト

100~3000

+2・・・SP:100

+4・・・SP:300

+6・・・SP:500

+8・・・SP:1000

+10・・・SP:2000

+12・・・SP:3000

速さ・技+スキル

DLC

 

※命中+スキルと選択

クロム/ルフレ

250~4800

+1・・・SP:250

+2・・・SP:700

+3・・・SP:1200

+4・・・SP:2400

+5・・・SP:4800

HP・幸運+10

DLC

 

※幸運+スキルと選択

チキ

3600

+2・・・SP:200

+4・・・SP:600

+6・・・SP:1100

+8・・・SP:1900

+10・・・SP:3600

 

 

以下の表に、ゼルコバをウォーリアーで運用した際の成長率とステータス変化をまとめます。

 

 

成長率

ステータス

個人

成長率

ウォーリアー

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

兵種

兵種+個人

HP

65

25

90

43

52

61

35

20

55

24

29

35

魔力

15

0

15

4

6

7

40

10

50

18

23

28

速さ

35

15

50

18

23

28

守備

35

10

45

14

18

23

魔防

15

5

20

6

8

10

幸運

25

0

25

8

11

13

体格

10

5

15

13

15

16

合計

275

90

365

105

133

160

(ステータスの”合計”はHPを除いた合計値)

 

ウォーリアー運用の筆頭候補であるパネトネは内部Lv.20での体格が11であるため、ゼルコバはそれを上回る数値となります。この体格初期値のおかげで、ウォーリアーの強みである弓を刻印で威力を上げつつ重くしたとしても攻速落ちを低減できます。また、重めの武器が揃う斧も命中さえ補強してしまえば難なく扱えます。

 

紋章士に関しては基本的に幸運に補正が入る中から選ぶことをお勧めします。中でもウォーリアーのやや低めな技・速さ・幸運をまとめて補正できるルキナはおすすめです。魔法方面に関してはカミラのエンゲージ武器”カミラの艶斧”を装備することで、シンクロ補正と合わせて魔防を+14できるため、場合によっては検討の余地があるかもしれません。

 

 

(1-2)ジェネラル運用

 

 

兵種

ジェネラル(剣:A or 斧:A)

戦闘スタイル

重装

兵種スキル

入れ替え

隣接する味方と位置を入れ替える「入れ替え」コマンドが使用できる

 

使用武器

(剣の場合)

銀の剣

勇者の剣

銀の大剣

 

他自由枠(キルソードなど)

 

(斧の場合)

トマホーク(命中強化刻印推奨)

勇者の斧

銀の大斧

 

他自由枠(ルバンシュ+5、風の大斧など)

紋章士

① アイク、ヘクトルDLC

② ロイ、チキ(DLC

③ シグルド、カミラ(DLC、斧の場合のみ)

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

再移動

 

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

再移動+なら3マス移動(必要SP:2000)

※シグルド装備時は不要

命中+スキル

(使用武器が斧の場合、推奨)

シグルド

500~2500

+10・・・SP:500

+15・・・SP:1000

+20・・・SP:1500

+25・・・SP:2000

+30・・・SP:2500

防陣

(アイク、ヘクトル装備時、推奨)

カムイ

2000

敵のチェインアタック無効

※カムイ装備時は不要

HP・幸運+10

DLC

 

 

チキ

3600

+2・・・SP:200

+4・・・SP:600

+6・・・SP:1100

+8・・・SP:1900

+10・・・SP:3600

武器シンクロ+

DLC

 

※”剣”の場合、または”斧”を選択且つカミラとシンクロ時は検討

三級長

5000

自分から攻撃した時、シンクロ中の紋章士と同種の武器を装備していたら攻撃力+7

エンゲージ中は武器に関係なく攻撃力+7

 

(下位互換の”武器シンクロ”はSP3000で継承でき、補正が+5)

 

※三級長装備時は不要

切り返し+

DLC

ヘクトル

3000

敵から攻撃された時、自分のHPが60%以上なら追撃が発生する。

ヘクトル装備時は不要

 

 

以下の表に、ゼルコバをジェネラルで運用した際の成長率とステータス変化をまとめます。

 

 

成長率

ステータス

個人

成長率

ジェネラル

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

兵種

兵種+個人

HP

65

25

90

44

53

62

35

20

55

23

28

34

魔力

15

0

15

4

6

7

40

10

50

18

23

28

速さ

35

0

35

13

16

17

守備

35

30

65

24

30

37

魔防

15

0

15

4

6

7

幸運

25

0

25

9

12

14

体格

10

10

20

15

17

19

合計

275

95

370

110

138

163

(ステータスの”合計”はHPを除いた合計値)

 

ジェネラルは戦闘スタイル”重装”であることから、武器相性によりブレイクされません。従って、通常時は重点的に強化した一つの武器をメインに運用し、ロイの”封印の剣”などの強力なエンゲージ武器をより有効に活用できます。この運用方法は過去に投稿した記事『パネトネ×ジェネラル』の運用方法と類似した型となるため、そちらの記事もぜひ参考にしていただければと思います(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/21/233735)。

 

 

(2)マージカノンでの運用

 

 

現在個人的に最も注目しており、実際に周回プレイでの運用を計画しています。そして、今回ゼルコバに関する記事を書こうと決めたキッカケとなった運用方法となります。ゼルコバでマージカノンを運用するメリットの一つとして、これまでに紹介した兵種のように「シーフLv.21到達」というクラスチェンジ条件が無く、加入時のレベルで専用クラスチェンジアイテムさえ所持していればクラスチェンジ可能

 

(2-1)マージカノンとは

 

マージカノンはDLCの『邪竜の章』をクリアすることで入手できる”魔法の大筒”によってクラスチェンジ可能です。このアイテムは『邪竜の章』クリア後から道具屋で購入可能ですが、一つ90,000 G(シルバーカード所持でも63,000 G)必要であるため、基本的にはクリア報酬分を活用し、編成にマージカノンを複数体揃えることはあまり考えない方が良いです。

 

マージカノンは”砲弾”という武器を使用して戦闘しますが、”砲弾”の共通効果として

 

・錬成・強化・紋章刻印不可

・必殺-80%

・射程は3-8、最低射程3マスから1マス離れる毎に命中率-10%

・攻撃時の追撃、ブレイクは発生しない(ブレイクに関しては例外あり)

 

といったように、パッと見るとデメリットだらけに見えますが、代わりに常時長射程攻撃が可能であるため、敵からの反撃を気にせず攻撃できます。

 

 

(2-2)マージカノンの攻撃時の計算式

 

 

マージカノンでの攻撃時の攻撃力・命中率は通常兵種とは異なります。

 

 

  1. 攻撃力

 

技 + 武器威力 × 特効係数 + 変動効果補正

 

② 命中率

 

体格 + 力 + 技 + 幸運×0.5 + 武器命中 + スキル命中補正 + 支援補正 - (攻撃時の射程-3)×10

 

 

まとめると、攻撃力は技、命中率には体格・力・技・幸運が大きく影響します。

 

 

(2-3)運用方法詳細

 

 

兵種

マージカノン(砲弾:S)

戦闘スタイル

重装

兵種スキル

全弾発射

装備武器が無くなる代わりに、次の自軍フェイズ開始に指定位置へ必中の範囲攻撃を行う「全弾発射」コマンドが使用できる

 

使用武器

ノーマル or マジックシェル

 →(20章終了後)ソリッド or ブーストシェル

 

(追加効果付与シェル)

ヴェノム(命中時激毒状態:毒が最大の3段階蓄積した状態

 

(各種特効シェル)

・飛行:トルネード

・重装:クラッシュ

・ヘビー:騎馬

・バスター:竜

・ピース:異形

紋章士

ルキナ、クロム(DLC

② シグルド、ヴェロニカ(DLC

③ リーフ

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

命中+スキル

 

(優先度大)

シグルド

500~2500

+10・・・SP:500

+15・・・SP:1000

+20・・・SP:1500

+25・・・SP:2000

+30・・・SP:2500

竜呪

 

(推奨)

カムイ

2000

自分から攻撃した時、戦闘後相手の全基本能力-4

(効果は1ターンに1ずつ回復)

※カムイ装備時は不要

天刻の拍動+

 

(命中+を採用しない場合)

ベレト

500

50%の確率で外れた攻撃が命中する。幸運が高いとさらに確率が上がる。

※ベレト装備時は不要

異界の力

 

DLC

ヴェロニカ

300

戦闘やアイテム使用などを行わずに待機した時「異界の力」が1段階強化される。(最大5段階、強化後に効果を発動すると「異界の力」に戻る)

 

(1回目)「閉」:戦闘後相手をフリーズ状態にする

(2回目)「炎」:1回目+相手がいたマス(地形)を炎上状態にする。

(3回目)「死」:2回目+戦闘後の相手に10ダメージ

(4回目)「夢」:3回目+与えたダメージ分自分のHPを回復

(5回目)「科」:4回目+与えるダメージ分隣接する味方のHPを回復

 

※ヴェロニカ装備時は不要

 

 

以下の表に、ゼルコバをマージカノンで運用した際の成長率とステータス変化をまとめます。

 

 

成長率

ステータス

個人

成長率

マージカノン

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

兵種

兵種+個人

HP

65

15

80

36

44

52

35

10

45

17

21

26

魔力

15

0

15

8

10

11

40

15

55

16

22

27

速さ

35

5

40

15

19

23

守備

35

20

55

15

21

26

魔防

15

5

20

8

10

12

幸運

25

10

35

11

15

18

体格

10

10

20

10

12

14

合計

275

90

365

100

130

157

(ステータスの”合計”はHPを除いた合計値)

 

マージカノンの使用上追撃や必殺が発動しないため、基本的には追加効果付与やスキル”竜呪”などによるデバフをかけることをメインに運用します。特にヴェノムシェルが命中した際に”激毒”状態にできるのは非常に強力だと思います。

 

ゼルコバは初期体格に優れ、力・技・体格成長率も申し分なく、本人のやや低めな速さ成長率もマージカノンであればそこまで気になりません。加えて、ゼルコバ加入時の状況(プルフ枯渇問題)などを考慮すると”マージカノン”を選択する価値は大いにあると思います。攻撃範囲が移動力4と最大射程8の計12マスになるため、紋章士ルキナの”デュアルアシスト+”と相性が良いと考えられますが、説明によると短剣と違い「ヴェノムシェルがチェインアタックで命中しても毒状態にならない」仕様となっているそうです。

 

 

(2-4)他のユニットとの比較

 

 

マージカノンの運用に適しているユニットに求められる条件は『力、技、幸運、体格の成長率・初期値に優れる』ことにありますが、敵との戦闘を行う場面が少ないと考えられるため耐久面に不安があるユニットでも運用しやすい特徴があります。そこで、一般的にマージカノンに向いていると言われているブシュロン、クランとゼルコバを比較してみたいと思います。

 

以下の表に、ゼルコバ、ブシュロン、クランのそれぞれをマージカノンで運用した場合のステータス変化を内部レベルごとにまとめます。ただし、ブシュロンは初期兵種アクスファイターLv.10、クランは初期兵種マージLv.10でそれぞれマージカノンへクラスチェンジしたことを想定します。

 

 

 

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

ゼルコバ

ブシュロン

クラン

ゼルコバ

ブシュロン

クラン

ゼルコバ

ブシュロン

クラン

HP

36

40

30

44

50

36

52

60

41

17

11

13

21

14

17

26

17

22

魔力

8

5

10

10

5

11

11

5

12

16

18

19

22

24

25

27

31

30

速さ

15

15

18

19

20

24

23

25

25

守備

15

16

16

21

21

21

26

27

26

魔防

8

10

12

10

13

15

12

15

18

幸運

11

12

12

15

15

15

18

17

18

体格

10

11

7

12

14

8

14

17

10

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

攻撃力

16

18

19

22

24

25

27

31

30

命中

48

46

45

62

59

57

76

73

71

 

 

上記の通り、砲弾による攻撃力はゼルコバが最も低くなりますが、代わりに命中率は最も高くなります。しかし、紋章士のエンゲージ技などまで考慮すると力が最も高いのはゼルコバであるため、そこまで考えると悪くはないと言えます。

 

 

【3】総括

 

 

今回の記事ではゼルコバの運用方法に関する内容をまとめました。元々ゼルコバの体格初期値が優れていることに注目しており、汎用兵種では今回紹介したもの以外にドラゴンナイト、グレートナイトなども候補に上がりましたが、ランクAの武器が使用できない点が非常に大きく、今回の記事には記載しませんでした。マージカノン運用に関してはほぼ運用計画といった内容になってしまいましたが、現在進行中の『誕生月ユニット強制出撃縛り』プレイにおいて、2月中に”ゼルコバ×マージカノン”での運用を計画しているため、使用感についてはその時改めて紹介できればと思います。

 

 

今回の記事は以上となります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2024年1月27日(土)

ネギ侍

【FEエンゲージ】1月誕生月ユニット強制出撃縛り〜2周目クリアメンバー紹介〜

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

今回は私の好きなゲームの一つである、ファイアーエムブレムエンゲージ(FEエンゲージ)に関する記事となります。

(※本編のネタバレを含みます)

 

今回の記事は、現在プレイ中の『1月誕生月ユニット強制出撃縛り』(難易度ルナティック)の2周目を終了したので、最終出撃メンバーを紹介していきたいと思います。

 

 

尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。

ファイアーエムブレムエンゲージ完全攻略本(徳間書店

https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/

https://hyperwiki.jp/fee/

 

 

この記事は以下の項目から構成されています。

 

【1】導入

【2】ユニット紹介

【3】1周目総括

 

 

【1】導入

 

 

今回の縛りプレイでは1月生まれメンバーが該当するため、

 

1日・・・リュール

6日・・・パンドロ

17日・・・ザフィーア

19日・・・ロサード

 

以上4人が該当します。ただし、今回のメンバーから諸事情(支援関係や試したいユニットの渋滞)により、ザフィーアには『2月出撃』に回ってもらうことに決めました。ザフィーアファンの皆様、申し訳ありません。

 

成長方式は固定成長であり、「個人・兵種成長率をレベルアップ毎に積算し、合計100%に達するとステータスが1アップする」システムとなっています。

 

早速ユニット紹介にいきたいと思います。

 

 

【2】ユニット紹介

 

 

画像は最終マップ出撃時の構成になります。尚、出撃前の料理当番エルによって「力+1、守備+1、魔防+2」の効果が乗っています。また、ドーピングアイテムは最終マップ出撃前まで一切使っていなかったので、出撃前に全て振り分けました。

 

(1)強制出撃メンバー

 

1

リュール

兵種

神竜の子 → 神竜の王

継承スキル

再移動、回避+25、血統

紋章士

マルスルキナ、カムイ、ベレト、クロム

ドーピング

幸運+2

今回は出撃メンバーに試したいユニットが多数いたため、竜族の”神竜の王”でサポートメインで動いてもらいました(カムイの竜脈など)。その結果、21章を前にしてリュールの育成が全く進んでいないことに気づき、ロイ外伝のドラゴンナイトをエサにルキナのエンゲージ武器”パルティア”を活用して経験値を集中的に回収しました。

 

 

2

パンドロ

兵種

グリフォンナイト(Lv.16) → ボウナイト

継承スキル

再移動、速さの吸収

紋章士

エイリーク、ベレト、チキ、セネリオ、クロム

ドーピング

魔力+2、守備+2

初めはグリフォンナイトで”いかづちの剣”をずっと振っていましたが、対飛行兵要員がもう1人欲しいと考え、思い切ってボウナイトにしてみたところまさに”怪物”が生まれました。この運用方法に関しては先に記事を投稿していますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/18/222159)。ポイントは”大集会”による命中率アップにより、やや命中不安な”光の弓”の命中が安定することです。光の弓は威力を求めるために「セネリオ刻印」を付けていますが、デメリットとして回避と必殺回避が下がってしまうため、光の弓を使わない場面ではグリフォンナイト時代から愛用していた”クロム刻印いかづちの剣”を所持して運用していました。場合によっては

 

①光の弓で敵を倒す

②未行動のユニットに「持ち物交換」をしてもらい、”いかづちの剣”装備状態にする

 

といった手順で擬似回避盾になってもらいました。

 

 

3

ロサード

兵種

ウォーリアー

継承スキル

速さの吸収、再移動

紋章士

エイリーク、ベレト、三級長

ドーピング

技+4

 

そこまで育成コストをかけてない、にも関わらず安定した強さを発揮してくれる”ロサード×ウォーリアー”運用。運用方法に関する記事を過去に投稿しているので、成長率などは記事を参考にしていただければと思います(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/24/072520)。

 

この運用最大の欠点は「致命的な魔防の低さによる必殺事故」なので、幸運に大きく補正のかかる紋章士と組み合わせると安定感が増します。幸運は必殺回避だけでなく、命中や回避にも影響を与えるので高くて損はないステータスです。そこで、やや高めな魔力を活かしつつ幸運も高められる”ベレト”と組ませました。連携職のため”ブルトガング”となりますが、「威力:8、命中:80、重さ:7、竜・騎馬特攻」のため対騎馬兵(21章のパラディン、23章のグレートナイトなど)との戦闘時に案外役に立ちました。剣なのでブレイクも取れる上、コラプスなどで敵がブレイク状態であれば”無慈悲”によりダメージが150%に増加するため、非常に噛み合っていたと思います。

 

 

(2)採用メンバー

 

 

この節では採用した残りのメンバーを簡単に紹介していきます。

 

4

セアダス

兵種

ダンサー

継承スキル

再移動+

紋章士

シグルド、チキ

ドーピング

なし

エンゲージ界のインフラともいうべき存在です。 

 

せっかくなので、セアダスの成長率を整理してみようと思います。

 

 

成長率

個人

成長率

ダンサー

兵種

兵種+個人

HP

55

5

60

25

10

35

魔力

15

0

15

25

5

30

速さ

50

15

65

守備

25

10

35

魔防

25

20

45

幸運

35

20

55

体格

10

0

10

合計

265

85

350

 

こうしてみると、セアダスは物理職運用しても面白そうな成長率配分になっています。特に速さ・体格成長率の高さが高評価です。ただし、今作はダンサーになれるのがセアダスのみなので、他の兵種にすると戦略に大きく影響を与えかねないため、緻密な計画が必要かと思います。

 

 

5

アイビー

兵種

リンドブルム

継承スキル

再移動+、HP・幸運+10、星玉の加護(体格10到達まで)

紋章士

ヴェロニカ

ドーピング

速さ+2、移動+2

 

 

我が最推しにして、最強の相棒です。”虚無の呪い”(経験値0)の増援の敵をエサにSPをひたすら稼ぎすぎて大量に余りました。ある意味計画性の無さが垣間見えますが、それだけ大量の敵を葬ってくれたので、自軍貢献度があまりに高かったユニットです。

 

 

6

エル

兵種

ドラゴンナイト

継承スキル

再移動+、速さの吸収、血統、星玉の加護

紋章士

三級長、セネリオ、ミカヤ

ドーピング

HP+5、力+4、魔力+2、守備+4

この枠は非常に難しく、最後まで見ていただけるとわかりますが、今回の出撃メンバーは16章時点で全員揃います。従って、途中のマップで控えに回るユニットが出てきてしまい、そうすると戦闘で経験値を稼ぐ機会が必然的に減ってしまうことになります。そこで、出撃を控えに回しても何とか巻き返せるポテンシャルを持っているユニットとしてエルを採用しました。

 

セネリオの”マジックシールド”やミカヤの”増幅+リカバー”での経験値稼ぎもしてみましたが、元の内部レベルが高いこともありそこまで稼ぐことができなかったので、控えに多く回ってもらった分ドーピングアイテムを多めにあげました。

 

エルも私の推しのユニットの1人なのですが、信頼しているからこそ任せることができたとも言えます。エル、ありがとう。

 

7

セリーヌ

兵種

フロラージュ

継承スキル

踏ん張り+、速さ・技+4、星玉の加護(20回レベルアップまで)

紋章士

セリカ、カムイ、ベレト、セネリオ、クロム

ドーピング

速さ+2

 

 

 今回採用した出撃メンバーの支援関係上採用しました。セリーヌは基本的にどんな紋章士でも扱うことができるため、その時々で紋章士を変えつつ基本的にサポートメインで運用しました。レベリングはほぼセネリオの”マジックシールド”で済ませ、残りは回避盾として前線で削りを入れてトドメは他のユニットに任せたり、杖や”七色の叫び+”でサポート、”竜呪”でのデバフ要員など、出撃メンバーの中で最も多彩な動きができます。これこそ正にセリーヌの強みであると思っています。

 

尚、クロムと組ませて運用する際、エンゲージ技”ギガサンダーソード”(物理攻撃で放つ魔法攻撃、剣限定)の威力を求めようとすると”はがねの大剣”を採用することになりますが、セリーヌの魔道の兵種ボーナスにより「魔力の50%をダメージに加算」することになります。エンゲージ状態ではエンゲージスキル”半身”によって「魔力+10」の効果がつくため、画像のセリーヌで”ギガサンダーソード”を発動した火力を計算すると、

 

・力:28

・魔力:35(”半身”発動時)

・鋼の大剣威力:18(錬成無し)

・”ギガサンダーソード”火力:28 + 18 + 17 = 63(”華炎”発動時:

63 + 17 80)

 

この火力がどれくらいのラインに当たるか例を挙げます。

 

力が高いことで有名な”パネトネ×ウォーリアー”で、カンストした力の値が49であり、この場合エンゲージ武器の”神剣ファルシオン”でエンゲージ技を放つことになるため火力計算は、

 

・力:52(シンクロ補正込)

・武器威力:13

・”ギガサンダーソード”火力:52 + 13 = 65

 

画像のセリーヌは内部Lv.36であり、今回の固定成長で”星玉の加護”をちょうどレベルアップ20回分使っていたことから通常より+3ほどステータスが高くなっていることから、星玉の加護無しの場合は内部Lv.41で同じ火力が出せる計算になります。一方でパネトネの力がカンストするのは星玉無しで内部Lv.53、星玉の加護込みで内部Lv.46であるため、セリーヌは早い段階で高火力を出せる計算になります。また、鋼の大剣を+1に強化するとパネトネの火力と並び、+3以上にすると完全にセリーヌが火力で上回ります。

 

こういったように、クロムのエンゲージ技”ギガサンダーソード”はこれまでどう使えば良いか多くのプレイヤーを悩ませてきたと思いますが、剣の高火力スマッシュ武器(銀の大剣、ゲオルギオスなど)を使用且つ戦闘スタイルボーナス

 

竜族:ダメージに力の50%を加算

・魔道:ダメージに魔力の50%を加算(ほぼセリーヌのみ)

・飛行:ダメージに体格を加算

 

を組み合わせることで高火力を出すことができます。セリーヌに関しては最大威力の剣は”はがねの大剣”のみですが、それにも関わらず最大火力を張り合えていることが中々面白いなと感じました。

 

興味が湧いた方は、ぜひ”ギガサンダーソード”の高火力にチャレンジしてみてください!

 

 

8

アンナさん

兵種

マージ(Lv.11)→ セイジ(Lv.17)→ グリフォンナイト

継承スキル

再移動、HP・幸運+8、信仰Lv.5

紋章士

ミカヤ、オルエンS(ダイムサンダ:サンダー使用時2連続攻撃)

ドーピング

なし

 

 

魔法職運用をしていましたが、パンドロをボウナイトにクラスチェンジしたことから、代わりの杖要員としてアンナさんをグリフォンナイトにしてミカヤと組ませました。アンナさん自身はそこまで耐久がないため回避に賭けたいところですが、”飛行×杖使い”の組み合わせによって移動のしやすさを活用して安全地帯に逃し続けました。過去にオルテンシアを運用していたのと似た動きになりますが、アンナさんは魔力・技が共に高いため”ドロー”の命中が比較的高く、”信仰Lv.5”で事足りました。私はミカヤとシンクロさせたユニットのエンゲージカウントを稼ぐ時には回復量は少ないものの範囲回復杖の”リザーブ”で一気に稼ぎきっていますが、”信仰Lv.5”によって回復量が増加するため、受けるダメージ量が多くなる後半でかなり活躍しました。

 

 

9

クラン

兵種

マージナイト

継承スキル

HP・幸運+8、武器シンクロ+、再移動

紋章士

リーフ、ミカヤ、ベレト、セネリオ

ドーピング

魔力+2、幸運+4

 

 

初期兵種と成長率が噛み合っていないため、発売初期からあまり評価されていなかったユニットでしたが、今回は下級職からそのままクラスチェンジできるマージナイトで運用し続けました(考察記事:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/13/112031)。

 

紋章士は初めからリーフと組ませることを前提としていたため、”武器シンクロ+”は確定(参考記事:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/10/050628)、残り一つの枠はクランの弱点でもある”HPの低さ”と、マージナイト自体の幸運の低さを同時に補える”HP・幸運+8”を継承しました。再移動はシグルド離脱前に継承していましたが、スキル枠で火力・耐久を補うメリットの方が大きいと考えこの構成にしました。

 

通常攻撃では”背理の法”によってクランの強みである速さを活かしつつ”武器シンクロ+”の効果が乗った攻撃で追撃を狙い、エンゲージ技”テトラトリック”を放つ際には味方の”七色の叫び+”による応援で”全能力+3”した状態で発動するようにしてました。テトラトリックにより自力で1ダメージずつでも出せれば、”武器シンクロ+”で+28ダメージ、”応援”により+12ダメージの合計+40ダメージ上乗せできるため、テトラトリックを最大限活かすにはこういった手法が最も効率が良いと考えます。

 

反省点があるとすれば、画像では”キルソード”を持たせていますが、命中安定で火力も出せる”銀の剣”でもよかったと思います。

 

 

10

メリン

兵種

マスターモンク(Lv.17)→ ハルバーディア

継承スキル

勇将+、再移動、星玉の加護

紋章士

ロイ、アイク、ベレト、セネリオ、三級長

ドーピング

力+4、魔力+2、技+2、速さ+2、守備+2

 

 

”星玉の加護”をつけてマスターモンク運用し、セネリオのマジックシールドでレベリングしていくと技がカンストしてしまったため、”ブリューナク”を扱えるハルバーディアになってもらいました。同時に、エルと同様に人数の関係上ベンチ待機してもらう枠になってもらいました。よって、代わりにドーピングアイテムを大量に献上しています。23章以降はひたすら前線で戦い続けてもらい、時には盾役、時には”挟撃”の追撃込みで敵を倒しきってもらいました。

 

 

11

エーティエ

兵種

スナイパー

継承スキル

命中+15、月の腕輪+、再移動

紋章士

リン

ドーピング

HP+10、技+2、速さ+2、守備+2

 

 

ウォーリアーでも運用する可能性も考えて”命中+15”を継承していましたが、今回はスタルークとの使用感の違いを確かめるためにもスナイパーでの運用を決めました。

 

結果として、途中までは火力が足りていたものの、後半になるにつれて段々厳しかったため、結局”月の腕輪+”まで継承することになりました。ここまですると流石に火力は安定したものの、今度は命中・速さが怪しくなってしまったため、『固定成長で”エーティエ×スナイパー”運用は、より意識してレベリングすべき』という結論に戻る羽目になりました(参考記事:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/07/134337)。

 

ただし、エーティエはスタルークと違い、幸運の伸びがやや優れているため、自力で幸運20以上に乗ることができた点は高く評価しています。とは言ったものの、エーティエの強みを十分引き出すことができなかったため、今一度リベンジしたいと思います。

 

 

12

ルフレッド

兵種

アヴニール

継承スキル

速さ・技+4、速さ・魔防+4

紋章士

カミラ

ドーピング

魔防+4

 

先日記事に投稿した運用方法です(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/11/171725)。

記事を書いた段階よりもさらに評価が上がりました。

 

SPの初期投資を多少したものの、SPが貯まり次第アップデートを繰り返すのみで完成です。特に後半になるほど竜脈”水”の回避地形が頼りになりました。敵陣に多少深く踏み込んで竜脈を発動して後続の命中をサポートし、仮に敵に高火力魔法兵がいる場合はエンゲージをきって”カミラの艶斧”装備で魔防を底上げします。

 

課題と言われてきた速さを補強するだけで想像以上に使いやすくなるので、この構成は結構おすすめです。

 

最低でもリンから継承可能な「速さ+」スキルだけでも動かしやすさが変わるので、ステータス直上げスキルの強みが出やすいユニットだと思います。

 

 

13

ディアマンド

兵種

スュクセサール

継承スキル

命中+30、速さ・技+4

紋章士

ヘクトル

ドーピング

魔防+4、幸運+2

 

 

私の中で歴代トップ3に入る採用率のユニットです。「命中+」スキルは+15までつけておき、SPが貯まり次第アップデートしました。反撃時は「リン刻印×トマホーク」を使い、自分から攻撃する際は他の武器を採用していました。

 

今回の収穫があったとすれば「ルバンシュ」を+5まで錬成すると、Sランク武器「フラガラッハ+5」と同じ威力:24まで上昇することです。鉱石のコストが凄まじいですが、25章開始時に銀鉱石があり得ないほど余っていたので大盤振る舞いしたところあまりに強かったので、鉱石の在庫次第ではあるものの、次の周回で運用を計画しているユニットで活用してみようと思いました。

 

 

14

シトリニカ

兵種

エンチャント(Lv.20) → マスターモンク

継承スキル

再移動、引き戻し、スキンシップ+、七色の叫び+、血統、星玉の加護

紋章士

ルキナ、セネリオ

ドーピング

HP+5

 

 

前回の周回で「パネトネ×エンチャント」で運用した枠でしたが、初めはユナカで運用しようとしていましたがあまりに支援関連が乏しすぎたことで変更を余儀なくされ、シトリニカに白羽の矢がたちました。急いで育成する必要があったのでセネリオの”マジックシールド”と”星玉の加護”を合わせてレベリングしました。

 

エンチャントで運用している際に”極限活用”をすると再移動できずに待機するため、その際に発動できる”スキンシップ+”、味方の位置を調整できる”引き戻し”で運用していました。ただ、23章で”もう1人杖枠が欲しい”と感じたため、同じ気功兵種で杖が使える”マスターモンク”に転職しました。それに伴い、杖を使わないで良い場面で使えるスキルとして、全体的な火力や防御面、特にクランやエーティエのサポートを意識した”七色の叫び+”を採用して完成しました。結果としてアンナさんとシトリニカの杖専門2枚体制にしたことでサポート面が格段に向上し、24章以降の攻略が非常にスムーズに進みました。

 

この『シトリニカ×マスターモンク』運用ですが、私にとっては初めてシトリニカの運用方法として考察した運用方法であり、「まさか最終的にここに行き着くとは…」と感慨深く思いました(参考記事:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/17/235346)結局戦闘にチェインアタック以外で参加することはありませんでしたが、代わりに”七色の叫び+”や”チェインガード”、ルキナの”絆盾(気功兵種なので発動率100%)”に本当に助けられました。

 

 

【3】2周目総括

 

 

今回の記事では、『1月誕生月ユニット強制出撃縛り』における、2周目クリアメンバー紹介を行いました。実はこの周回で2回メンバーを解散してやり直しましたが、今まで気づかなかった要素が知れたり、逆に採用しなかったからこそ苦しんだ要素があったため、とても勉強になった周回だったと思います。個人的にシトリニカが最終的には初めて考察したマスターモンクに行き着いて活躍してくれたことが嬉しかったです。

 

 

今回の記事は以上となります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2024年1月23日(火)

ネギ侍

【FEエンゲージ】思い出を語ります。

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

本日、2024年1月20日ファイアーエムブレムエンゲージ(FEエンゲージ)が発売されてちょうど1年になります。

 

私は当ブログ”ネギ侍の鍛錬場”にて『FEエンゲージのユニット育成論』などの記事を合計60本弱投稿していますが、実装キャラ全41キャラコンプリートまで残り12人まできました。今回は普段のような「記事」ではなく、「日記」のような内容となります。

 

 

【1】はじめに

 

 

現在”ファイアーエムブレム ヒーローズ”(通称:FEH)において『第8回 英雄総選挙』が開催されており、今回からFEエンゲージのユニットも参戦しています。1日毎に1人に投票でき、1週間で合計7票まで投票できます。私は今回の英雄総選挙での投票先をあらかじめ決めていましたが、その中でも更に”投票日”にもこだわり、FEエンゲージ発売1周年の前日と当日に投票するユニットまで決めていました。

 

19日(1周年前日):シトリニカ

20日(1周年当日):セリーヌ

 

正直FEエンゲージのユニット全員好きと言っても過言ではないため投票先に悩みましたが、この2人だけは絶対外せないと思っていました。理由はまさに当ブログとの関わりが深いことにあります。

 

 

昨日19日にシトリニカに投票した際、

 

「まさかここまで…とはな」

 

とコメントをつけてX上にポストしました。

 

 

この「…」には、まさにこの1年間の思い出が詰まっています。はじめはXのポストで済ませようかとしていましたが、やはりここはブログに文章として残したいと思いました。

 

【2】本編

 

 

半年ほど前に一度振り返り的な内容の記事を投稿しましたが、そこでは当ブログの開設経緯などをまとめました(当時の記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/08/11/042750)。そこでも触れている通り、はじめは『セリーヌ・アルフレッド・ディアマンド』の3人についての記事を投稿できれば満足でしたが、自分自身段々楽しくなってきており、当時FEエンゲージプレイヤーほぼ全員が頭を悩ませていた「紋章士リーフの運用方法(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/13/202335)」の記事を投稿しました。

 

当時を振り返ると、間違いなくリーフの記事が分岐点の一つだったことは間違いないのですが、その後、あるユニットの考察を機に私のブログ活動の意味合いが大きく変わりました。

 

 

そのユニットこそ、昨日総選挙で投票した”シトリニカ”です。

 

 

2023年5月頃はFEエンゲージのDLCが全て実装されており、ユニットや紋章士の評価があらかた固まりつつあった時期に当たります。今作に限った話ではありませんが、「最強キャラランク」や「紋章士Tier表」などの動画投稿や攻略サイトでの投稿が盛んに行われていたと記憶しています。

 

性能面に関する当時のシトリニカの評価は基本的に「魔力が高い典型的な魔道士」と言ったものであり、何を考察するにしても「~の劣化」という評価がつきまとい、中々強みを活かす運用方法が見つかっていなかったように思います。私自身も発売後シトリニカを活かす方法がわからず、最後まで運用したことがありませんでした。もちろん、中には発売初期からシトリニカを愛用していた方がいることも知っています。ただ、後に私が投稿した記事でも述べていますが、教えていただいた兵種(マージナイト)での運用を当時の私の技量では活かし切ることができませんでした。配信や攻略サイトなどを見てもポジティブなコメントよりも批判的なものが多く、モヤモヤした気持ちになっていました。

 

 

こうした状況から、「シトリニカの個性を活かしたオリジナルの運用方法を考察しよう」と思い立ちます。

 

 

”個性”と言えば無視できないのは”個人スキル:大盤振る舞い”と”高い魔力成長率”です。丸3日ほど要しましたが、自分なりに考案した運用方法が『シトリニカ×マスターモンク』で”個人スキルを活かしつつ周りをサポートする”方法でした(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/17/235346)。

 

 

今改めて見返しても「必死に考えたな~」と懐かしむほどです。記事を投稿する際にはノートに手書きであれこれメモしていますが、この考察にB5サイズのノート10ページを費やしました。しかし、記事投稿後も世間の評価が大きく変わることは無く、「シトリニカの考察はダイムサンダで終わり」や「トロン打ちまくる魔道砲台」と言ったコメントを直接ではないものの多く目にし、結局ダイムサンダ運用なら「リンデンの劣化」だとか「トロンの火力はあっても、う~ん、、、」と言った評価に直面することになります。頑張って考察したこともあって多少なりともショックを受けたものの、世間の目は中々手強いなと感じたものです。

特にあまり開拓が進んでいないユニットや紋章士などの考察を総評して”~学”と呼ばれることもありますが、確かに記事を投稿した当時は”シトリニカ学”にあまり貢献できなかったかもしれませんが、『ユニット独自の強みを引き出す楽しさ』を知ることができました。

 

 

これを機にFEエンゲージ本編をひたすら周回して様々なユニットを自分なりに考察しながら運用し、ブログの方でも記事の投稿を続けました。特にセリーヌに関しては全紋章士と組ませて運用を試したので、その”ほぼ”全てを一つの記事にまとめ切りました(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/18/011926)。”ほぼ”とは、まだ発展途中という意味であり、今現在も新たな発見が生まれ続けています。

 

 

このように考察を繰り返しながら、『シトリニカ×マスターモンク』運用記事のリベンジを果たすべく考察し直し、マスターモンクで使用可能な”体術”の強みを残しつつより強力なサポート・攻撃性能を兼ね備えたシトリニカ×ハイプリースト』運用をまとめました(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/17/063009)。

 

”体術”にこだわったのは、”体術”による攻撃力の計算は物理攻撃でありながら「力と魔力の平均値」を参照したため、魔力が凄まじく伸びやすいシトリニカは敵の魔道士相手にブレイクを取れる程度に火力を維持することができたため、2連続攻撃可能な”体術”によって魔法職ユニットの運用で課題になりやすい”エンゲージカウント稼ぎ”問題をクリアできました。また、この運用方法では”ドロー”などの妨害杖を活用しますが、妨害杖の命中率は自身の”魔力+技”の数値に左右されるため、魔道書の火力・妨害杖の命中も維持しやすいシトリニカと非常に相性が良いと言えます。

 

私がこの『シトリニカ×ハイプリースト』運用の考察に至ったベースには『シトリニカ×マスターモンク』運用があり、様々な考察を続けていく中で確実に”経験”が蓄積されていき、形にできたと思います。

 

 

ところで、私が利用している”はてなブログ”は日々のアクセス数が見れるのですが、『シトリニカ×ハイプリースト』の記事を投稿した辺りの頃には、ありがたいことに1日当たり平均150回ほど閲覧していただいていました。「知る人ぞ知るブログ」と言った印象だったかなと思います。

 

 

シトリニカの運用に関して、私にはまだやり残したことがありました。初めてシトリニカに興味を持った”マージナイト”での運用です。

 

 

確かに5月頃教えていただいた時には自分の技量が足りずに活かし切ることができませんでしたが、数々の考察を重ねてきた”経験”を駆使した結果『シトリニカ×マージナイト×紋章士カミラ』の組み合わせでの運用に辿り着きました(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/10/26/235648)。

 

この記事を投稿したのは10月末ですが、当時まだ紋章士カミラの運用方法があまり開拓されておらず、高く評価されていたのは「”風の大斧×エンゲージ技『暗夜爆砕陣』”で飛行兵を吹き飛ばす」と言った動きくらいだったかと思います。カミラは”竜脈”によって地形効果を発動できますが、基本的にカムイと似た効果のものが多い上にカムイの方が使いやすい、という理由から「使うまでのハードルが高めな紋章士」であったことが開拓が進まない大きな要因と思っていました。

 

そこで、まずカミラを騎馬兵種と組み合わせると発生させる竜脈は”水”(回避-30の効果)であり、この竜脈のみカムイより発動範囲をコントロールしやすい事に注目しました。また、カミラのエンゲージ武器は斧の魔法武器”ボルトアクス”、自分から攻撃時2回攻撃となる”ライトニング”と魔法武器が充実していることに加え、”カミラの艶斧”の存在により魔防が高い魔法兵に対して多少力が低くても高火力を出せる点から、マージナイトの特徴であった”両刀”運用を実現できる方法として『シトリニカ×マーナイト』の組み合わせを強く運用できると考えました。

 

 

この記事の執筆のために考察を続けていく中で、カミラと組み合わせることで”騎馬兵種”に明確な強みを見出せると考え、後に『ゴルドマリー×グレートナイト』(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/29/152511)や『アルフレッド×アヴニール』(記事URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/11/171725)の運用に関する考察につながっていきます。

 

 

そして今現在、FEエンゲージ発売1周年を迎えました。

 

 

こうして振り返ると、「もしあの時(5月頃)シトリニカの考察をしていなかったら、今これほどFEエンゲージを楽しめていたのだろうか?」と疑問に思います。”シトリニカ”は私にとって、”FEエンゲージ”というゲームの奥深さを教えてくれたユニットの1人で間違いありません。

 

 

【3】最後に

 

 

冒頭に記載した、

 

「まさかここまで…とはな」

 

の「…」にはここまで記載してきた思い出と共に、「まさかここまで”楽しい”とはな」という思いも込められています。

 

”典型的な魔道士”に見えたシトリニカでしたが、考察してみるとたくさんの運用方法で違った活躍を見せてくれました。まだ紹介していませんが、『スナイパー、ウォーリアー、ボウナイト』と言った兵種でも運用したので、どこかのタイミングで記事にまとめて紹介できればと思います。

 

 

”FEエンゲージ”にはまだまだ魅力的なキャラが沢山いるので、ぜひ多くの人に楽しんでもらいたいですし、「好きなキャラを好きなように活躍させる」ための参考になれるよう、考察記事の投稿をこれからも続けていきたいと考えています。

 

長々となってしまいましたが、今回の記事は以上となります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2024年1月20日(土)

ネギ侍

【FEエンゲージ】投稿記事一覧(2024年1月20日現在);発売1周年おめでとう!!

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

今回は私の好きなゲームの一つである、ファイアーエムブレムエンゲージに関する記事となります。

(※本編のネタバレを含みます)

 

今回の記事には、私がこれまでに投稿したFEエンゲージの記事をユニット毎に一覧にまとめます。以前投稿しましたが、今回の記事一覧は2024年1月20日(FEエンゲージ1周年記念日)現在までのものとなります。

 

 

尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。

ファイアーエムブレムエンゲージ完全攻略本(徳間書店

https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/

https://hyperwiki.jp/fee/

 

 

【1】投稿記事一覧

 

 

紋章士の考察記事内で触れているユニットも含みます。

 

ユニット

概要

記事URL

リュール

性能評価と運用方法

(専用職)

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/08/27/161656

ヴァンドレ

 

 

クラン

マージナイト運用考察

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/13/112031

フラン

紋章士リーフとの運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/13/202335

ルフレッド

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/03/224936

ソードマスター運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/10/21/004656

ソードマスター×紋章士ロイ

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/12/000758

アヴニール運用考察

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/11/171725

エーティエ

ユニット考察

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/07/134337

ブシュロン

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/19/230333

セリーヌ

ユニット評価

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/04/30/012303

運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/04/30/221825

紋章士リーフとの運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/13/202335

(ほぼ完全版)性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/18/011926

ルイ

 

 

クロエ

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/10/14/071616

ジャン

 

 

ユナカ

性能評価、スナイパー運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/23/010239

アンナさん

 

 

スタルーク

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/07/11/010946

ラピス

ドラゴンナイト運用(育成計画)

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/26/223329

”魔力成長率20%”の価値

(気功運用)

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/16/235331

シトリニカ

性能評価、マスターモンク運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/17/235346

ハイプリースト運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/17/063009

”マージナイト×紋章士カミラ”運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/10/26/235648

ディアマンド

性能評価と育成論

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/02/221838

(改訂版)専用職での運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/29/063428

アンバー

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/06/07/215455

ジェーデ

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/18/072114

”斧×パラディン”運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/26/070049

スナイパー運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/24/012255

ザフィーア

 

 

アイビー

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/06/16/035132

HP・幸運+10、ヴェロニカ運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/23/133035

ゼルコバ

 

 

カゲツ

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/10/153120

オルテンシア

 

 

ロサード

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/24/072520

ゴルドマリー

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/27/184224

グレートナイト×カミラ

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/29/152511

リンデン

 

 

ミスティラ

紋章士リーフとの運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/13/202335

パネトネ

性能評価、ジェネラル運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/21/233735

メリン

”スナイパー×紋章士セリカ”運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/09/06/064705

フォガート

性能評価、専用職運用

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/10/05/064115

パンドロ

性能評価と考察

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/18/222159

ボネ

 

 

セアダス

 

 

モーヴ

 

 

ヴェイル

 

 

エル

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/05/063218

紋章士リーフとの運用方法、炎の槍活用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/10/050628

槍×パラディン運用について

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/13/191724

ラファール

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/29/194721

セレスティア

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/07/043511

グレゴリー

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/12/064538

マデリーン

性能評価と運用方法

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/11/12/064538

 

 

 

 

以下、クリアメンバー紹介記事

2023/5/29

メンバー構成と将棋の関係

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/05/29/222057

12月誕生月ユニット強制出撃縛り

1周目

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/05/025730

2周目

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/14/235220

3周目

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/23/154259

1月誕生月ユニット強制出撃縛り

1周目

https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/01/025926

 

全ユニットに関する記事の投稿を目標にしていますが、残すところ12名となりました。

 

今回の記事は以上となります。

 

今後も記事投稿をしていくので、参考にしていただけると幸いです。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2024年1月20日

ネギ侍

【FEエンゲージ】パンドロの運用方法についての考察

こんにちは。

ネギ侍と申します。

Twitter:@NgPKHo1O)

 

 

今回は私の好きなゲームの一つである、ファイアーエムブレムエンゲージ(FEエンゲージ)に関する記事となります。

(※本編のネタバレを含みます)

 

今回の記事は、本編攻略中におけるパンドロの運用方法についてまとめていきたいと思います。

 

 

尚、この記事で使用しているデータなどは以下のサイトを引用しています。

ファイアーエムブレムエンゲージ完全攻略本(徳間書店

https://www.pegasusknight.com/wiki/fe17/

https://hyperwiki.jp/fee/

 

 

この記事は以下の項目から構成されています。

 

【1】導入・性能に関するレビュー

【2】魔法職運用について

【3】魔法職以外の運用方法考察

【4】総括

 

 

【1】導入・性能に関するレビュー

 

 

パンドロは本編12章開始時にフォガート、ボネと共に加入します。初期兵種はハイプリーストで魔道書・杖・体術を使用可能な魔法職となります。本編攻略において非常に役に立つ”リブロー”と”ワープ”の杖を所持してきてくれるのもとてもありがたいです。また、初期上級職であるため、この章あたりで直面しているであろうマスタープルフを節約できる点も助かります。

 

後述しますが、パンドロは成長率・個人スキル共に超優秀な部類に入るため、基本的に魔法職運用で問題無いため「考察記事なんて書く必要あるのか?」と最初は思っていました。ところが、FEエンゲージを何周もプレイしていくうちに段々考え方が変わり、「パンドロは本当に『魔法職』運用が最適なのか?」という疑問が湧いてきました。その頃あたりから現在進行中の『誕生月ユニット強制出撃縛り』を始めており、パンドロは1月生まれのためちょうど現在運用中です。そこで見つけた新たな可能性なども含めて、今回の記事にまとめていきたいと考えています。

 

 

(1)成長率・ステータスについて

 

 

以下の表にパンドロの個人成長率と初期兵種ハイプリーストの兵種成長率、初期ステータスをまとめます。

 

 

成長率

初期ステータス

(内部Lv.15)

個人

成長率

ハイプリースト

兵種

兵種+個人

HP

60

0

60

34

5

0

5

7

魔力

30

25

55

16

45

0

45

18

速さ

45

5

50

17

守備

15

0

15

8

魔防

55

30

85

23

幸運

35

30

65

14

体格

15

0

15

8

合計

300

90

390

111(HP除く)

 

成長率で特筆すべきはHP・魔防・体格の高さ。魔防の成長率は全ユニット中トップ、魔法職ユニットは体格が課題になりやすい傾向があるものの、パンドロの体格成長率15%は全体で見ても2番目の高さなので全く問題ありません。速さの成長率も申し分ないため、高速魔法アタッカーとして活躍してくれます。

 

以下の表にパンドロの個人スキルと初期兵種の兵種スキル、武器素質等をまとめます。

 

個人スキル

【大集会】

周囲2マスの敵と味方の数×3命中・回避がアップする。

 

素質

天性素質:杖

初期素質:魔道書、体術

 

初期兵種:ハイプリースト

兵種スキル

【自己回復】

回復系の杖を使用する相手に自分自身を選べるようになる

使用武器

魔道書:B、杖:S、体術:C

 

私の記憶に鮮明に刻まれていますが、パンドロの個人スキルを見た時「これは何かの間違いだ、、、」と思い、何度も繰り返し読み返しましたが間違いありませんでした。間違いなく全ユニット中トップクラスに強力な個人スキルと言えます。そもそも命中・回避にはさほど困らない技・速さ・幸運の成長率を持っている上に個人スキルが上乗せされるため、他のユニットとは別格の安定感があります。

 

問題点もあり、ハイプリーストのままでは魔道書がBランクまで、つまりエルファイアーやエルサンダーなどの中火力武器までしか使用できず、杖Sまで使えるとはいえ該当するのはイルシオンの投資レベル5でもらえる”ノードゥス”(使用回数:1、味方全員のエンゲージレベルを最大にする)のみであるため、本編攻略中においてはあまり旨味がありません。そこで、加入後”セイジ”にクラスチェンジすることで全ての魔道書が使用可能になり、元々セイジは杖Bまでしか使用できませんが、パンドロの天性素質”杖”のおかげで杖Aまで使用可能になります。したがって、高火力魔道書はAランク以上に固まっているため、魔法職で運用する場合はセイジ運用をお勧めします(私の過去に運用した方法『使用ユニット8番参照』:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2023/12/23/154259)。

 

 

(2)支援効果について

 

 

以下の表にパンドロが相手に与える支援効果と支援相手をまとめます。

 

支援度

命中

回避

必殺

必殺回避

S

15

0

0

20

A

15

0

0

10

B

15

0

0

5

C

10

0

0

5

 

さらに、以下の表にパンドロが支援相手から受けることができる支援効果をまとめます。表中には「支援度:Sの効果」も記載されていますが、支援Sは主人公のみ存在するため、実質パンドロが受けることが可能な効果は支援度:Aまでとなります。各ユニットの支援効果として参考にしていただければと思います。

 

ユニット

支援度

命中

回避

必殺

必殺回避

【① バランス型】

 

 

 

 

 

リュール

 

 

S

10

5

6

5

A

10

5

3

5

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

 

 

 

 

 

【② 必殺型】

 

 

 

 

 

ルイ

ボネ

セアダス

S

10

0

12

5

A

10

0

6

5

B

10

0

3

5

C

10

0

3

0

 

 

 

 

 

 

【③ 必殺回避型】

 

 

 

 

 

ヴェイル

S

15

0

0

20

A

15

0

0

10

B

15

0

0

5

C

10

0

0

5

 

 

 

 

 

 

【④ 命中型】

 

 

 

 

 

スタルーク

パネトネ

ロサード

S

30

5

0

0

A

20

5

0

0

B

15

5

0

0

C

15

0

0

0

 

 

 

 

 

 

【⑤ 回避型】

 

 

 

 

 

ヴァンドレ

フォガート

S

10

20

3

0

A

10

10

3

0

B

10

5

3

0

C

10

5

0

0

 

 

 

 

 

 

【⑥ 命中のみ】

 

 

 

 

 

モーヴ

S

10

0

0

0

A

10

0

0

0

B

10

0

0

0

C

10

0

0

0

 

パンドロは必殺回避型の効果を持っているため、幸運が低めなユニット(ロサード、フォガート、パネトネ、モーヴ)らと相性が良いです。

 

 

【2】魔法職運用について

 

 

(1)成長率・ステータスについて

 

 

導入部で触れた通り、パンドロを魔法職で運用する場合”セイジ”での運用が適していると考えます。

 

以下の表にパンドロをセイジで運用する際の成長率、ステータス変化をまとめます。

 

 

成長率

ステータス

個人

成長率

セイジ

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

兵種

兵種+個人

HP

60

0

60

37

43

43

5

0

5

5

5

6

魔力

30

30

60

20

26

32

45

5

50

20

25

30

速さ

45

0

45

20

25

29

守備

15

0

15

8

10

11

魔防

55

30

85

26

35

43

幸運

30

15

45

14

19

23

体格

15

0

15

9

11

11

合計

300

80

380

122

156

185

(ステータスの”合計”は、HPを除いた数値の合計)

 

これだけ見ると、冒頭部分で述べた『「パンどろは本当に『魔法職』運用が最適なのか?」と言う疑問がどこから湧いてきたのか?』と言う話になりますが、それは『”セイジ”の兵種ステータス限界値』です。

 

 

(2)魔法職運用ユニットの比較

 

 

ここで、魔法メインで運用する比較対象のユニットとして”シトリニカ×セイジ”、”アイビー×リンドブルム”を例に整理していきたいと思います。

 

 

以下の表にそれぞれの運用方法での成長率(合計:個人+兵種成長率の合計値)、ステータス変化、ステータス限界値をまとめます。

 

 

成長率

パンドロ

セイジ

シトリニカ

セイジ

アイビー

リンドブルム

個人

合計

(個人+兵種)

個人

合計

(個人+兵種)

個人

合計

(個人+兵種)

HP

60

60

45

45

55

60

5

5

10

10

25

25

魔力

30

60

40

70

30

55

45

50

25

30

25

30

速さ

45

45

30

30

40

40

守備

15

15

20

20

30

45

魔防

55

85

40

70

35

60

幸運

30

45

25

40

15

15

体格

15

15

5

5

10

10

合計

300

380

240

320

265

340

 

 

ステータス

パンドロ

セイジ

シトリニカ

セイジ

アイビー

リンドブルム

内部

Lv

20

30

40

上限

 

20

30

40

上限

 

20

30

40

上限

 

HP

37

43

43

43

30

35

39

43

36

42

48

60

5

5

6

23

3

4

5

25

9

11

14

31

魔力

20

26

32

50

24

31

38

51

20

26

31

42

20

25

30

34

18

21

24

34

17

20

23

23

速さ

20

25

29

29

14

17

20

29

15

19

23

34

守備

8

10

11

18

7

9

11

18

15

20

24

33

魔防

26

35

43

47

21

28

35

46

18

24

30

42

幸運

14

19

23

32

15

19

23

30

4

6

7

17

体格

9

11

11

11

5

6

6

11

8

9

10

15

合計

122

156

185

244

107

135

162

244

106

135

162

237

(ステータスの”合計”は、HPを除いた数値の合計)

 

リンドブルムは戦闘スタイルが飛行であるため他2人とはやや異なるものの、使用武器がセイジと同じく『魔道書:S、杖:B』であるため比較対象としました。

 

パンドロとアイビーは自身の成長率の高さからHP・体格が伸びていくのに対し、シトリニカは魔力の伸びが良いです。

 

以下の表に、セイジまたはリンドブルムでの運用の際、主に扱う魔道書の性能をまとめます。

 

 

ボルガノン

トロン

ノヴァ

威力

16

18

5

命中

85

70

75

重さ

11

16

14

射程

1-2

1-3

1-2

武器Lv

A

A

S

備考

17章で入手

18章でリンデンが所持

追撃不可

23章で入手

自分から攻撃した時、2連続攻撃

 

確かにパンドロは体格初期値・成長率が高いことから、早い段階でボルガノンを使用しても攻速落ちしない点が大きな強みとなります。ところが、元々の武器性能で”追撃不可”のトロンを使用するとパンドロの速さ・体格が活かされず、魔力が高いシトリニカの方が火力面で優れます。ノヴァに関しては追撃可能ではあるものの武器重さがセイジの体格上限値を上回っているため、紋章士などで体格に補正をかけなければいくらパンドロと言えど攻速落ちは避けられません。加えて、体格に補正の入る紋章士はシグルド、リーフ、ヘクトルの3人ですが、いずれも物理攻撃を得意とするユニットに適した紋章士であることからパンドロとは今一つ噛み合いません。一方で、兵種の体格上限値がセイジを大きく上回り、体格・速さ成長率・上限値も共に悪くないアイビーの方がノヴァを扱うのに適していると言えます。

 

これらを総括すると、”パンドロ×ボルガノン”、”シトリニカ×トロン”、”アイビー×ノヴァ”の組み合わせの相性が良いと考えます。

 

 

(3)”パンドロ×ボルガノン”を最大限活かすには?

 

 

はじめに、参考として全紋章士のシンクロ補正を以下の表にまとめます。

 

 

HP

魔力

速さ

守備

魔防

幸運

体格

移動

マルス

 

3

 

4

4

 

 

 

 

 

シグルド

 

 

 

4

 

4

 

 

3

1

セリカ

 

3

5

 

 

 

4

 

 

 

ミカヤ

 

 

4

 

 

 

5

6

 

 

ロイ

10

6

 

 

 

 

3

 

 

 

リーフ

7

 

 

 

 

3

 

 

5

 

リン

 

 

 

4

5

 

3

 

 

 

ルキナ

 

 

 

5

4

 

 

6

 

 

アイク

7

4

 

 

 

5

 

 

 

 

ベレト

 

 

3

 

3

 

 

12

 

 

カムイ

15

 

4

 

 

 

3

 

 

 

エイリーク

 

 

3

4

 

 

 

10

 

 

(以下DLC

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三級長

 

5

 

4

 

3

 

 

 

 

チキ

10

 

 

 

 

4

 

10

 

 

ヘクトル

 

4

 

 

 

5

 

 

3

 

ヴェロニカ

 

 

5

 

 

 

4

6

 

 

セネリオ

 

 

4

3

 

 

5

 

 

 

カミラ

7

 

 

 

5

 

4

 

 

 

クロム/ルフレ

 

3

(10)

5

4

 

 

 

 

 

 

 

”パンドロ×ボルガノン”の組み合わせを活かす紋章士を考えてみると、シンクロ補正で魔力+5の補正が入るセリカ、ヴェロニカが候補に入りますが、エンゲージ状態で最大4ターンの間魔力+10するクロムも候補になります。また、エンゲージ武器”テュルソスの杖”によってボルガノンの射程を+2できるベレトも相性が良いです。

 

私の記事ではこれまで”ユニット×紋章士”の組み合わせでの紹介がほとんどでしたが、今回の”パンドロ×ボルガノン”に関しては絆の指輪が候補に入ります。

 

その指輪は、紋章士ロイの指輪から生成できる”リリーナ(Sランク)”の指輪です。

 

リリーナ(Sランク)”の指輪には”業火”と言うスキルが付いており、この効果は「ファイアー・エルファイアー・ボルガノン使用時、ダメージ120%」です。”リリーナS”装備時には「魔力+2、魔防+1、幸運+1」の補正がかかります。

 

ここで、ボルガノン使用時の1発当たりのダメージ量を考えてみます。

 

以下の表に仮想敵として、追撃の取りにくい中速帯の敵”ハルバーディア”と”ウォーリアー”を例にダメージ計算をしてみます。尚、仮想敵は26章(終章)を想定しており、パンドロの内部Lv.40で挑んだ場合で計算します。使用武器はボルガノンで、威力:16とします。

 

 

26章(終章)

(推奨Lv:上級職Lv.20)

ハルバーディア

ウォーリアー

HP

68

82

魔防

25

18

魔法耐久

HP+魔防

93

100

攻速

32

32

 

 

 

 

以下、ダメージ計算

ベレト

(魔力+3)

攻撃力:51

ダメージ量:51 - 25 = 26

攻撃力:51

ダメージ量:51 - 18 = 33

ヴェロニカ

(魔力+5)

攻撃力:53

ダメージ量:53 - 25 = 28

攻撃力:53

ダメージ量:53 - 18 = 35

セリカ

(魔力+5)

攻撃力:53

ダメージ量:53 - 25 + 3 (共鳴の黒魔法+発動時)= 31

攻撃力:53

ダメージ量:53 - 18 + 3 (共鳴の黒魔法+発動時)= 38

リリーナS

(魔力+2)

攻撃力:50

ダメージ量:(50 - 25) × 1.2 = 30

攻撃力:50

ダメージ量:(50 - 18) × 1.2 = 38

 

以上の通り、”ボルガノン”の使用に特化した場合はリリーナSの指輪スキル”業火”によって、紋章士とシンクロさせた場合と比較しても遜色ないダメージ量を出すことが可能です。

 

絆の指輪生成にはやや手こずる可能性もありますが、チャレンジしてみる価値は十分あると思います。

 

 

(4)パンドロの魔法職運用に関する総括

 

 

これまで議論してきた通り、パンドロをセイジのような魔法職で運用する場合、HP・体格が早々にカンストする上に速さもしっかり伸びることから、高火力のボルガノンを最も効果的に扱いつつ回避性能の高いユニットに仕上がります。

 

ここで、「HP・体格」に関する考え方の問題ですが、

 

・高い成長率故に早い段階でステータスがカンストすることに価値がある

・早くにカンストすると、せっかくの高い成長率が無駄になる

 

といったようなパターンがあると思います。

 

この先の章では後者の考え方に基づき、魔法職以外で『パンドロの高い成長率を活かす』運用方法を考察していきたいと思います。

 

 

【3】魔法職以外での運用方法考察

 

 

(1)グリフォンナイト運用

 

 

兵種

グリフォンナイト( or 槍:A、杖:B

※剣推奨

兵種スキル

【移動補助】

自分のマスを含む周囲1マスの地形の移動コストを1にする

 

使用武器

いかづちの剣 or 炎の槍(シグルド or ミカヤ刻印推奨)

転移系杖(ワープ、レスキューなど)

回復系杖(ライブ、リブローなど)

 

その他、自由枠(銀の大剣など)

紋章士

クロム(推奨)

セリカマルス、シグルド、ミカヤなど

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

再移動

(推奨)

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

※シグルド装備時は不要

デュアルサポート

ルキナ

2000

隣接する味方との支援レベルが高いほど回避がアップする(最大+90)

ルキナ装備時は不要

竜呪

カムイ

2000

自分から攻撃した時、戦闘後相手の全基本能力-4

(効果は1ターンに1ずつ回復)

※カムイ装備時は不要

引き戻し

(推奨)

アイク

200

隣接している味方を、自分を挟んで反対側に移動させる「引き戻し」コマンドが使用できる

※アイク装備時は不要

七色の叫び+

 

DLC

クロム/ルフレ

2000

自分の周囲2マスにいる味方の7つの基本能力を1ターンの間+3する「応援」コマンドが使用できる。

※クロム/ルフレ装備時は不要

 

以下の表にパンドロをグリフォンナイトで運用する際の成長率、ステータス変化をまとめます。

 

 

成長率

ステータス

個人

成長率

グリフォンナイト

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

上限値

兵種

兵種+個人

HP

60

0

60

39

45

51

68

5

10

15

11

13

14

37

魔力

30

15

45

13

18

22

39

45

15

60

23

29

35

48

速さ

45

20

65

25

32

38

48

守備

15

0

15

9

11

12

25

魔防

55

15

70

26

33

38

38

幸運

30

15

45

16

21

25

37

体格

15

0

15

9

11

12

14

合計

300

90

390

132

168

247

286

(ステータスの”合計”は、HPを除いた数値の合計)

 

両刀運用も可能なグリフォンナイトですが、基本的に魔法武器を攻撃手段として使っていきます。パンドロをグリフォンナイトで運用する強みは、天性素質”杖”により杖Lv.Bの杖まで使用可能になることです。これにより、ワープやレスキューなどの転移系の杖が使用できるようになるため非常に動かしやすくなります。

 

個人的に紋章士はクロムとの組み合わせが最も使いやすいと考えます。ミカヤと組み合わせて杖メインで運用しても良いのですが、無理に杖を使わなくても良い局面もあります。そうした場合に、紋章士クロムとシンクロしていることで使用可能になる”七色の叫び”または”七色の叫び+”により「対象の味方の全基本能力を1ターンの間+3」の効果でサポートもできます。攻撃に転じる際にはクロムとエンゲージ状態になることでエンゲージスキル”半身”が発動し、「ルフレのチェインアタック、魔力+10」の効果で魔法武器での攻撃時の火力が大幅にアップします。

 

上記の要素ほどの影響力は大きくないものの、エンゲージ技”ギガサンダーソード”とも相性が良く、飛行職のスタイルボーナスにより「ダメージに体格を加算」します。パンドロ自身の力はそこまで高くないため「物理攻撃力で放つ魔法攻撃」扱いのこのエンゲージ技を使用する機会はそこまでないと思いますが、”必中の削り”ができると割り切れば役に立つ機会があるかもしれません。ただし、エンゲージ技まで活かそうと考えるならば、この技は剣限定であるためグリフォンナイトでの使用武器は”剣”一択です。

 

”パンドロ×グリフォンナイト×クロム”運用はまさに『軍師』のような運用方法となるため、編成や戦闘マップによっては『パンドロの動きが攻略のカギを握る』ことになるかもしれません。

 

 

(2)ボウナイト運用

 

 

兵種

ボウナイト(剣:C、弓:A)

兵種スキル

【狙撃】

移動せずに自分から攻撃した時命中+40

 

使用武器

いかづちの剣(シグルド or ミカヤ刻印推奨)

光の弓(強化推奨、威力強化系刻印検討)

 

その他自由枠(勇者の弓など)

 

ミカヤとシンクロ時、各種杖

紋章士

ミカヤ、クロム(DLC

セリカ、エイリーク、カミラ(DLC

③ シグルド、ベレト、ヴェロニカ(DLC

 

継承スキル

紋章士

必要SP

効果・備考

再移動

(推奨)

シグルド

1000

行動後、2マス移動できる

※シグルド装備時は不要

デュアルサポート

ルキナ

2000

隣接する味方との支援レベルが高いほど回避がアップする(最大+90)

ルキナ装備時は不要

竜呪

カムイ

2000

自分から攻撃した時、戦闘後相手の全基本能力-4

(効果は1ターンに1ずつ回復)

※カムイ装備時は不要

速さの吸収

 

リン

2000

自分から攻撃して敵を倒すごとに速さ+2

(最大+10、戦闘マップ終了まで)

※リン装備時は不要

七色の叫び+

 

DLC

クロム/ルフレ

2000

自分の周囲2マスにいる味方の7つの基本能力を1ターンの間+3する「応援」コマンドが使用できる。

※クロム/ルフレ装備時は不要

慧眼+

DLC

セネリオ

3000

特効のダメージを与えた時、ダメージ+7

 

以下の表にパンドロをボウナイトで運用する際の成長率、ステータス変化をまとめます。

 

 

成長率

ステータス

個人

成長率

ボウナイト

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

上限値

兵種

兵種+個人

HP

60

10

70

40

47

54

68

5

10

15

11

13

14

35

魔力

30

0

30

11

14

17

25

45

20

65

23

30

36

45

速さ

45

20

65

22

29

35

36

守備

15

0

15

8

10

11

21

魔防

55

15

70

20

27

32

32

幸運

30

15

45

14

19

23

32

体格

15

0

15

9

11

12

14

合計

300

90

390

118

153

180

240

(ステータスの”合計”は、HPを除いた数値の合計)

 

個人的に注目している運用方法であり、現在プレイ中の『誕生月ユニット強制出撃縛りプレイ』で実際に運用している型となります。

 

先日投稿した『なぜラピスの魔力成長率は20%なのか?』と言う記事(URL:https://n-goemon.hatenablog.com/entry/2024/01/16/235331)の中でも触れていますが、敵の飛行兵をどう処理するかが攻略の上で一つのカギとなります。そこで、今作の弓の中で最高威力の”光の弓”を扱えるユニットは重要な役割を担うことになります。

 

”光の弓”使いとして有名なユニットにフォガートがいます(記事URL:。実際にステータス変化を見てみると、内部Lv.40までならば”パンドロ×ボウナイト”と”フォガート×クピードー”の両者は力・守備を除けば遜色ないスペックを持っています。以下の表にパンドロ×ボウナイト”と”フォガート×クピードー”それぞれの運用方法でのステータス変化を内部レベル毎にまとめます。

 

 

内部Lv.20

内部Lv.30

内部Lv.40

上限値

パンドロ

フォガート

パンドロ

フォガート

パンドロ

フォガート

パンドロ

フォガート

HP

40

37

47

44

54

51

68

67

11

14

13

17

14

21

35

34

魔力

11

10

14

13

17

15

25

27

23

19

30

24

36

29

45

33

速さ

22

21

29

29

35

36

36

52

守備

8

12

10

15

11

19

21

27

魔防

20

15

27

20

32

25

32

32

幸運

14

10

19

12

23

14

32

33

体格

9

9

11

10

12

11

14

16

合計

118

110

153

140

180

170

240

254

(”合計”はHPを除いた合計値)

 

”光の弓”は『威力:19、命中:75、重さ:12』であるため、魔力・技・体格の高さが重要となります。フォガートは体格・速さ上限値が高いため、終章で速さ44のグリフォンナイトに対して自力で追撃を狙える数少ないユニットですが、それに対してパンドロは速さ上限は負けるものの、魔力の伸びと個人スキルを含めた命中に優れておりため、たとえ追撃を取れずとも敵の飛行兵を一撃で倒しやすいと言えます。ただ、両者とも支援効果の相性が良いため、2人同時に採用し、パンドロは魔法攻撃特化、フォガートは”銀の弓”や”銀の剣”も活用した両刀運用といった使い分ける方法もアリだと思います。

 

”パンドロ×ボウナイト”運用における紋章士の組み合わせとして、個人的にはミカヤの適性が高いと考えます。ミカヤの外伝をクリア後絆レベルを上げていくと、”杖使い++”スキルの効果で「レベルAまでの杖を使用可能になる」ため、魔法武器での攻撃が通りにくい場合などに遊びのターンが無くなるため便利です。また、エンゲージ武器”セイニー”が非常に強力で、「威力:11、命中:100、重さ:6、射程:1-2、騎馬・重装特効」という性能であることから、”慧眼+”スキルと自力で使用可能な”光の弓”を組み合わせることで『騎馬・重装・飛行』の3種に対して特効武器を使用可能になります。この構成はフォガートとの組み合わせでも実現可能ですが、個人的にフォガートはシンクロ補正も含めるとエイリークとの組み合わせをお勧めします。

 

 

【4】総括

 

 

今回の記事ではパンドロの運用方法についてまとめました。FEエンゲージの周回をしつつ考察を練っている間にふと思いついた”ボウナイト”運用でしたが、整理してみるとフォガートに匹敵する強さを秘めていることに気づいて驚愕しました。育成コストが最も少ないのはセイジ運用であり、それだけでも十分すぎるほど強いのですが、グリフォンナイトやボウナイト運用も非常に面白かったので、もし興味が湧いた方はぜひ参考にしていただければと思います。

 

 

今回の記事は以上となります。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

また次の記事でお会いしましょう。

 

2024年1月18日(木)

ネギ侍